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【徹底比較】年間売上7億やってみてわかった、「業務委託」or「正社員」、会社が伸びるのはどっち??

こんにちは!女性起業家育成の専門家、松田リエです。私は、ビジネススキルが何もない子育て中の主婦から、コンテンツ販売のビジネスで年間売上7億の経営者となりました。


私が主宰しているWOC-ウーマンオーナーズクラブ-の受講生さんから最近よく頂く質問があります。


それが、「私のチームは業務委託で回しているのですが、やっぱり社員って雇った方が良いですか?」という、社員雇用に関する質問です。この質問、あなたならどう答えますか?


今回の記事では、この業務委託と社員雇用の違いについて、これまでに33名以上の社員をしてきた私の実体験を伝えて、業務委託と社員のメリットやデメリットや、業務委託と社員の根本的な違いについて、できるだけわかりやすくお伝えします。


  • 業務委託を中心にチームを作っているが、しばらく伸び悩んでいる

  • もっと業務委託に前のめりに頑張ってもらいたいけど、そこまで強くも言えずに、かつ具体的にどう指示して良いかがわからない

  • いずれにせよ自分の力だけで売上を挙げることに限界を感じている

  • 「社員を雇用すると良い」という話は聞いたことがあるけど、具体的に何がメリットなのかがわからない

  • そもそも業務委託と社員の違いもあまりわかっていない


このような方であれば、きっとお役に立てる内容になっていると思います。そんな方がこの記事を読むことで、


  • 業務委託と社員、それぞれのメリット・デメリットがわかる

  • 業務委託を活用してビジネスを大きくする方法がわかる

  • 社員を雇った場合の具体的な働き方がイメージできる

  • 社員雇用で気をつけなければいけない点が理解できる

  • ビジネスの規模に応じて、業務委託と社員をどのように使い分ければ良いのかがわかる


こんなことがわかる内容になっています。一つでも実践して、あなたのビジネスが飛躍することを願っています。


結論、中長期的な視点でみれば社員採用一択


早速ですが、業務委託と社員、あなたはどちらの方が会社が伸びると思いますか?私の考えの結論としては、「短期的に売上を伸ばすなら業務委託でも可能。けれど、中長期的に会社を発展させたいのであれば、社員雇用は必須」だと考えています。


これからその理由や具体的な内容について掘り下げていきますが、この結論はとても重要なポイントなので、しっかりと押さえてください。


業務委託とは?

女性起業家の方々が当たり前のように活用している業務委託ですが、そもそもの考え方としては、「専門家に対価をお支払いして、何かしらの価値を提供してもらう」ことが本質的な業務委託の意味です。


少し難しく聞こえますよね。実際の事例でお話します。


例えば、私が起業したての頃、ブログのデザインが全然できなくて困っていました。そんな時、たまたまネットで検索して見つけたデザイナーさんに「ブログのデザインをお願いしたいのですが、お願いできますか?」と頼んだのが業務委託の始まりでした。その時は本当に助かったんです!


このときのデザイナーさんに提供いただいた価値は、「私自身が作れないブログのデザインをしてもらう」ことであり、その対価として私は制作費用をお支払いしたということになります。


おそらく、多くの女性起業家の皆さんも、金額の大小はあるかと思いますが、このように何かしらの専門家としてお仕事を依頼している業務委託先がいくつかあると思います。


固定費もかからないし、いつでも専門家の力を借りることのできる業務委託先はありがたいですよね。元々主婦からビジネスを始めたというケースも多い私たち女性起業家にとって、この業務委託をいかに活用できるかは、ビジネスを伸ばす上でとても重要なポイントです。


社員ってどういう存在?

一方、社員はどうでしょうか?社員は、あなたの会社の一員です。濃密な時間を過ごす仲間であり、ある意味では家族のような存在と言えるかもしれません。


社員は、会社と雇用契約を結びます。決まった時間に出勤して、会社が指示した仕事をします。給料も毎月決まった金額をもらいます。


そして、業務委託とは違って、「期待した以上の仕事をしてもらえないから、来月から契約解除」ということで気軽に契約を打ち切ることもできません。
そういった意味では、業務委託よりもずっと深い関係性になることが通常です。


私が初めて社員を雇った時のことを今でも覚えています。それまで一人で頑張ってきた会社に、初めて「仲間」ができた感じがしたんです。嬉しかったけど、同時に責任も感じました。この人の生活を支える立場になったんだなって。


