【02.どんな仕事でも…】
モデルの仕事で、一番大切にしていた事は「清潔感」だったと思う。
「キレイ好き」の意味合いではなくって、「清く潔い」という事。
決定権は、いつも相手に委ねた。
無理に積極的な売り込みは行わなかった。
だから、選ばれる理由は様々。
もちろん軌道に乗るまでは数年費やした。
モデルと一口にいっても、私は「美術」に特化したモデルを12年程続けている。
絵画だったり彫刻、アニメーターや建築家…など。
で、今現在もその仕事を続けながら、着付け講師をしている。
職種は異なるけれど、考え方は同じだったりする。
自分がどんな事をしたら、目の前にいる相手の満足度が最大限に高まるのか。
それは別に自分をさらけ出すとか、肌の露出を多くするとか、そういう物理的な事ではなく、相手の目標やその先の目的に寄り添う事なのかもしれない。
ちょっと難しいですが、たまには真剣に、正解のないものと向き合う時間も大切なのでしょう。
着付けは、どうせ着るのなら気崩れず、苦しくなく、テンションが上がる美姿へ導きたいと常々考えています◎
「着物を着たい!」という気持ちに対し、着物を売るのではなく、純粋に美姿へ導くのが先生の役割。
相手が「着付けって難しい…」と感じるのであれば、それは先生の伝え方に問題がある、と仮説を立て、学生を指導しています。
そんな学生を見ていると、本当に多くの学びや気づきが生まれます。
どんな仕事でもコミュニケーションは極めて大切なので、信頼関係を構築していく場、と捉えています。
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