4年ぶりの海外:やっぱり旅は開放!
4年ぶりの海外旅行。今回はIRONMANというトライアスロンが3月頭にあるので、少し早めに入国して少し楽しむ。
ここ数年国内旅行に慣れていたし、満たされていたので、少し面倒に感じていた部分もある。成田までいかなきゃいけないこと、フライトの長さ、ビザ、通貨、為替、旅の下調べ。ふらっと感覚で旅をする自分にとっては随分事前準備が必要で少し面倒に感じていた部分も多い。
だけど、出発してから24時間で感じることは、やっぱり海外は別格。
全く違う空気、土地、モノの作り、色使い、ファッション、匂い、値段、感覚、価値観。そこにただいるだけで違いをビンビン感じて脳と心が刺激を受ける。こんなに大きな差があるんだな。
日本でも多様だな、とはいつも思っているんだけど、海外に出た途端にそも多様性は一括りに「Japanese」と認識される。そしてそれ以上大きな幅の多様性に出会う。おお、違う人種、土地、価値観。日本人はそれに比べて一般的にこうだな、と一括りにできる。普段の自分の世界から一歩外に出て俯瞰してみれている感じが面白く新鮮。
旅が始まって最初の24時間で驚くほどの多様な出会いが続いている。
普段出会わない、話さない人とちゃんと話す機会が幾度と訪れている。
物理的に移動をしていて、普段の動線にいない人と会う機会があるということは確かなのだけど、でも、それにしてもこんな人と出会う?という出会いが重なっている気がしている。
これは一体?
ニュージーランド?海外旅行だから?
あおれもあると思うけど、何よりも
自分の在り方に変化が起きているのだと思う。
海外にいる自分は思いっきりUnleash(開放)されている。
自分がオープンになり、好奇心全開で人に近づき、思いつくがままに質問したり、切り込んでいったり。初めて会う人、もう二度と会わないかもしれないと思う人だからなのかもしれない。英語だからかもしれない。
いずれにせよ、普段の自分とはやっぱり開放度が違い、その結果が明らかに違う。この24時間で出会うことができた7人の面白い人。
その素晴らしい出会いをここで紹介したいと思う。
成田への乗合タクシーで人生の目的、仕事の面白さを聞く
成田への乗り合いタクシーnearme。感じの良さそうな人が仕事をしながら乗っていた。出張に行くそうで、忙しそうだけど話し始めたら成田までみっちりお互いのことを話す時間になった。生い立ち、海外と日本で育った文化の違い、家族。何より、医療関係の仕事に対する情熱と想いがこんなに聞けたことに感動した。人の健康を通して世界を変えるミッションというミッションを毎日楽しんで仕事をしているという。こんな震える話を成田に行く前に共有してもらえるとは。
飛行機の隣の席の彼女はまさかの・・・
ちょっと困っている様子に声をかけたくなるような彼女は話してみると何だか自然と溶け合えるある感じ。ずっと前から知っている友人のよう。仕事は?の話で恐る恐る、コーチングって知ってる?と言ってみると驚きの表情。なんと、一緒のコーチだった!ああ、わかるぅ〜!と共鳴しまくって10時間のフライトこの人と出会うためにあったんだ、と思える時間でした。フラダンスの先生でありながらコーチングや真理を扱う彼女は今回はかを学びに友人ときているという。ちょっとした手違いで仲間と離れた席になってしまったが、こんな巡り合わせがあったとは。
夢のニュージーランド登山旅へ!まずは入国審査
ニュージーランドは入国に関して厳しくて有名でとにかく長かった。9時入り、12時出ぐらいの列で時間もあったし、隣で並んでたアウトドア仕様の日本人旅人に話しかけてみた。話してみると、これから3週間の夢のニュージーランド登山に行くところだった。しかもお仕事は山岳カメラマン。彼にとっては夢に向かう大切なキラキラした時間だったんだろうな。並びながらかれの夢を一緒に味わわせてもらった気になりました。関税で引っかかって乗り換えには間に合わなかったようだけど、これからの彼の旅と写真が楽しみです。
ブラジルから父親に会いに、サングラス店員
オークランドでテキパキセールスとしてくれた店員さん。サングラスを買うものの10〜15分の間で彼の本当に大切な話を聞かせてくれた。父親に初めて会うためブラジルから来たという。照れ臭そうにそれを語る彼の勇気と決断に感動し、最大限の応援をした。この後は日本に住むことが夢なんだとか。
この年でバスタダ乗り・・・優しいニュージーランドのバスの運転手
目的地に向かうウーバーの値段があまりにも高く($200!)バス少しでも近づこうとバスに乗ろうとしたら、バスカード制で現金NG。え、でも、という表情をしていると、いいよ、乗って。荷物ここに置いて。このチケット持って。とバスを停めてケアするをしてくれた優しさ。終点までの1時間乗り続けた私に大丈夫?と声をかけてくれて見送ってくれた。
スリランカからニュージーランドにきたシェフUberドライバー
バスから降りたらまたUberをトライ。だけど実は宿は2月に台風で多大な被害を受けた場所にあり、崖崩れにより道路閉鎖があちこちにありかなり遠まりルートになっていた。Uberの運転手はなぜこのタイミングで行くのか、下調べをちゃんとしなさいと説教はされたけど、逆に長旅で1時間も話す時間があって彼の生い立ち、母国に対するプライド、シェフであること、将来の夢、家族のこと、色々と話してくれた。1時間経った頃には奥さんに電話して夕食に招いていいかを聞いてくれていた。コロナで延期になっていた日本の旅を今年実現するそうで、日本で彼の家族に出会えるのが楽しみなった。
セールボートで世界一周するスコットランド人夫婦
最後は宿に着いて出会ったスコットランド人夫婦。なんとヨットでこれまで1年半、これから1年半世界一周をしているという。これから4週間はニュージーランドの陸の旅。どうやったら三年間旅をすることになったのか?どうやって仲よさを保っているのか?ヨットの生活は?など色々聞いて感心してたけど、本人たちは、旅をして出会う人たちが宝物だという。びっくりするような生き方をしている人たちがいっぱいいるんだよ!というけど、あなたたちがね!と思いました。その謙虚さも普通な感じお愛らしく、いつか私もこうなりたいな、という理想像でした。
24時間でこれだけの人と出会い、人生について聞かせてもらった。
それぞれの人がそれぞれの人生を一生懸命生きている。
多様な人生があり、それぞれの目的のために歩んでいる。
それを引き寄せてくれるパワーが旅をしている私にはあるだと思う。
旅はだから楽しい。
自分を思いっきり開放してくれる。
そしてそのことにより、どんどんいろんなものが引き寄せられる。
旅をしている自分が自分の中で一番好きだ。
自分の持っているものを最大限に発揮できている。
自分150%。
こんな自分で毎日いれたらどうなんだろう?
自分の強みを毎日発揮できたとしたらどんな世界や仕事が広がるんだろう。
もっとこの自分を毎日に取り入れたい。