業務委託採用のメリット

さて、ここからは業務委託のメリットについて詳しく見ていきましょう。


1.専門性の高い人材を必要な時だけ活用できる

これ、本当に助かります!例えば、私が初めてオンラインセミナーを開催しようとした時のこと。技術的なことが全然分からなくて、頭を抱えていました。


そんな時、Zoomの設定から音声、映像まで全部お任せできる業務委託の方と出会ったんです。その方のおかげで、初めてのセミナーも大成功!専門家の力って本当にすごいなって実感しました。


2.コストを抑えられる

社員を雇うと、給料以外にも社会保険や有給休暇など、様々なコストがかかります。でも業務委託なら、仕事をお願いした分だけ払えばOK。特に、事業が安定していない起業初期には、このコスト面のメリットは大きいんです。


3.柔軟な働き方ができる

業務委託の方は、自分の都合に合わせて仕事ができます。例えば、子育て中のママさんデザイナーさんに、子どもが寝た後の夜間にだけ作業してもらうこともできるんです。これって、働く側にとっても、お願いする側にとっても、Win-Winの関係ですよね。


4.新しいアイデアや視点が入ってくる

違う会社や業界で働いている人たちなので、新鮮なアイデアをもらえることも多いんです。私の場合、マーケティングの業務委託さんから「こんな方法もありますよ」って教えてもらって、売上がグッと伸びたことがありました。外の風を入れるって、本当に大切だなって思います。


5.試行錯誤がしやすい

新しい事業やプロジェクトを始める時、最初から社員を雇うのはリスクが高いですよね。でも業務委託なら、まずは小規模で始めて、うまくいきそうだったら徐々に拡大していける。私も、新規事業を始める時はいつもこの方法で慎重に進めています。


業務委託採用のデメリット

でも、もちろんデメリットもあります。正直に言うと、私も苦労した点がいくつかあるんです。


1.長期的な育成が難しい

業務委託の方は、あくまでも外部の人。だから、会社の価値観や文化を深く理解してもらうのは難しいんです。私も、「もっとうちの会社のやり方で…」って思うことがあっても、なかなか伝えられなくて悩んだことがありました。


2.機密情報の管理が難しい

会社の大切な情報、例えば顧客データなんかを共有する時は本当に慎重になります。業務委託の方は複数の会社と取引していることも多いので、情報漏洩のリスクは常に頭の片隅にありますね。


また、社内のノウハウを共有することにもなるので、情報漏洩のリスクもあります。私たちもつい最近、SNS運用代行を依頼している業務委託の会社が、私たちのSNS運用の実績を何の相談もなく勝手に公開していて、すぐに止めるよう依頼しました(汗)


3.急な仕事の依頼が難しい

「明日までにこれやってください!」なんて、社員だったら(もちろん、無理のない範囲で)お願いできることも、業務委託さんには簡単には頼めません。他の仕事も抱えているかもしれないし、そもそも契約外のことはお願いできないんです。これは本当に歯がゆい思いをすることがあります。


4.チームワークの構築が難しい

オフィスに常駐していないので、日々のコミュニケーションが取りづらいのも難点です。私の会社では、社員同士で自然と生まれる「何かあったら助け合おう」っていう雰囲気が、業務委託さんとの間では作りにくかったです。


5.モチベーション管理が難しい

社員なら「会社の成長=自分の成長」って思ってくれることも多いけど、業務委託さんにそこまで求めるのは難しい。私も「もっと会社のために頑張って欲しい!」って思うことはあるけど、それを直接言うのは難しくて…。


このようなメリットとデメリットのバランスを考えながら、効果的に業務委託を活用していきたいですね。


社員採用のメリット

ここからは、社員採用のメリットについて詳しく見ていきましょう。起業初期の頃は私も業務委託を中心に活用していましたが、ある時点から積極的に社員登用をする方針へと切り替えました。実は、私が会社を大きくできた秘訣は、ここにあるんです。


1.長期的な視点で人材を育成できる

業務委託との最大の違いはここにあります。これ、本当に大きいんです。私の会社でSNS担当をしている25歳の女の子がいるのですが、最初はSNSの専門知識がなかったのに、今ではメキメキと力をつけて頼もしい存在になっています。


