國學院大學辻ゼミ×比企起業大学の交流ワークショップに参加しました
2024年3月16日(土)、比企起業大学大学院7期生の活動報告会(第一部)の後は、ランチ交流会(第二部)、國學院大學辻ゼミ×比企起業大学の交流ワークショップ(第三部)に参加しました。
ランチ交流会
第二部のランチ交流会では、席は予め決まっており、私は佐藤さん(比企大23秋生)と辻ゼミの学生TさんとKさんとご一緒させていただきました。大学生とランチするなんて滅多にない機会。知らない言葉も出てきて、ついていけてなかったけど、教えてもらいました。覚えた言葉の一つは「脳筋(のうきん)」です(笑)
佐藤さんとは、リアルでは初めまして。元教員(専門は英語)、教育委員会への異動を経て退職され、現在はミニ起業家として活動されています。キャリアコンサルタントに興味を持ってくださって、教育分野でのキャリアコンサルタントの必要性について語れて嬉しかったです。
國學院大學辻ゼミ
私は初めて参加させていただきましたが、比企起業大学と辻ゼミとのワークショップは昨年も開催されていました。↓
「辻ゼミ」は、國學院大學経済学部経営学科の学生が所属する人材開発や組織開発を専門とするゼミです。担当教諭の辻先生のご専門は、人的資源開発、組織開発、ジャーナリズム、とあります(國學院大學の「研究者基本情報」より)。私の興味関心や活動領域とも近しく、大学生のうちから人材開発や組織開発を学べることを羨ましく思いました。私がそれらの領域を知ったのは、大学卒業後だいぶ後になってからのこと・・。
辻ゼミ×比企起業大学の交流ワークショップ
ワークショップは、辻ゼミの学生3名が主体となって進めてくださいました。約2時間のワークショップは、構成、ファシリテーションともに素晴らしかったです!
・アイスブレイク(世代の壁を越えた共通点探し)
・情報提供(Will・Can・Mustの軸)
・グループワーク①(学生から起業家への質問)
・情報提供(Z世代が選ぶトレンドランキング)
・グループワーク②(起業家から学生への質問)
・グループ発表
起業家にとっても学生にとってもWin-Winな時間となるよう設計されており、進行はゼミ生が主体的に担ってくださって、楽しく参加させていただきました。流れるような進行は本当に素晴らしかったです。ファシリテーターの3名はじめ辻ゼミのみなさま、ありがとうございました。
辻ゼミのTさん、Kさん
同じグループだったTさん、Kさんとはランチの時からお話させていただきましたが、お2人とも聴き上手・気配り上手で、助けてもらいっぱなしでした。
第一部の活動報告会の質疑応答の時間に、Tさんが「計画的偶発性理論」(クランボルツ)を引用されていたので、グループワーク①では、私のキャリアが人との出会いや偶然の出来事によって形作られていることを軸にお話させていただきました。また、結婚や出産等の人生の転機に伴う悩みやキャリアチェンジの決断なども出来る限りシェアしました。お2人とお話したことで、私の人生は「30代前半までは安定重視」「30代後半からが冒険のはじまり」と意味づけすることができました。一人のサンプルとして、こういう人生もあるのだな、と思っていただけたら幸いです。
グループワーク②では、お2人から「MTBI診断」「BeReal」「TYC(友達がやってるカフェ)」がなぜZ世代の間でトレンドになっているのかを教えていただきました。参考になる視点をいただけたので、シェアします。
・MTBI診断:自分が周囲からどう見られているのか知りたい気持ちがある
・BeReal:画像の「加工疲れ」やSNSの「いいね疲れ」を感じている
・TYC:顧客のニーズの変化を捉えた斬新なサービスが生まれている
Tさん、Kさん、ありがとうございました!
辻先生からの言葉
最後に、辻先生からのお言葉を残させていただきます。
・大学内でおさまらず、どんどん外に飛び出してほしい
・起業を身近に捉えてほしい
・今後就職して会社に入ったとしても、副業というやり方もある
・色々な引き出しを持ってほしい
・いい大人たちを知ってほしい
自分の学生時代を思い出すに、将来を数少ない選択肢から選んでいたなあと思います。挑戦できるようになったのは、卒業してずっと後になってから。自分の人生全てを後悔しているわけではないですが、「飛び出すきっかけ」が人生のもう少し早い時期にあったら違っていたのかな、とも思います。一人で飛び出すのはとても勇気がいることなので、師や仲間の存在は重要です。
辻ゼミとの交流から一夜明けて思うこと
「Z世代」と一括りにされたとて、将来に対する不安は私たちの頃と変わらずに付きまとうものだと思います。主体的で優秀な辻ゼミのみなさんだって、きっとそうですよね。
励ましになるか分かりませんが、40代の私にも40代なりの将来に対する不安があります。それでも不安に押しつぶされることなく、ほどほどに楽しく日々を送れているのはなぜか?辻ゼミでのばしたい3つの力、「表現力」「主体性」「自律性」に当てはめてふり返ってみます。
①表現力
ありのままの自分を表現できる場を持つこと。
②主体性
困った時ほど「察してちゃん」にならず、自分から人に頼ること。
③自律性
自分の役割に責任を持つこと。
3つの力、どれも大切なものですね。上記は私の例ですが、こうして自分の言葉に落とし込んで整理してみると、自分だけの指針になります。辻ゼミのみなさんが今後のキャリアを自分らしく、主体的に、自律して送れるようエールを送ります!
辻ゼミのみなさま、比企起業大学事務局のみなさま、貴重な機会をありがとうございました。