離職率とか定着率とかをkrewDataとkrewDashboardで可視化したらとてもGo(o)dです
福島県の物流企業でkintoneを使った業務改善をしております山崎です。夫婦で2代目アトツギ予定です🙌
今日は、メシウスさんに、聞いたことない事例と言われてレアかもと思ってちょっとうれしかった(なんでや)やつを調子に乗って記事にしてみます。
やりたいこと
社員の在籍状況を集計して推移表を作る(雇用形態別、所属別等)
退職者の内訳を分析する(入社してどのくらいで辞めてしまうのか等)
ハローワークとかに出す数字をいつでも取得できるようにする
以前から、離職率とか定着率とかそういう数字を定期的にきちんと把握して、改善したいと思っていました。社員数は400名ほど、所属は20拠点ほどの規模ですが、定期的に集計して推移表を作るというのはなかなか手間でした。
kintoneの基本機能の定期レポートでやってた
ある時点の集計値を連続してためて、その推移表を作るには、kintoneでは、定期レポートっていう機能があります。弊kintoneには「スタッフマスタ」アプリがあり、その入退社日などに対して定期レポートしていたんですが、
基本のグラフ機能なので、集計軸の数が限られる
年齢だの勤続年数だの、集計時点で計算が入るものはできない
設定した集計時点でデータが確実に正しく入っていないといけないので、退社日の事後確定とかあるとズレちゃう
というわけで、全体在籍数推移くらいはとれてたけど、結局必要なときにそこそこ面倒くさいExcelを作っていました。定期レポート自体は便利な機能なんですけども。
krewDataでスナップショットを出力
ある時点の入社日、退社日を「スタッフマスタ」から抽出 ➡ 「雇用集計」アプリに出力します。
ここで工夫したポイントはkrew上で計算しないことです。今月の入社は何人という合計計算(COUNTIF関数みたいなこと)はせず、集計対象期間(日・月)に、いるのか?いないのか?どっちなんだいっ!?というフラグを立てまくる、ということをしています。
更に、性別、所属、雇用形態、障がい者雇用などのフィールドも「スタッフマスタ」アプリからひっぱってきて、実行します。(スケジュール3なので手動!!)
krewDashboardで可視化
Data上で合計計算はしていないので、出力先の「雇用集計」アプリのDashboard上にて、お好みの軸で集計ができるという具合になっております。スライサーをぽちぽちするだけでフィルタかけられるのが便利すぎる。
改めて見てみると、辞めてしまう人は入社して2年未満の方がほとんどで、更に1年未満を見てみると、最初の0~2か月でやめてしまう人が多いことがわかりました。派遣さんなどの短期契約の方かなと思ったんですが、そうでもないこともわかりました。
また、年齢や性別はあまり関係なさそうで、所属拠点別でも特に目立った差はありませんでした。
なんかうっすら原因のひとつが見えた気がします👀
データを眺められる状態にしておくとGo(o)d
人事や総務の仕事って、在籍数とか雇用形態比だとかを求められる場面がちょくちょくあるわけですが、それが誰でもDashboard見に行くだけでほしい数字がとれるようになりました。しかも正確~💯
来年度の「高年齢者及び障害者雇用状況報告書」の提出がシュシュっとできそうで、たのしみですね。
と、時短&正確さUPしたわけですが、それだけじゃなく、このようにデータを眺められるようにしておくことは、新たな問題の発見や、改善アイデアにつながりますよね!
まずは入社前・直後のフォローだ
辞めてしまう理由についてはそれぞれに異なりますし、会社側にも様々な原因があったと思います。急激に待遇や環境をよくすることは難しいけども、この最初の0~2か月、ここにも課題がありそうです。
働きやすい職場を作るぞ🏋️数値でも結果を出す!
GoodなのGodなのと思った方はこちらをどうぞ( ´・ω・)_♪スッ