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【強迫症啓発週間】発達障害支援に欠けた「学校・家庭・福祉をつなぐ"あいだ"の存在」

ニュースに潜む社会課題をキャッチ! リディラバジャーナル

みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルです。

日々流れてくるさまざまなニュース。一見、局所的で自分とはかかわりのないように見えるニュースも、その出来事をとりまく社会課題を知ると、見え方が大きく変わってくるはず。


本日紹介する記事はこちら。

【構造化特集 学齢期の発達障害】 第6回 高まる支援ニーズに、対応が追いつかない。発達障害の子どもを取り巻く専門家の苦悩

【強迫症啓発週間】発達障害支援に欠けた「学校・家庭・福祉をつなぐ"あいだ"の存在」

10月13日~19日は強迫症啓発週間です。

強迫症(強迫性障害)とは、非常に強いこだわりや不安によって日常生活に支障が出る病気です。(例:過剰に手を洗ったり、物が決まった配置になっていないと不安になるなど)
今年2月に俳優の佐藤二朗さんがSNSで「『強迫性障害』。小学生時に発症」と公表したことでも話題になりました。

また、発達障害の不安やこだわりの強さといったもともと持っていた特性がより強くなるなど、強迫症は発達障害と併存することも多いと言われています。

リディラバジャーナルでは、学齢期の発達障害について構造化特集をしました。

発達に関する特性や困りごとへの配慮、支援がなく見過ごされると、子どもは失敗経験を重ね、自尊感情の低下・不登校・ひきこもり・うつ・強迫症を含む不安障害など、さらなる困りごとをかかえてしまうリスクが大きいことがわかっています。

【構造化特集 学齢期の発達障害】 第6回
高まる支援ニーズに、対応が追いつかない。発達障害の子どもを取り巻く専門家の苦悩

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発達障害をもつ子への支援には、学校・医療・福祉など、多くの関係機関や人との連携が必要です。しかし、その連携の要となっているのは保護者で、その難しさや負担の大きさを各関係者が指摘しています。


「私たち福祉施設も積極的に学校と関わっていきたいのですが、教員や学校の教育状況によって子ども一人ひとりに丁寧に接することができない状態だったり、福祉への連携に消極的だったりすると、連携は難しいです。

まずは、親御さんと先生方が日常的に子どもの情報をやりとりできていること。その上で、学校・家庭・福祉といったトライアングル関係がスムーズに繋がる仕組みを作っていくことが必要です」
(さいたま市で放課後等デイサービスを運営するNPO法人輝HIKARIの代表理事の金子訓隆さん)


多くの親御さんが精神的に追い詰められていて、ゆとりがないと感じます。
一方で、子どもを取り巻く関係機関は、リソース不足などさまざまな課題を抱えているのが現状です。

親子のコミュニケーション、親御さんと関係機関のコミュニケーションを取り持ってあげる“あいだ”の存在が求められています。

連携の要を担う役割を家族だけに担わせず、むしろ家族に対するケアが必要とされています。そのために必要なのが"あいだ"の存在なのです」
(訪問看護ステーション「ナンナル」を運営している児童精神科医の岡琢哉さん)

ぜひ、お読みください!

※このリンクからこの記事にアクセスすると、どなたでも10月23日(水)まで無料でお読みいただけます!


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