これからもっと大きなプロジェクトを任せたいと思っていますし、その子の成長を見守れるのは、経営者冥利に尽きるというか…本当に嬉しいんです。
このような長期的視点に立った人材育成ができるのは、社員ならではの特権です。


2.会社の文化や価値観を共有しやすい

毎日顔を合わせて仕事をするので、自然と会社の空気感が伝わります。私の会社では「食事改善をもっと楽しく 身近に、簡単に」という理念があるんですが、これが社員一人一人の心に根付いていくのを感じると、本当に感動します。


3.柔軟な業務対応が可能

「急にこの仕事が入ったんだけど…」なんて時も、社員なら臨機応変に対応してくれます。実際、自社で特許開発をしたお食事サポートシステムにバグが生じて大きなトラブルになったこともあったのですが、みんなで夜遅くまで頑張ってくれたことがあって。あの時は本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。


4.会社そのものに愛着がわき、モチベーションも上がる

会社の成長=自分の成長って思ってくれる社員が増えると、会社全体の雰囲気が変わります。私の会社でも、社員が自主的に勉強会を開いたり、新しいアイデアを提案してくれたり。そういう姿を見ると、経営者として本当に幸せな気持ちになります。


5.安定した業務遂行が可能

毎日同じメンバーで仕事をするので、お互いの強みや弱みが分かります。そうすると、自然とカバーし合える関係になるんです。私が妊娠中で動けなかった時も、社員たちが見事にフォローしてくれて。あの時は本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。


社員採用のデメリット

でも、もちろん社員採用にもデメリットはあります。正直、私も最初は戸惑うことが多かったんです。


1.固定費が高くなる

給料だけでなく、社会保険や有給休暇など、様々なコストがかかります。私も最初は「この固定費、大丈夫かな…」って不安で夜も眠れないことがありました。


2.解雇が難しい

いったん雇用すると、簡単には解雇できません。私も、パフォーマンスが思わしくない社員への対応で悩んだことがあります。でも、そういう時こそ、どうすればその人の良さを引き出せるか、真剣に考えるようになりました。


3.人材のミスマッチ

採用時には良さそうに見えても、実際に働いてみると会社に合わないこともあります。私も「この人、思っていたのと違う…」ってガッカリしたことがあります。でも、そういう経験も採用のスキルアップにつながったんだなって今は思います。


4.教育にコストと時間がかかる

特に未経験者を採用した場合、一人前になるまでには時間がかかります。私も最初は「早く戦力になって欲しい!」って焦ることもありました。でも、その過程も大切な投資だって考え方に変わりました。


5.労務管理の負担が大きい

労働時間の管理や、メンタルヘルスケアなど、経営者の責任は重大です。私も最初は「こんなに気を使わないといけないの?」って戸惑いました。でも、社員が健康で幸せに働ける環境づくりは、結局は会社の成長につながるんだって実感しています。


結論、会社を伸ばしていくなら社員は必須

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。さて、ここからが本題です。私の経験から言えば、会社を本当の意味で大きくしていくなら、社員は絶対に必要なんです。なぜかって?それは、会社というのは「人」で成り立っているからなんです。


業務委託は良くも悪くも都合の良いビジネスパートナー関係であり、お互いのメリットとデメリットが釣り合わなければ、紙切れ一枚で簡単に関係性を終了することができます。これって、ある意味ドライな関係ですよね。そして、仕事ができる業務委託ほどコストが高くなりますので、結果的に利益が低下してしまいます。


例えば、毎月安定的に300リスト獲得できるSNS運用代行会社と、毎月100リスト獲得できる代行会とでは、どちらのコストが高いと思われますか? もちろん、前者ですよね。


つまり、「成果を出してくれる業務委託ほど、私たちが払うコストは高い」というのが業務委託なのです。だから、人気のある業務委託ほど奪い合いになって、結果的にコストが上がってしまいます。


私も最初は「業務委託さえいれば大丈夫!」って思っていました。でも、ある時気づいたんです。会社が大きくなればなるほど、単なる「仕事をこなす」だけじゃダメなんだって。


例えば、こんなことがありました。ある日、大切なオンラインイベント登壇の日だったんです。でも、その朝、当時3歳になる長男が突然高熱を出して…。普通なら「今日のイベント、キャンセルかな…」ってなりますよね。


