WBC映画「憧れを超えた侍たち」を観て
野球にも興味がない。
テレビもあまり見ない私が2023年3月テレビに釘付けになった。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)
4年に1度、野球の世界一を決める大会だ。
私はWBCのドキュメンタリー映画が上映されるということで、あの感動をもう一度見たかった。
憧れを超えた侍たち 世界一への記録
映画は、出場選手が決まる前のミーティングの様子から始まった。
私自身、印象に残っているのはマイアミに渡ってからの試合だった。
メキシコ戦、アメリカ戦
映像に流れてきたのは、テレビで観るより迫力があり、熱狂的で、ものすごくアウェイな空気が流れていた。
投手陣は、ゲーム展開を思い通りにできない責任と重圧。
なかなか周りの期待に応えられなくて悩む選手。
そんな苦しい場面で頼りになる日本のエース、
大谷翔平選手。
野球の歴史をどんどん塗り替える野球への情熱。
メジャーリーガーとしてのチームの役割。
ゲーム展開を変えたのも大谷選手だった。
何が何でも塁に出る。
日本が勝つためなら全てのプライドは捨てることができると語っていた。
土壇場の後がない状況でのパフォーマンス。
本当に塁に出た。
ヘルメットを外し必死で駆け抜け、雄叫びする姿に震えた。
アメリカ人顔負けの感情の出し方に涙が溢れてきた。
WBCを観たとき感じたことが脳裏によぎる。
今まで私は、ここまで自分の仕事とは言わず
何かに夢中に真剣になったことがあるだろうか。
自分の仕事に全てを賭ける姿が、かっこよかった。野球選手としてでなく、1人の人間としての人生観、生き様が伝わってきた。
私はどうなんだ?
自分で選んだ仕事のはずだったのに...
好きで選んだSNS発信だったのに
自分の思い通りにならない苦しさに自己否定をしてみたり、周囲を羨ましがり自分の道を失ったりする。
大谷翔平選手は映画の中で、どんなに苦しい状況でも、仲間を信じてゲームすることを楽しんでいた。
諦めない粘り強さと、仲間を信じる輪のつながりを大切にする大和魂。
メジャーリーガーとしての世界に通用するアメリカ人顔負けの技術とメンタリティ。
それは全て競争心というより、野球を好きな気持ちと、日々の練習の中で、食事や睡眠などのライフスタイルから、野球を上手になりたいという強い気持ちからだ。
WBCを観て、そして映画で裏側をみて
現状の不満ばかりに目を向けているのではなく
今の自分の役割を、上手くいかないからと諦めるのではなく、試行錯誤して粘り強く目標を達成したいと感じた。
WBCの侍ジャパンは、日本が誇るドリームチームだ。
野球を通じて、私に錆びた心に前に進む情熱の炎を灯してくれた。
もう一度、必ず観に行きたい。
1回目より、2回目はまた違うものを感じられる気がするから。
ありがとう侍ジャパン!!