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学校からの電話

小学校6年生の息子。4月に入ってから時々学校に行きたがらない日があった。ある日仕事の帰り道、小学校の正門の前を通って帰ってると泣いて走りながら帰ってくる息子をみかけた。

どうしたんだろうと心配になり話を聞いたら
キーホルダーのことでからかわれたらしい。。
その話をきてから、息子の様子を気をつけてることにした。

それから数カ月の間学校に行きたがらない日か何度かあり、私には泣いて学校での悔しい出来事や嫌な出来事を話してくれることがあった。
息子は先生には相談してほしくないというので
息子が楽になれるように、息子の気持ちを一番に優先し見守っていた。

昨日息子の体調が(風邪具合)が悪かったのもあり仕事場から電話。息子の声の調子がなんだかおかしい。母「なにかあった?大丈夫?」息子「うん」母「大丈夫?家に帰ってから話聞くね」息子「うん」

帰宅して息子に話を聞く前に学校から不在着信。
担任の先生からのだった。何かあったんだろうな。。息子は不安そうに私の顔を見てた。
「とうした?何かあった?悪いことしたん?」
私は息子に問いかけた。息子は何も言わす私の顔をみながら涙汲んでいた。
先生に電話するよと息子に伝え電話。

息子が学校のガラスを割ったということの報告だった。経緯も話してくれた。

息子がからかいの対象になり、今までつもりつもったものもあり、怒りの矛先が、筆箱になり、筆箱をなげてしまったらガラスにあたって割れてしまったということだった。
私「申しわけありません」先生「謝らないでください。〇〇くん(息子)はどちらかというと被害者です。〇〇くんは悪くないし、故意に割ろうとしたわけでもない」「私が帰りの会の時クラスの子供達を今日は急かしてしまい、まとめることができなかった私が悪いんです。いけないことをしてしまったなと、この歳になって学はせてもらいました。本当に恥ずかしい話ですが。。」とはなされた。

ガラスの弁償についても「私にさせてください」
私が払うというふうに伝えてもそれは聞き入れてくれないくらい強い気持ちで私は説得をされた。
「〇〇くん請求書をわたすことなんて、私はできない。そんなのかわいそうすぎる。これ以上〇〇くんにつらい思いはさせられない」
そんな言葉をきいて私は涙が溢れ出した。
子供のことを大切に思ってくれる先生の思いがとても伝わってきて、1人で抱え込んでた気持ちが軽くなり、安心にかわった。

本来なら割った息子の親(私)がしないといけないのに。。
我が子をせめるわけでもなく、からかった子供をせめるのでもなく、自分自身が、子どもたちをこうさせてしまったという、先生の言葉に涙があふれてきた。

からかった子供、そして息子、そして周りの子供達は、この先生の言葉をどううけとめてたんだろう。

まだ6年生学校生活も前半。修学旅行や卒業式
最後の小学校生活楽しい思い出を残してあげたいなって思う先生の熱い気持ちが伝わってきたことに少し気持ちが軽くなり安心に変わっていった。

「お母さん心配なことがあったらなんでも話してください」最後はそういって話が終わった。

息子と話した。
先生わかってくれてるよ。先生にも助けを求めていいんじゃないかな。って。。








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