【ライフプランニングと資金計画】FPと倫理
FPが守るべき原則
顧客の立場に立って顧客の利益を優先するようなプランニングを行う。
ただし、顧客の知識や判断が誤っていた場合にはそれを修正する必要もある
秘密の保持
顧客から得た個人情報を顧客の許可なく他の第三者ひ漏らしてはいけない。
ただしFPの業務を行うにあたって必要な場合には顧客の許可を得れば他の第三者に伝えてもOK
ファイナンシャルプランニングと関連法規
[FP業務と弁護士法]
弁護士資格を持たないFPは具体的な法律判断や法律事務を行ってはならない
[FP業務と税理士法]
税理士資格を持たないFPは具体的な税務相談や税務書類の作成を行ってはならない
[FP業務と金融商品取引法]
投資助言、代理業者としての登録をしていないFPは投資判断の助言を行ってはならない
[FP業務と保険業法]
保険募集人の資格を持たないFPは保険の募集や勧誘を行ってはならない
ファイナンシャルプランナーが顧客に対してライフプランニングを行う場合には、
まず顧客の希望や目的、資産状況について情報収集を行い、ライフプラン上の経済的な目標・目的の明確化を行う。
次に顧客の現状分析を行うことによって問題点を新井だし、その問題点を解決するため、金融商品、保険等の知識を活用して対策の立案を行う。
さらにプランを現実のものにするため実行を援助し、プラン実行後は定期的なフォローを行う。
ライフプランニングの手法
[6つの係数]
終価係数
現在の金額を複利で運用した場合の一定期間後の金額を求める場合の係数
(例)
100万円を年利2%で運用した場合の5年後の金額はいくらか?
現価係数
一定期間に一定金額に達するために必要な元本を求める場合の係数
(例)
年利2%で5年後に100万円を用意するためには元本がいくら必要か?
年金終価係数
毎年一定金額を積み立てた場合の一定期間後の元利合計を求める場合の係数
(例)
年利2%毎年20万円を5年間積み立てた場合の5年後の金額はいくらか?
減債基金係数
一定期間後に一定金額を用意するために毎年の積み立額を計算するための係数
(例)
年利2%、5年後に100万円を用意するためには毎年いくら積み立てる必要があるか?
資本回収係数
現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の毎年の受取額を計算するための係数
(例)
100万円を年利2%で運用しながら5年間で取り崩した場合の毎年の受領額はいくらか?
年金現価係数
将来の一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を計算するための係数
(例)
5年間にわたって20万円ずつ受け取りたい。
年利2%とした場合必用な元本はいくらか?