数Ⅰの勉強
学習支援のボランティアをしてはいるが、教科の内容に習熟しているかというとそんなことはない。教室では中学生までを対象としていて、いちおう何とかやっていた。いちおう。
ところが、担当していた子どもが高校生になり、引き続き一緒にやっていくことになって、とうとう腹をくくらねばならなくなった。数学の勉強である。高校数学は本当に忘れている。
私の忘れっぷりは ↓↓こちら↓↓
とはいえ、そこそこ忙しい身。一日90分の5日間で、数Ⅰを到達出来るところまで詰め込むことにした。自分の数学力を底上げし、彼女の学習サポートの質を高めることが目標。
準備
まずは教科書を入手。
ちょうど5章に分かれているので、一日1章ずつ熟していくことにする。教科書は薄いものを使い、基礎をしっかり固める。この教科書であやふやなところをゼロにする。
1日目:数と式
中学の学習内容とあまり違いがないが、理屈や解き方を説明するときに教科書の記述はとても助かる。
二日目:二次関数
ax²+bx+cからa(x+〇)²+△の変形を、彼女に上手に説明出来るだろうか。パズルのように、ちょっと考えて解ければ面白く、「ちょっと考えて」の匙加減が難しそう。すごく考えて面白い場合だってあるけど、いつも何でもそうはならないよな。
3日目:三角比
三角比って、こんなに使えるスゴイヤツだったのですね。懐かしさとか無い。名前だけ同じ別の人に会った感じ。
4日目:データの分析
知ってはいたが、私は眠さを我慢して何かをするということが出来ない。寝る前に数ページでも進めておこうと思ったが、ウトウト集中できず進まず。疲れていないときにやったらサクサク。
5日目:集合と論証
高校生で集合や命題を授業で習ったとき、自分の頭が回り易くなったと思ったことを思い出した。この範囲の勉強は、日々の生活に馴染んでいるものを手に取って見ている感じ。
自分が問題を解けるだけでなく、わかるように彼女に説明することが目標なので、イメトレしながら取り組んだ。彼女がテストで点数取りたいって言うんだから、もちろん全力応援する。
テストの数学の問題が解けるか解けないかは、まあ、解けるか解けないかってだけのことだよなあと私は思っている。誰しも解ける問題と解けない問題があるよねーって思うけど、もちろん、より高みへコツコツ努力することは尊い。そりゃもちろんです。
巻末の課題学習の設問を見ていて、数学を学び、市民としての賢さ、戦略を立てられる企画経営力、安心な生活のためのルールメイク、正しい現状把握を身につけて欲しいという教科書制作サイドの思いが伝わってきて、教科書はいいものだなあと改めて思いました。