28歳無職から、38歳上場企業経営者になるまでのストーリー #4
株式会社スタメンで代表取締役を務めておりますCEOの大西です!
今回で5回目となるスタメンnoteリレー、今回も最終走者として、記事発信を締め括らせていただきます!
第5回 スタメンnoteのこれまでの記事一覧については、以下をご参照ください。
早速ですが、ゆるーく連載を続けているキャリア棚卸しストーリーの第4話を書いていければと思います。
大手2社でのビジネスキャリアを積んだ後、一念発起して実家のある大阪に出戻り、WEBの制作スキルを身に付けたいと思ってデジタルハリウッド大阪校に通った後の話です。今回は、「セブ島留学編その①」について語ってまいります!
過去記事は以下よりご覧いただけますので、未読の方はぜひそちらから読んでいただけると嬉しいです。
デジハリ卒業後の進路想定
当時のデジハリの「WEBデザイン専科」というコースは半年間のプログラムだったので、2013年の1月入学だった僕は、ゴールデンウィーク明けたくらいから徐々にデジハリ卒業後の進路を考える必要に迫られていました。
成り行きの展開でいくと、デジハリで学んだことをダイレクトに活かすためにも、WEB系の制作会社さんやデザイン会社さんへの転職を形にするという選択肢がありました。
当時は、実家のある大阪に出戻りしていたので、AID-DCCさんや1→10さん、STARRYWORKSさんなど、実績豊富で評判の高い企業さまが通勤圏内にいくつかありましたし、東京に改めて上京する選択肢も考えていたので、東京に転居すればWEB系の制作系企業さんが本当にたくさんあるので、入社試験を突破できるかはさておき、新たな挑戦のフィールドとして思い浮かぶ企業さんは少なくはなかったです。
ちなみに、この時点で事業会社という選択肢は全く考えていなかったですし、ベンチャー企業、IT企業なんかも、デジハリ卒業後のキャリアという観点では自分のキャリアパスの想定には全然なかったです。改めて、今とは全然違う未来を当時は思い描いていたんだなと感じますし、全然違った未来に今行き着いているとしても、それをとても肯定的に捉えられているのはとても幸せなことだと思っています。
転職活動以外の選択肢
成り行きの展開以外で、自分としてこの機会に挑戦できないかと考えていたのが、英語力の向上です。
広告会社とグローバルアパレル企業で働いていた時の経験を通じて、ITスキルの習得と同じくらいに、この能力・スキルがあればキャリアの拡がりに大きな違いが出るなと感じていたのが英語の語学力でした。
デジハリでの半年間のスクール通いを通して、ITのクリエイティブスキルについては、一定のとっかかりまでは形にできた手応えがあったので、語学力についても、無職で自由が効くこの時期に、ある程度まではモノにしておけないかという考えがありました。
当時の僕の英語力は、いわゆる大学受験レベルくらいの水準で、簡単な読み書きは苦にならないが、リスニング・スピーキングの部分については、そつなく話すには程遠いといったくらいの状況でした。TOEICのスコアだと700点くらいだったと思います。
外国籍の方とはたまにやりとりする機会はありましたし、旅行で海外に行ったりすることもありましたが、海外で生活したことは無かったので、日常的に英語を使って日々を過ごした経験がありませんでした。そういった実体験を、残りの無職経験でなんとか積むことができないかということがその頃の頭にあったことです。
お金がないという、シンプルで分かりやすい障壁
英語力を向上するなら、思い切って数ヶ月間、海外留学に行くのが効果的だろうとは思いましたが、当時は貯金を切り崩しながら生活していたので、なんせお金が無いというのが、その選択肢を取りきれない大きな障害でした。
しかも、海外留学して一定程度は英語力が向上したとしても、それがその後の転職活動にプラスの効果を果たせるかというと、短期間で得られる程度の語学力ではそれは難しそうという見立てもありました。合理的にだけ考えれば、デジハリで学んだWEBスキルを早く現場実務で活かし始めて、スキルや経験向上にドライブを駆けていくことの方が、キャリアアップの効率は良かっただろうと思います。
そんな風に、どうしたもの悶々と頭を悩ませていましたが、ある日、実家で母親と夕食を取っていた時に、オカンから
「せっかくまとまった時間取れてるんやから、今行かなもったいなくない?お金のことは、相談すればある程度はなんとかなるやろ」
みたいなことを言われた時に、「それもそうやな、挑戦したい気持ちがあるのは事実やから、とりあえず、行けるかどうかの可能性を模索してみるか」と腹が決まり、検討と行動を具体的に始めだしました。
留学先の検討と、お金の工面
海外留学といってもその候補先はたくさんあるので、まずは目的地の選定から始めました。理想的には、英語ネイティブなところで英会話にみっちりコミットできるのがベストでしたが、カナダやオーストラリアといった候補地は渡航費や滞在費、語学学校での学費などを合わせると、当時の僕の経済力ではとてもじゃないけど払える価格帯ではなかったので、ここは早々に諦め、比較的低コストで、なるべくネイティブに近い英会話スキルを積めるところを検討しました。
これについては、元々ある程度メドは付けていて、スクールウィズの太田さんが『アドタイ』という広告メディアで世界一周についての連載コラムをやっていて、その中でフィリピン留学について語っていて、その後発売された書籍『フィリピン「超」格安英語留学―1か月10万円留学の衝撃!』も広告会社に所属していた頃に読んでいたので、セブ島留学にはいつか行きたいなと思っていました。
なので、実際に幾つかの留学エージェントに問い合わせをして、説明会に参加し、大体の候補先と費用感を掴みました。
想定効果やカリキュラム、学費や滞在費などを勘案すると、8〜10週間くらいの期間で行くのが良さそうという判断に至り、自分の貯金残額と留学に要するコストを差し引きすると、ざっくり30万円ほどが追加で必要でした。
目標金額が分かったので、色々な手を尽くしてなんとか必要金額を工面して、正式に申し込みを提出して、2ヶ月ちょっとの期間、セブ島に行くことが決まりました。
留学と言うには短い期間のような気もしましたが、初めての東南アジアでの生活で、滞在地も語学学校の寮に入寮して、3人1部屋で共同生活をすることになるようだったので、出国前は不安半分楽しみ半分でドキドキしていたのを覚えています。
余談ですが、ちょうどセブに滞在中くらいの時期に、当時すごく色々な著書を読んでいた高城さんが『21世紀の英会話』と題してセブ島留学についての新作を出版されたので、自分の判断が肯定されたような気がして嬉しかったのが懐かしいです。
帰国した直後くらいに、大阪のスタンダードブックストアで高城さんが出版記念イベントをやるということで、抽選に申し込んで、イベント参加して生の高城さんの話を聞けて面白かったな〜とかもすごい懐かしいです。
最後に
今回は、「セブ島留学編その①」と題しまして、デジハリ卒業後から、セブ島留学を決めるまでをお届けしました。
よくよく前回記事を読み返していたら、次回予告的に「デジハリでの興味深い出会い」について書くと言っていたのに、ちょっと先に話を進めすぎてました。デジハリでの出会いについてのエピソードも、個人的には結構影響の大きい経験だったので、またどこかでお伝えできたらなと思ってます。
毎度ゆるーく連載を続けているので、引き続き、気長に次回を楽しみにしていただけると嬉しいです。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
最後に、宣伝にはなりますが、先日、ビジネス系のYoutubeチャンネルとして非常に有名なPIVOTさんにご出演させていただき、スタメンで手掛けている事業の展望についてお話しさせていただいたので、そちらも良ければご覧いただけますと幸いです!
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