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「障害者が子どもを産むな」ひとつでもできないことがあれば子どもをもってはいけないのか?

みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルです。

日々流れてくるさまざまなニュース。一見、局所的で自分とはかかわりのないように見えるニュースも、その出来事をとりまく社会課題を知ると、見え方が大きく変わってくるはず。


ニュースに潜む社会課題をキャッチ! リディラバジャーナル

本日ご紹介するのは、こちら。

【構造化特集 障害者の恋愛】第4回
「人生で初めての劣等感」乙武洋匡氏が直面した子育ての困難

先日、タレントの佐野有美さんが、子育てについて語ったインタビューが注目を集めました。

「障害者が子どもを産むな」「子どもがかわいそう」

先天性四肢欠損症という障害がある佐野さんがSNSで子育ての様子を発信すると、こうした心無い言葉をぶつけられたといいます。

障害のある人が子育てをする際に直面する困難や社会の偏見は、長年にわたって存在する問題です。

『五体不満足』で知られる作家・乙武洋匡さんは、子育てについてこう語ります。

正直、人生で初めて劣等感というか、障害者として生まれたことを非常にしんどいなと。30年間思ったことなかったですけど、子どもが生まれて初めてそう思いましたね

【構造化特集 障害者の恋愛】第4回
「人生で初めての劣等感」乙武洋匡氏が直面した子育ての困難

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現状の日本社会は「自己責任論の強い文化」で、「お前らの責任で子どもを産んだんだから、お前らが世話するのは当たり前だろ」という風潮があると乙武さんは指摘。これが、障害者が子育てをしやすい世の中にするための、子育て支援拡充の障壁になっていると言います。

現状、障害のある人の結婚や子育てを支援しているところはまれです。

だからと言って、「障害者だけに特化したサービスである必要はなく、もっと子育て支援が拡充すればいいのではないかと考えます」と話すのが、知的障害のある人のライフコースなどを研究する平井さん(明星大学教育学部客員教授)。

「今の社会では、子どものいる家庭をサポートするコミュニティの力が弱くなってきています。人間、障害の有無に関係なく夫婦二人だけで子どもを育てるというのは難しいのではないでしょうか」

そして、平井さんは「障害のあるなしにかかわらず、自己決定権と、子どもに対する責任には整合性がなければいけないのではないでしょうか」とも語ります。

ぜひお読みください!

※このリンクからこの記事にアクセスすると、どなたでも7月25日(木)まで無料でお読みいただけます!

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