思わず笑っちゃう面白い本
見取り図とニューヨークの南国ピアスで沖縄の時に撮影していたというYouTubeの配信がとても楽しみな今日この頃。
この前公開になった動画では、楽しそうに過ごす姿をたくさん見ることができ、仕事で行ったとはいえ、多忙な盛山さんとリリーさんがリフレッシュできる時間がとれたなら良かったと嬉しくなりました。
動画の中に出てきた沖縄県伊良部島と聞いて、私がついつい思い出してしまうのは、奥田英朗さんの小説「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」の中の登場人物である神経科医の伊良部先生。
この本は、短編になっていて、いろいろな悩みを抱えた患者さん達が、神経科医の伊良部先生に相談に来るという内容なのですが、とても面白くて大好きな本なんです。
患者さん達の悩みに対して、この伊良部先生は、とんでもない解決方法を提案してきて、しかも強引に実行させようとして。言ってることもやってることも滅茶苦茶なのですが、何だかよい方向に解決したりすることもあって。ちっぽけなことで悩んでる自分がバカバカしく思えてくるような愉快な本です。
ずっと前に読んだのですが、本棚の中に大切にしまってあり、しばらく読んでなかったので久々にまた読もうと思います。
私が一番笑っちゃった話は、「空中ブランコ」の中にある「義父のズラ」という話。
義父のカツラが気になって仕方なく、剥ぎ取りたくなってしまう衝動に悩む人の話。真剣に相談しているのに、伊良部先生は、「やろうよー。面白いじゃん。」と。
身近にいたら大変なことに巻き込まれそうでイヤだと思うけど、いろんな悩みの患者さんに対して伊良部先生がするぶっ飛びアドバイスはかなり愉快で笑っちゃいます。
最近はAmazonプライムで映画をみることの方が多かったけど、本を読むのも好きだから、また少しずつ本も読んでいこうと思います。
本のタイトルにもなっている「イン・ザ・プール」は、松尾スズキさんが伊良部先生役で映画化されています。映画もオススメです。