夏の思い出
念願のコントのライブに行って来ました。私は今も昔もミーハーなのですが、この歳になって初お笑いライブ。そもそも芸人さんのファンになるのも初めて。
公民館
会場が公民館だった。靴箱に靴を入れて、開いている襖から入ったら、前の方にYouTubeで見たことある人(ご本人)がいらっしゃって、どうやらご本人に入場料をお支払いするらしい。並んでいる椅子の半分ちょっとが埋まっていて、見た感じ幅広い年齢、だいたい同じ男女比、一人来場も結構いるっぽい。私はミーハーらしく最前列の端に座りました。
サインを貰う
昨年著書を拝読し、めちゃくちゃ面白かったので、ぜひともサインが欲しかった。「サインご遠慮なく」とのことで、コントが始まる前にお願いした。漢字で名前を書いて欲しかったので、自分の名前をメモ用紙に書いて持って行ったら「〇〇(本名)さんですね~」と会場全体によく通る声で言いながら書いてくれて、ちょっと恥ずかしい(名前を呼ばれたのはちょっと嬉しい)。
開始時間まで、ずーっとお喋りしてくださって、そのうちに会場は満員になった。
コント
面白かったーーー。
コントでは一癖ある人が次々現れるのだが、一幕終わってやったネタをメモる時、「こういうとこ誰でもあるよな」「これは昔の僕です」「これは僕も分からん」とか言う。いい。めっちゃいい。そーだよなぁ、私もナンだなぁなど思い、終始いい気分。
いい気分過ぎて、途中数秒だと思うが寝た。常に睡眠負債を抱えながら生きており、どんなに面白くても寝る時は寝る。
終了
コントが終了し、会場の終了時間にもなったので、お客さんが自分の椅子を片付ける雰囲気になり、私も椅子を持ちながら片付けるタイミングを待っていた。「チェキというものが欲しいがどうすれば」と思っていたら、急に椅子を強い力でひったくられた。何が起きたか分からず、自分が、持っていた椅子を無言で取られどうやら取った女性は私に早く去って欲しいと思っているらしき、という状況判断に至るまでに、たっぷり五秒はかかった。椅子もないし、初チェキは諦め早々に靴を履き帰途についた。靴を履きながら、今私の背中は寂しそうなんだろうなあと思っていた。いい大人なので、結構冷静ではある。
椅子を持っていったのは、たぶん隣に座っていた人だけど、私が知らぬ間に何か気に障ることをしたのだろうか。終始静かにしていたと思うんだけど。無言で椅子を奪い取られた理由に加えて、あのとき私は何と言うことが出来たかも答えがわからない。
この歳になって無言で椅子を奪われる体験をするとは思わなかったなぁと思いつつ、どんな歳なら椅子を奪われるのだろうか、という気もして、いろいろ初めてのことがあり面白かった。また行きたい。