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算数の勉強③
小学四年生の算数を、先生に付いていただき学んでいて、毎回「なんで私はこんなことを???」と思いながらzoomを立ち上げるのだが、「なんで」かはハッキリしている。「小中学生の算数・数学を教える力の向上」が目的である。
目的はそうなのだけど、それは自分のアウトプットに関するもので、私の内側に関することだと、もっと算数や数学がわかりたい、知りたいということになる。
わかりたい、知りたいというのは、例えばどんな問題でも対応できるとか、共通テストの問題を解けるようになりたいとかいうこととは違う。私は学習指導のプロではないし、其方の方面は志向していない。
子どもに算数を教えたことがあれば、自分は算数をわかってはいないな、と思う気持ちに共感してくださる方も多いと思う。子どもの頃家に、遠山啓「算数の探検」シリーズがあって、10歳頃だったと思うが、読んでドキドキさせられた。そのドキドキが忘れられぬ。
この「算数の探検」シリーズは、親から与えられたものではなく、母の所持品の中にあって、私は勝手に読んでいた。(その頃母の本棚というものはなく、箱の中に入っていたような気がする。)許可も貰っていなかったと思うし、母が、私が読んでいることを知っていたかどうかも、今となってはわからない。
折れ線グラフ 続き
この日は、教科書に折れ線グラフを書き入れる問題と、縦軸の1目盛の大きさを変えたグラフを作成して比べる問題をした。
久しぶりに方眼に点を打ち点を定規で結ぶ作業をしてみると、的確に点と点を定規を使って線で結ぶことは手の作業だなと思う。点の中心と点の中心を結んできれいに線を引くのは結構難しい。ExcelテーブルEnterバーンではない、手の作業がある。それって結構大事なことなんじゃないかと思う。
1目盛の大きさを変えたグラフを見ながら、ちょっと傾きのきつさが気になるので、自分が作成するのだったら、横軸の目盛りの大きさも調整すると思う。数字が動かせないとき、グラフの見た目の調整はしますね。
先生が「円グラフでも、円ではなくて立体的に斜めからの俯瞰的な見せ方をしていることがありますね」とおっしゃった。グラフだけに限らないが、読むには作る経験が、作るには読む経験があると思う。
次回への宿題は「身のまわりで使われている折れ線グラフを見つける」こと。一週間の生活で目にした折れ線グラフはメモしておく!
比の値とは
この日の数日前に、子どもと「比」の復習をしたので、先生にその話をした。教科書の導入のように、比に関する実感の持てる例があるといいかと思い、その時はカルピスの例を出した。
「カルピスあるじゃーん、あれ作る時さー、水で割るじゃん?」と話し始めたら、「カルピス飲まない!」という反応だった。「そうかー飲まんかー」と言ったら、家族が水割り飲むよ、という話をしてくれた。
こういう例を出すのは「比がどういうものか」という話をしたいということもあるけれど、そう前向きでもない勉強に子どもの意識を向けさせたり、コミュニケーションをとるためでもある。
比の値は、6年生で習うということだったので、6年生の教科書を見てみた。
a:bで表される比で、aがbの何倍になっているかを表す数を比の値といいます。
a:bの比の値は、a÷bで求められます。
比の値は、子どもとドリルを一緒にやったのだが、「比の値とは」と先生に聞かれて日本語で答えられなかった。「〇〇とは」にしっかり取り組むことが、私がこの時間にやりたいことだ。
定義文の重要性は、新井素子氏の著作を読んでからずっと気になっていた。
先生が「生活の実感にこだわると本質から遠ざかることもありますね」とおっしゃった。「本質」を動詞にすると「わかりたい、知りたい」になるんではないかなぁ。
次回までに折れ線グラフを探しておくことと、教科書の表紙で気になることがあったので、次質問します。