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画家になるまでの人生を10年前から振り返る



愛知県のおこしもの作り

おおよそ10年前からの自分を掘り起こしてみようと思った。
そして見つけた画像がこちら。

グラフィックデザイナーとして働いていたので
残っている画像がある程度デザインされたものが多いという稀有な状態でした。

『おこしもの』(私は『おこしもん』と呼んでいる)は、
愛知もしくは東海地方の伝統のお菓子です。

米粉をお湯で溶いて
木型に入れて色をつけ、
蒸し器で蒸して砂糖醤油で食べます。



我が家は珍しくこの色をつける工程で
色付きの米団子を作り、模様を作りますが
ほとんどの場合は水で溶いた色粉(食紅)で模様を描きます。


猫がちゃっかりボウルの水を飲んでいる。猫の名前はトヨタ。


東海地方では桃の節句の頃にスーパーなどで
プラ容器に入ったおこしものをみかけることがあります。
母の言い伝えなので正しいか分かりませんが
桃の節句の時期に女性が作るお菓子と聞いています。
でも昨年は甥っ子にも作らせてしまったので
男女がどうとかもうコンプラ重視的多様性でいいのではと個人的には思います。


毒々しい!

色粉(食紅)は昔は赤、黄、緑しかなかったので
発光ダイオードのように青色が誕生したのはごく最近です。
最近と言ってもすでに15年くらいは前のような感じなのですが
長らく赤、黄、緑しかなかったので
青色が登場してから色の幅が無限大になりました。
混ぜたらどんな色でも作れるっていうのはある種の革命でした。

お店で売られているおこしものは基本
こんなにカラフルなものはないかと思います。(多分だけど)
もっとシンプルな筆でささっと描いたような模様のものが多いです。
気になった方はぜひ!検索してみてください。
ふふ、身内文化が知られるのは喜びです。

ちなみにこの木型が意外とお高いです。
随分前におこしものを作る会を催したところ
会が終了した後に木型が何枚か盗まれてしまい
先祖代々受け継いできた木型の多くを無くしてしまいました。(返して欲しい)

ま!そんなこんなは置いといて
Happy Holidays!


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