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別々に過ごした結婚記念日

5月8日ゴーヤの日は結婚記念日。入籍してから5年、一緒に暮らし始めて9年。でもすでに20年ぐらい一緒にいるような気持ちです。

何もないご夫婦なんていないと思うけど、

夫が格闘家だった時代は本当に大変でした。でも その分

普通なら体験できないようなことや

向き合わざる得ない学びもたくさんありました。 

 
思い出の1ページを自分目線で思い出すと

タイトルマッチの試合に負けて 

 

帰りの電車の中で。

気持ち悪いと夫がうずくまり動けなくなり

最寄駅の一つ手前で慌てて降りてタクシーでやっとこさ帰り。

その時、娘はまだ1歳半。

 
顔面が腫れだして吐き気も出始めて 
うずくまる夫。 

 
頭でも打って脳内出血のようになってしまったのではないかと

とても不安になって。 


冷静に
どうしたらいいのかと考えながら。


 

『眼窩底骨折(がんかていこっせつ)だろう』と本人が言うので 

(同じように反対の目を眼窩底骨折させ手術の経験があるので)

 
夜中に、眼科の救急を探し

東京町田市の自宅から横浜の桜木町の夜間救急へ

夫と、寝ている娘を連れて車を飛ばして。 

目は診れないとのことで

そこから『みなと赤十字病院』へ救急搬送したいただき。

 
若いお医者さん同士、治療方法をいろいろ相談されており。

様々な検査をしたのち、腫れが引かないので処置をすることもできず  
 


病室で様子を見ることに。


試合の結果に悔しがり『くそー』とぼやきなかまら片目を覆い、朦朧とする夫

 
真夜中の病室で、 


その横で寝ている娘を抱っこし
私は時間がすぎるのを待ちました。 


とにかく…いろいろなことが  
とても不安だったことを覚えている。

 
子どもが小さく私は思うように動けない。

 
こうなる可能性があることはわかっていたものの。

それでも不安の渦に飲まれそうだった

 
夫の体に何かあるかもしれない…ということは

こんなにも心細いことなんだと感じた。

そのあと数日後にいただいた紹介状を持って

自宅から比較的近い昭和大学病院で手術をすることとなり

治らないケガではないけれど

当時は 
たくさん応援してくれる人がいるにも関わらず

自分の心細い気持ちを吐露することができなくて

一人で抱え込んでしまっていたなと思う。 

 

今は、東京、久米島と離れて過ごしていて

 
昨年と今年の結婚記念日は別々でのお祝いになったけど

お互いが元気に笑っていることが何より

幸せなことだなって思います。 


今日の想いを残しておこうとブログに書きました。

お読みいただきありがとうございました

南の島より愛をこめて 





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