でも、うちの社員が「社長、私がすべて事前準備をするので、社長はオンラインイベント登壇の30分間だけ話していただければ大丈夫です!」って言ってくれたんです。


当時、その社員にとってオンラインイベントの登壇準備というのは初めての仕事でしたが、結果的に彼女の頑張りのおかげで、オンラインイベントは無事に終えることができました。何より、「なんとかしなきゃ!」っていう気持ちが伝わってきて…。とても嬉しかったことを今でも覚えています。


これって、業務委託さんには絶対に期待できないことですよね。だって、契約外のことですから。かつ、業務委託と共有できるのは、あくまでも業務レベルの話のみです。


あなたの感情に寄り添って共に問題を解決したり、業務以外の悩みについて相談することもできません。当然ですが、業務委託の方は、自分の契約範囲外の業務について相談を受けることもできません。


ただ、ここで伝えておきたいのは、会社が大きくなればなるほど、単なる業務レベル以外の課題もたくさん出てくる、ということです。


実際に私も、年間売上が1億ちょっとの時くらいまでは、業務委託の方をフル活用して事業を回していましたし、専門家の力を借りて事業を推進できることはとても身軽で良かったんです。


例えば、私が初めて名古屋でリアルのセミナーを開催した時のこと。正直、不安でいっぱいでした。でも、業務委託のマーケティングの専門家が「こういう集客方法があります」って提案してくれて。その通りにやったら、見事に満員御礼!あの時は本当に感動しました。専門家の力って、すごいなって。


けれど、年間売上が2億円の手前になったくらいから、単なる業務レベルで解決できないこともたくさん増えてきました。


具体的には、私たちは30代の主婦たちが働いている会社だったので、子どもが熱を出して急に仕事ができなくなって業務が回らなくなったり、すごく田舎に住んでいる社員もいるので、大雨で土砂崩れが起きる可能性があるから、急遽学童がお休みになって、社員がいきなり午後休を取るなんてこともザラにありました。笑


そんなときに普段社員がやっている「この部分をちょっと手伝って欲しい!」と思っても、業務委託の方にその業務をお願いすることはできません。


だから良くも悪くも、「仕事がデキる業務委託をいかに安い費用でお願いできるか」の取り合い合戦になるのが業務委託の難しいポイントの一つです。


一方、社員はこれから会社を一緒に大きくしていく仲間なので、単純な業務以外のことも共有することができます。


先ほどの話のなかで、急遽休みになった社員がいても、他の社員がその子の仕事をカバーしようと、自分の業務範囲以外のことも頑張ってサポートしてくれます。これは業務委託の考え方ではあり得ませんよね。


また、私自身の話でいえば、第二子を妊娠している時、つわりが酷くてほとんど仕事をすることができませんでした。その間、私の仕事はほとんどストップをしたのですが、結果的に会社の年間売上は2.7億から5.4億まで急激に成長を遂げることができました。


本当に身体がしんどくて動けなくて、会議には毎日ビデオOFFで参加、いや参加というよりも、耳だけ聞きながらただ横たわっていただけです(笑)


なぜ、そんな事ができたのか?ここまで読んでいただいた方ならおわかりだと思いますが、うちの会社で働いてくれる社員さんが、私が動けない分まで頑張ってお互いにサポートし合ってくれたから、です。


ちなみに、以前に数字の見れるNo.2を育てることが大切です、という記事を書いたのですがまさにこのNo.2の社員さんが大活躍してくれたのがちょうどこの頃。


▼参照:
【実体験】『数字を見れる人』になるか、『数字を見れるNo.2を作る』か。どっちが上手くいく?


私自身、当時は数字を見るだけで吐き気がしてきたので、とてもじゃないけど会社の細かい数字までは全く見れません。その間、No.2の社員さんが必死になって数字の見方や各スタッフへの指示も含めて統括をしてくれて、結果的に会社の業績が急拡大したのです。


あのときの感謝は今でも忘れません。正直、業務委託だけだったら、私が倒れた途端に会社も止まっていたかもしれません。でも、社員がいたからこそ、私がダウンしても会社は成長し続けられたんです。これって、本当にすごいことだと思いませんか?


