仮面の忍者 赤影 

オープニングナレーション

在りし日の平山亨

冒頭のナレーションは、視聴者の子ども達が少しでも歴史に興味を待って欲しいと願って、平山亨自ら書き起こしたナレーションです。

冒頭ナレーション 4部作全文

『豊臣秀吉』が『木下藤吉郎』だった頃
琵琶湖の南に『金目教』という怪しい宗教が流行っていた
それを信じない者には恐ろしい崇り(たたり)に見舞われるという
その正体は何か
『藤吉郎』は『金目教』の秘密を探るため
飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ
その名は
「『赤影』参上!」

『織田信長』の活躍した頃
海を渡ってきた奇怪な妖術者の群れが
『ギヤマンの鐘』を求めて各地を襲撃した
世界制覇を狙う『卍党』の仕業である
強烈なエネルギーの製法を秘めた『ギヤマンの鐘』3つ
日本の平和を願う『信長』は、『卍党』の野望を粉砕すべく
飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ
その名は
「『赤影』参上!」

悪大将『夕里弾正』の反乱を知った『織田信長』は
居城(きょじょう)清洲から小人数(こにんずう)を率いて京の都へ急いだ
しかしその道筋には『弾正』に味方する『根來』の忍者が恐ろしい怪獣を操って待ち構えている
道中の無事を願う『信長』は
飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ
その名は
「『赤影』参上!」

飛騨の国、『影一族』に伝わる黄金の仮面は
あらゆる忍者にとって憧れの的、栄光のシンボルであった
そしてまた仮面には莫大な黄金の謎が秘められているのだ
この仮面を奪い忍者の王座を狙う者が現れた
怪忍獣を使う『魔風雷丸(まふういかずちまる)』である
立て!仮面の忍者
「『赤影』参上!」

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