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カウナス 杉原記念館訪れてみました。
今年10月にリトアニア、カウナスにある杉原記念館を訪れました!
その雑記です。
杉原記念館
開館時間
平日10:00~17:00
土、日曜日 11:00~16:00 (11~4月は11:00~15:00)
5月~10月まではオンシーズン。
平日と土日の開館時間が違う。
この認識で、その日は土曜日でしたので、ネットで情報を探し、10月の土曜日は開いてる、よし!大丈夫だと安心して現地へ向かいました。
しかし、その結果、職員の方もいない、玄関も閉まっているという情況で中に入れませんでした。
「予約が必要みたいなんです」
私が記念館に到着した際、その直前に来館されてお帰りになられる方が親切に教えてくださいました。
入り口にも、
事前に予約必要。
5名以上のグループに限り来館可能
といった張り紙が。
職員さんはもう帰ってしまったとのことで、
その場でなんとか入館できないかメールをお送りしたのですが、
返事が返ってきたのは翌日・・・。
なので、訪問する方は公式サイトの電話、もしくはメールにて早めにご連絡しておいたほうがいいです!
杉原記念館公式サイト
https://www.sugiharahouse.com/ja
改装工事に伴い、事前にご予約をいただいた5名以上のグループに限りご来館いただけます
予約必要。。。
他のサイトかブログでも予約の記事をちらっと見ていたような・・・記憶が蘇りました。
なんで忘れたのか。なぜにスルーしたのか。。。
カウナスは旅程でも終わりのほうに組み込んでいたため、
しかも今回、およそ5年ぶりの渡航(ホテル名とかなんかいろいろシステム変わってたりする💦)フィンランドからフェリーと高速バスでの南下、その間にお仕事先の方との打ち合わせ、英語が通じない場所、交通機関の細かい手違い、体力的ストレス、頭の中いっぱいいっぱいだったことも言い訳させてください。
しかし、5人以上来ないと入れないよ!ってハードル高くないですか・・・
人件費の関係もあるのかな。
5人分の料金を払わせていただくとか、何か方法があればいいですねー。
時期によって変更があるかもしれないので、訪問予定の方は公式サイトの事前確認を。
ぜひ!
ちなみに「入れないのか・・」と記念館の前で佇んでいたら、お散歩中らしき方々にお声をかけていただいて、記念館に電話かけてくださったり、たいへん親切にしていただきました。もう、リトアニア大好き!
本当にありがとうございました。
リトアニアの政治家の方も偶然いらっしゃって「他にも彼に縁のある地はあるから!」と励ましてもらいました。
記念館への入館を諦めて少し歩くと、左手に階段が。降りると大きな公園。
ここもまた素敵なんですよ✨
時間があったらここでまったりとくつろぎチルタイムしたい。。
![](https://assets.st-note.com/img/1732689418-DaeWru80o9iNR5phIJH7ZSlE.jpg?width=1200)
また先に歩いていきますと新市街へ。
きれいに整備された歩行者天国が。
長さ1.6kmと続く新市街の街並。
銀座の歩行者天国のような、でも、道が広くて高い建物があまりないので
もっとゆったりとした感じです。天気も良く、歩くの気持ちいいです!
その先に旧市街があり、更にその先に観光地のカウナス城があるのですが、どこを歩くのにも青空が大きく開いていて爽やかな景色。
歩きやすいですし、洗練されてます。
![](https://assets.st-note.com/img/1732689616-edh64VBsfgDyJ8vaSGUCclOb.jpg?width=1200)
お城の近くではウェディング写真を撮影されてる方が。土曜日というのはこういう素敵な場面に出会えるんですね✨ここでの記念写真なんて景色最高なのでいいですねー!
カウナスはかつてリトアニアの首都。
ヘルシンキにもウィーンにも感じるけど、
ほんと、自然を感じられながらも、ほどよい大きさの都会。
住みやすそう。
ゴミも全然落ちてないです。
日本よりきれいかも。
いや、ほんと、住みたいかも。。
歩行者天国左右にはレストランやお店、小さいスーパーもあり、中央のベンチでピロシキみたいなパンで昼食中、散歩中のワンちゃんから「こんにちは!」と挨拶されてほっこりしたり。
でも、タバコの街歩きがOKのようで、日本と違ってタバコ吸われてる方に遭遇することも多いです。ここはまあ、慣れです!
海外では自国との違いを楽しむのも乙。
杉原さんが領事館を去る際に滞在していたホテル メトロポリスへ向かう途中で、大きなショッピングセンターが建設中なのを発見。
できたら今後、便利になりそう。
そういえば、ホテルの中を少し見学させていただこうと入り口に入ったら、チアリーダー風衣装の女の子たちが数人急いで出て行ったのですが、なにか大会でもあったのかな。
![](https://assets.st-note.com/img/1732689825-82XVRAb0YWGKg5tDhpCTdUJP.jpg?width=1200)
みなさんにご親切にしていただいたのもありますが、
今回、このカウナスという街、私はかなり気に入ってしまいました。
入館できなかったのも何かのご縁。また行きます。
別の記事で、私がここの地で一番訪れたかったカウナス駅のことを書きます。
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杉原千畝さん。
第二次大戦中にカウナスの日本領事館に赴任された外交官の方。
ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人の方々にヴィザを発給。
ヒトラーの追っ手から逃れるためにはまずヨーロッパを脱出しないといけないのに、どこの大使館もドイツ支配下に置かれ彼らに助けの手を差し伸べることができません。
彼らがたどり着いたのが日本領事館の杉原さんの元でした。
まさに最後の砦です。
ヴィザという、紙一枚で助かるかどうか運命が決まるのです。
当時の日本政府は国際情勢的にも国内の状況的にも
ヴィザの発給を認める立ち位置になく、
しかし、捕らえられたら最後、強制収容所へ連行される方々のために
杉原さんはヴィザの発給を決意。
同時期にソ連軍がリトアニアを統治したため、この日本領事館も閉鎖が決まり、杉原さんとその一家はこの地を離れることになりますが、
領事館を出られる日まで、また、その後滞在中のホテルや駅でヴィザを書き続けたと言われています。
彼らはそのヴィザを持ち、日本へと出国、
その後、主にアメリカやカナダなどに旅立って行ったということです。
その数、2139枚。
6000人の命を救ったと言われています。
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