社員雇用への不安を乗り越える

さて、ここまで読んで「社員を雇用したほうがいいのはわかったけど、やっぱり不安...」と思っている方も多いのではないでしょうか?私も最初はそうでした。ここでは、よくある不安とその乗り越え方をお話しします。


1. 「固定費が増えて、お金が払えなくなるんじゃないか」という不安

これは本当によくある不安です。私も最初の社員を雇う時、夜も眠れないくらい心配でした。でも、こう考えてみてください。社員は「コスト」ではなく「投資」なんです。


例えば、私が初めて正社員を雇った時のこと。その子は前職でネットビジネスの経験もなく、最初は本当に何もできませんでした。でも、1年後には立派に仕事をこなすようになり、2年目には私の右腕として会社を支えてくれるようになったんです。今では、その方の活躍のおかげで、当社の売上は劇的に飛躍しました。


つまり、適切な人材への投資は、長期的に見れば得られるものが大きいんです。もちろん、無計画に雇用するのはNGです。でも、計画的に、そして段階的に雇用していけば、必ず会社の成長につながります。


2. 「人を使うのが苦手。うまくマネジメントできるか不安」という気持ち

これも、多くの女性起業家の皆さんが感じる不安です。特に、主婦から起業した方は「人を使う」ことに抵抗がある方も多いですよね。私もそうでした。


でも、ここで発想の転換をしてみましょう。「人を使う」のではなく、「人と共に成長する」んです。


私の会社では、毎週月曜日に「未来会議」というのを開いています。そこでは、前週や週末にあった嬉しかったこと、難しかったこと、今週頑張りたいことを全員で共有します。最初は「こんなの意味あるの?」って思っていたんです。でも、これが社員のモチベーション向上に驚くほど効果がありました。


例えば、あるとき新入社員の子が「今週初めてお客様から『ありがとう』と言われて嬉しかった」と発表したんです。すると、先輩社員が「私も最初そう思ったよ。次はこうするともっと喜んでもらえるよ」ってアドバイスし始めて...。気づいたら、社員同士で学び合う文化ができていたんです。


つまり、完璧なマネージャーである必要はないんです。大切なのは、社員と一緒に成長しようという姿勢。それだけで、チームは自然と強くなっていきます。


3. 「人の採用に失敗したらどうしよう」という恐れ

これは本当によく聞く悩みです。私も何度か採用に失敗して、落ち込んだことがあります。でも、それも大切な学びだったんです。


例えば、ある時すごくスキルの高い人を採用したんです。でも、その人は自分の意見を押し通すタイプで、チームワークを乱してしまった...。結局、半年で退職することになったんです。


この経験から、私は「スキルも大切だけど、それ以上にチームに馴染めるかどうかが重要」ということを学びました。それ以降は、面接で「困った時にどう行動するか」「チームで仕事をする上で大切にしていることは何か」といった質問をするようになりました。


つまり、採用の失敗は決して無駄ではありません。それを通じて、自分の会社に本当に必要な人材像が明確になっていくんです。


業務委託から社員雇用へ:段階的なアプローチ

さて、「社員雇用の重要性はわかった。でも、いきなり全部切り替えるのは怖い...」そう思う方もいるでしょう。大丈夫です。段階的に進めていけばいいんです。ここでは、私が実際に行った「業務委託中心のチームから社員中心のチームへと切り替えるステップ」をお話しします。


Step 1: 受講生コミュニティに声をかけてみる

私がまず社員を採用する際にオススメしたいのが、「受講生コミュニティからの採用」です。


あなた自身が展開しているコミュニティに社員募集をかけてみるのです。
ビジネスの世界では色々な採用方法がありますが、初期の社員採用については、この受講生コミュニティ採用が最も効果的だと私は思っています。


何よりまず、あなたのビジネスやお人柄を理解してくれている受講生から採用できるのは大きなメリットですし、これはコンテンツビジネスをしている女性起業家ならではの特権ですよね。


実際、私の会社で特に重要な役割を果たしている人たちの多くは、元々受講生だった方々です。自分がお客様の立場だった経験を活かしながら、セールスやお客様サポートにも徹してくれます。ぜひ、受講生コミュニティからの採用に取り組んでみてください。


Step 2: 試用期間を設ける

「とはいえ、いきなり正社員でうまくやっているか不安...」という方、大丈夫です。まずはいきなり正社員として採用するのではなく、3ヶ月程度の試用期間を設けてみてください。この間、お互いに「正社員としてやっていけるか」を確認します。


私の経験でも、元々お客様だった方に正社員になることを提案した時、最初は戸惑っていました。でも、「3ヶ月間お試しでやってみませんか?」と言ったら、「それなら大丈夫です」と快諾してくれたんです。結果的に、その方は今でもうちの会社の中心メンバーとして活躍してくれています。


