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オーストラリアトリップ最終回

2024年4月24日

前日、しっかり2ラウンドし満たされた翌日はそのインスピレーションを活かすシェイピングデイ。

新たなアウトラインを作り出すためテンプレートを組み合わせてイメージします。

実は私のオーダーボード。一番好きなポイントの良い日のための板です。

もちろん過去にシェイプした板や歴史的な傑作も参考にします。

そして大体のイメージが出来上がるとアウトラインを切り出します。

まずはロッカーのテンプレートを当てて電熱線でカットします。

それぞれのオーダーに合わせ時には新たなロッカーのテンプレートを作るところから始めます。ここが他のシェイパーとの大きな違いになります。ありもののブランクスではクリエイティブに制限がありますがエリスの場合はイメージをそのまま具現化できます。当然ありもののブランクスを使うより時間も労力もいりますがこれが彼の素晴らしいシェイプの第一歩となるのです。グリーノーさんから学んだこの製作方法が一番良いと彼は考えているのです。

アウトラインを鉛筆で書き、

少し離れて眺め

OKならシェイプスタート。

台風用のライトカイトです。

皆様から頂いたオーダーもこのような過程を経てシェイプされ日本に送られてきます。時にはテンプレート作りから始まり1本の板を仕上げるのに3日を要することもあります。その後日本でのラミネートを経て皆様のお手元に届きます。ラミネートにもグラッサーやサンディングマン泣かせの難しい技術が必要なエリスのエッジボードやライトカイト。このような素晴らしい感性とシェイピング技術、ラミネート技術を総動員して製作されたサーフボードを皆様にお届けできることを嬉しく思います。

午後は川で癒されました。まだ夏のようなオーストラリア。

食事は田舎のカフェやレストランでもベジタリアンメニューが選べます。

翌日は再び波乗りへ。

オーストラリアでは珍しいレフトのポイントブレイク。

この日のエリスは新しく出来上がったテストボード5'8のLite Kite Squash Tailが絶好調で爆発的なサーフィンをしていました。

帰り道寄りたいところがあると。

レジェンドシェイパー、Mitchell Raeのところでした。

美しいバルサガン。完成までどれだけの時間と手間がかかるのでしょう。

たくさんのことを教えていただきました。

フレックステールも!スタートからフィニッシュまで全て自身で手がけているそう。

エリスにとってもメンター的な存在の一人でよく話を聞きにいくようです。

この日は近くに住むZack Balangとディナー。

帰国の日が近づき、翌朝空港近くまで北上することに。

これが街に唯一のガソリンスタンド兼何でも屋さん。

北上中、来る時にも寄ったポイントがまたしても波が良さそうな気配。

やりましょう!

長めの板でラストセッション。

エリスはSmoother Hull。エリスのハルも最高です!

麻子はTri Plane Glide, TPGです。

またしても大満足のうちに最後の波乗りを終え

エリスおすすめの宿に宿泊。一階がパブで二階が宿。

パブの料理も部屋も最高でした。

このように古いパブをリノベーションする動きが始まっている様。旅するサーファーたちにもおすすめです。

翌早朝のフライトにもかかわらずエリスは空港まで送ってくれました。

今回も最高な旅になりました。

ありがとう!!

この日もうねりの入っているスナッパーとグリーンマウントを見ながら日本へ旅立ちました。

私たちを見送った後その足でエリスはキラへ向かいでサーフィンしたとか?好きですね!!

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