当たり前の環境に感謝できるリセット方法 〜僕にとってはアウトドア〜
2年くらい前からキャンプに目覚めました。ふと周りを見渡すと、30代も半ばを迎えた同世代の友人の中にも、同じようにアウトドアにハマるようになった人が多くいるような気がします。20代前半の時はそんなことなかったので、歳を経てからジワジワくるなにかがアウトドアにはあるのでしょう。
普段、日本でも週末には山や海に出かけて、テントをたてて、焚き火で料理をして、寝袋で寝て、といったことを頻繁にするようになったこともあって、先日行ってきたアメリカ旅行でも、モニュメントバレーやザイオンの山脈のど真ん中でAirbnbで見つけたテントやキャンパーに寝泊まりし、大自然を存分に味わってきました。
あの星空のすごさを、僕の文章力ではどうしても伝えられないのが残念で仕方ない。。
とまぁ、こんな風にキャンプの魅力を語り出すと、いくつもありすぎて止まらないウザトークを始めてしまうんですが、そうは言っても、キャンプの大きな魅力の1つに「日常では当たり前の状況・環境に感謝できるようになる」ということがあります。
「あれもない、これもない」という環境に身をおくことで、ふかふかのベッドや、いつでも手軽に料理を始められるガスコンロ、明るい照明、好みのコンテンツを好きなだけ楽しめるテレビやパソコンなどなど、毎日使っているからこそ、その利便性に慣れきってしまっていることに気づくことができ、日々の当たり前の環境の有難さを、身をもって噛みしめることができます。
ノブをひねったら水がドバーッと出てくることとか、温水のシャワーが浴びれるのって、大自然のど真ん中に飛び込むと、途端にめちゃめちゃプレミアムな体験に早変わりするもんです。
加えて、あえて不便な環境に身をおくことでしか感じられない感覚を思い出せることも、上記とセットになっているキャンプの魅力です。
照明がまったくない暗い環境でも、慣れてくれば月明かりの明るさに気付けたり、街中では見られない満点の星空をゆっくり眺めることができたり。
ただフライパンで焼いただけのどシンプルなウインナーがなぜかめちゃくちゃ美味しく感じたり、インターネットがなくても焚き火のゆらめき見てるだけでいくらでも時間が過ごせたり。
こんな風に日常の環境への感謝と、非日常で不便な環境ならではの有り難みを同時に感じられるから、僕は定期的にキャンプに出かけたくなるのかなと思ってます。
人間の適応力の高さ、慣れの力というのは良くも悪くもすさまじいものなので、よく言うように「失って始めて気付ける価値」が日常の中にたくさんあるんですよね。
だからこそ、意図的に色々なものを「失った状況」を一時的にでも作ることで、それらの価値を再認識できるようになります。そうすることで、人生の幸福度合いが自然に高まるってことなんだと思います。
ここまで書いたことって、けっこう仕事やビジネスでも近いことが言えるんじゃないかなって感じてて、僕たちは自分でも気づかないうちに色んな有難い状況に慣れきっちゃうもんなんですよね。
「初心忘るべからず」じゃないですけど、未来への希望や成長への決意に満ちた自分を忘れずに持ち続けるためにも、キャンプに行くかのごとく、自分の感覚をリセットできるシチュエーションやルーティンを持っておくと、長いスパンで息切れすることなく、毎日を頑張っていけるんじゃないかなぁ。
カプセルホテルで過ごす夜だって、空の上にいると思えば、ファーストクラスのプレミアム体験なわけで、自分のモチベーションを高止まりで安定させられるようになるために、日常の当たり前に感謝し続けられる自分なりのリセット方法を確立できると良いですね。
そんなわけで、キャンプは最も手軽な手段の一つなので、身近にキャンパーがいる方などは、思い切ってお誘いに乗ってみたりして、ぜひお試しあれ!