Step 3: 段階的に正社員化を進める

試用期間がうまくいったら、正式に雇用契約を結びます。ただし、一度にたくさんの人を雇用するのはリスクが高いので、半年から1年くらいかけて少しずつ進めていきます。


Step 4: 継続的な社員採用を進める

ある程度会社の基盤ができたら、次なる社員採用も視野に入れましょう。採用して即戦力にはならないこともありますが、苦楽を共にしてくれる社員さんは、必ず長期的な戦力になります。


私も最初は「そんなに多くの社員を雇うなんて怖い...」と思っていました。でも、ある時思い切って社員を1人採用してみて、その後も徐々に教育の体制も整えていくうちに、1年後、2年社員さんが成長していく姿を見て、本当に感動しました。今ではどなたも、立派な戦力として活躍してくれています。


Step 5: 継続的な教育システムを構築する

社員が増えてきたら、教育システムの構築が重要になります。例えば、私の会社では「先輩社員によるメンター制度」「定期的なスキルアップ研修」「社外セミナーへの参加支援」などを行っています。


特に効果があったのは「社内スキルアップ制度」です。例えば、「初級カスタマーサポートスキル」「中級マーケティングスキル」といった具合に、社内でスキルアップができる仕組みを作りました。これが社員のモチベーションアップにつながり、結果的にサービスの質の向上にもつながったんです。


まとめ

ここまでの内容をまとめると、こんな感じになります:


  1. 業務委託は専門性の高い人材を活用して、コストをできるだけ抑える

  2. 社員は長期的な育成が可能で、会社への愛着心も高い

  3. 業務委託は機密情報の管理や急な依頼が難しく、チームワークの構築にも課題がある

  4. 社員は固定費が高く、解雇が難しいというデメリットがある

  5. 会社の成長には、業務レベル以外の課題に対応できる社員が必要

  6. 社員同士のサポート体制が、予期せぬ事態(経営者の病気など)にも対応できる強みになる

  7. 真の意味で会社を大きくするには、共に成長する「仲間」としての社員が不可欠


では、具体的に何から始めればいいのでしょうか?ここでは、読者の皆さんが今すぐ取り組める5つのポイントをお伝えします:


  1. 自社の現状を見直す:今の業務委託と社員のバランスは適切か、再確認してみましょう

  2. 将来のビジョンを明確にする:3年後、5年後の会社の姿を具体的に描いてみましょう

  3. コミュニティ採用を実行する:コミュニティ採用をするためにどのような手順で行えば良いのか、採用するにあたっての準備事項はなにかを調べる

  4. 社内コミュニケーションを活性化する:定期的なミーティングや懇親会で、チームの絆を深めましょう

  5. 経営者としての自分を磨く:社員を持つということは、人を育てる責任も伴います。経営者としての学びも大切にしましょう


最後に、まだ社員を雇用したことがない女性起業家の皆さんへ。


私も最初は怖かったんです。「社員を雇って、ちゃんと給料が払えるかな」「私に社員の育成なんてできるのかな」って。でも、思い切って一歩を踏み出してみたら、想像以上に大きな喜びがありました。


社員と一緒に会社の成長を喜び合える瞬間、社員の成長を見守れる喜び、そして何より「一緒に夢を追いかけている」という連帯感。これって、お金には換えられない宝物だと思います。


もちろん、最初からうまくいくわけじゃありません。でも、少しずつ、一緩に、あなたなりのペースで進んでいけばいいんです。


さて、、現在、一歩一歩着実に年商数千万円から、組織の力で年商億以上を目指していきたい女性起業家に向けて、人数限定で、会社の仕組み化、組織化、オーナー化についての勉強会を行なっています。


勉強会の内容の方がこの記事より、あと100倍ぐらい内容が濃いです。正直、こんなに包み隠さずに主婦でも年商7億を突破した会社の中身を学べる場はないと思うんです。。。と自分でハードルを上げちゃうくらいおすすめです。


【勉強会のお申し込みはこちらから】

https://belle-lifestyle.jp/woc_seminer_yr


では、最後までお読みいただきありがとうございました。


さあ、あなたも一歩を踏み出してみませんか?きっと、素晴らしい仲間との出会いが、あなたを待っていますよ。頑張れ、女性起業家の皆さん!あなたの夢を、社員さんと一緒に叶えていってください。応援しています!



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