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算数の勉強⑮

垂直・平行と四角形 つづき

辺の長さがすべて等しい四角形をひし形といいます。

 というわけで、ひし形という言葉を習います。私がひし形という言葉を知ったのは、ひな祭りの菱餅からだと推理します。国語の辞書で引くと、菱形は「ヒシの実のようなかたち」が先に出てきました。ウィキペディアを見たら、葉によるのか実によるのか両説あるようです。
 算数の教科書では4年生で習いますが、その前に日常の言葉として馴染んでいる場合は、新たに算数の用語として理解する必要がありそう。

ひし形の向かいあう辺は平行です。
また、向かいあう角の大きさは等しくなっています。

 身の回りのひし形の形をしたものを思い浮かべると、体育館や橋の鉄骨トラスですかね。あと、車に載ってるジャッキとか。菱餅も思い浮かべます。菱餅の形だから、何か縁起がいい形なのかも。

四角形の向かいあう頂点を結んだ直線を対角線といいます。

平行四辺形の2本の対角線は、それぞれのまん中の点で交わります。
ひし形の2本の対角線は、それぞれのまん中の点で垂直に交わります。

 教科書の、四つ折りにした紙を1回切って広げるとどんな形が出来るかという問いを実際にやると、しみじみ上記のひし形のとくちょうが理解できるというか、感じることが出来て良いです。

 平行四辺形の対角線が中点で交わることは、最近中学生とやった高校入試の過去問で使ったなあ、タイムリーと思ったのですが、算数数学はつながってるから、当然といえるのかもしれません。これが積み上げってやつですね。
 数年前、同じ職場の有名大学出身者に、どうやって受験勉強していたんですかと何かの拍子に尋ねたとき、「理数系は苦手で高校でも中学の参考書に戻って勉強していた」と言っていたのが印象に残っている。それが出来るから屈指の難関大学に進学できたんだなあと思ったし、時々子どもに、分からないときは分かるところまで戻る大切さを伝えたいとき、その言葉を使わせてもらっている(ありがとう、Ⅰさん)。私が算数を勉強しているのもおおよそそういうことだ。