自己の二面性
先日、とあるwork shopに参加した際のわたしはどこからともなく社交性バツグン!モードが自然発生して初対面の人にもこれから皆んなでご飯行きましょう!なんて誘ってしまう始末だった。その日のわたしは生きるのが格別に上手いな、と感心していた。
しかし今朝は一変、わたしはゼンマイ式アヒル玩具とそっくりだ、と思いながら電車に乗っていた。少しサビついた感じではあるがボディにはチョッキの絵が描かれ、頭にはちょこんとハットが乗っている洒落っ気があるやつ。けれど目は真っ黒で光が入っていないアヒルのイメージ。このアヒルはゼンマイを回すと、ぎこちなさげに小股で少し体を横に揺らしながら前に進む。そのイメージがまさしくこれ!と言わんばかりに降りてきて、脳裡にこびりついた。
このイメージをどうにか消化したい思いで“clockwork toy duck”と検索にかけるが、理想的なものは見つからなかったので画面を閉じた。しばらくそのイメージと共に電車に揺られ、先日とは大きく異なる自己認識に少し戸惑いつつも、まあ双子座なのでね、と星のせいにすることにした。
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