人と話すのが苦手な自分が「人と話すのが得意だよね」と言われるようになるまで。

もともと人と話すのが苦手だったし、今も初対面の人に会いにいく時とか、マンツーマンで話すとかすごい緊張します。変な汗かきます。喋るのが上手い人とか憧れるし、かっこいいなあって素直に思います。

人と喋るのが苦手。そんな僕が「話すの上手いよね」「きっと人と話すのが得意なんだよね」と言われるようになるまでの道のりを書きました。

仲間が口下手なんです。どうしたらマシになるかを考えたときに、自分の経験をnoteを書こうと思いました。ターゲットはチーム仲間ですが、他の人の参考にもなれば幸いです。

高校生編 憧れの同級生

高校時代の友人で、「こいつ人生2週目なんじゃないか」と思う奴がいました。学校外のイベントで知り合った友人です。高校は違いましたが、彼は生徒会長で、そのイベントのリーダーも行なっている人でした。

その彼が、とにかく人と喋るのが上手いです。グイグイ距離を詰めてくるタイプではないんだけど、どこか人懐っこい感じ。僕が通っていた高校に彼みたいな高校生はいませんでした。「なんだこいつは」と驚き、若干、引きました。

彼は、その場にいる全ての人と打ち解け、濃い話まで始めてしまいます。初対面の高校生と打ち解け仲良くなり、いつの間にか共通の友人の話で盛り上がってるなんてことはザラ。その場に居合わせた社会人の方とまでイベントの内容で話し合っていました。しかも対等に。

正直、僕はその彼に、憧れていました。

どうしたら彼みたいに、人と喋ることができるんだろう。考えました。

それから僕は、超〜〜〜背伸びして、彼の真似をすることにしました。

初対面の高校生に話しかけ、打ち解けてみる
大人の人に勇気を出して話しかけてみる

あんまりうまく話せません。無言の沈黙が苦しい。それでも僕は彼の真似をひたすら続けました。

今では初対面の人にフランクに話しかけ一瞬で仲良くなり、いつの間にか共通の友人の話で盛り上がるようになりました。

なんてことは、高校卒業して3年経った今も全くないです。それでも多少マシにはなったかなと思えるのが、「よっしゃ、いっちょやってみっか!」と心の中で悟空の声で唱えたら、初対面の人にも話しかけられるようにはなりました。自分で悟空スイッチをオンにできるようになりました。

今では彼と、彼と対等に話ができる関係になりました。
同じ大学の学部に通っている友人です。

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大学生編1 面白すぎる住人

大学1年生の夏休みから、多種多様な人が住んでいるシェアハウス生活をはじめました。今は卒業してしまいましたが、「人と喋る」という点に関して大きな影響を与えてくれた出会いがありました。

その人は年齢は自分より少しだけ上。全ての説明を省略すると「とにかくおもろい」の言葉に帰着する人でした。

その人は関西出身で、幼い頃からお笑い番組を見て育ち、お笑いを全力で研究していました。聞いた話で、忘れられないエピソードがあります。

芸人さんのネタを繰り返し聞いて文字に起こし、「間」が何秒なのか研究し、1分間に何回のボケ回数があるか調べた。

努力家だと思いました。そこまでは到底たどり着けないですが、後天的に話を面白くすることがはできるんだと、少し救われた気持ちになりました。

その人みたいにストイックに笑いの追求は出来ませんが、人と話すということにおいて、それくらい考えてもいいことなんだなと学びました。

あの人だったらこの場でどんなことを言うだろうな
あの人はここでこういう風に喋るだろう

なんて、頭の中にその人が住み着いて指示してくれるようになりました。「この人、面白いな」って人と共同生活、おすすめです。

ちなみにその人は、最近プロポーズして結婚が決まったそう。心からおめでとう!末長くお幸せに!

大学生編2 社会人との半年インターン

大学3年生の3月~8月までの半年間、インターンシップをしていました。実際の企業で働く経験をしました。業種は営業で、毎日死ぬほど電話していました。散々電話したけどやっぱり電話は嫌いです。

一緒に働く社会人の方たちはとても優秀で意欲ある方ばかりでした。まだ学生の自分を半年間にわたって対等に仕事をしてくださる方達でした。

社会人の人たち、コミュニケーション能力たけえ

素直な感想でした。仕事の話の共有、スピーディかつ正確。そして雑談のクオリティがすごく高い。でもなんで自分はそう思ったんだろう。半年経ってわかったのが、以下の理由でした。

・結論ファーストで端的(話が遠回りしない)
・話がわかりやすい(誰でもわかる表現をする)
・わかりやすくてタイミングばっちりな具体例

それぞれ説明してみます。

結論ファーストで端的(話が遠回りしない)
全ての話を「結論」からはじめます。だから話が冗長に進んでいくこともなければ、脱線することもありません。結論から始まるので、疑問が生まれたらその理由などを話せばいいし、結論だけ聞いて理解できれば、それ以上の説明は不要です。時間短縮術です。

これで「ん?結局何が言いたいの?が世界から消えました。

話がわかりやすい(誰でもわかる表現をする)
結論ファーストと少し関係します。情報を共有するとき・議論するとき・質問するとき、全てにおいて社会人の方々は「わかりやすかった」です。話のスピードや用語は相手の理解度・レベルに合わせて調整する。専門用語を出す場合は「XXって意味です!」と教えてくれる。

僕たちインターン生や、新入社員にまで誰にでもわかりやすい環境づくりのこだわりを感じました。

「ARPUはいくら?」「原因はCPAの悪化です」
「???」
なんてことはいくらでもありましたが。

・わかりやすくてタイミングばっちりな具体例
よくゲームで例え話をします。ドラゴンクエストが一番使われ、次点でポケットモンスターです。他にも漫画やアニメが使われることもあります。ワンピース・ドラゴンボール・ハンターハンター。ここら辺は話し相手のレベル感によって使い分けます。

ちょっと難しい話の時、ゲームや漫画で例えられたら、すっと腑に落ちる時があります。僕は何度もドラクエの例え話に助けられてきました。

わかりやすい例は、理解できるだけでなく、面白い。だから強い。やっぱり王道な作品は知っておかねばなりません。

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まとめ

以上、高校生編~大学生編1,2に分けて「話がある程度上手くなったきっかけ」を書いてきました。きっとこの話は再現性が低く、すぐに実行しよう・真似しようというのは難しいと思います。

大切なのは「どこに学びのタネがあるかわからない」から「常にアンテナを張っていよう」ということです。きっと自分の周りには話の上手い人がいます。ではなぜその人は話が上手いのか。

改めてですが、自分はやっぱり喋るのは苦手です。それでも多少、練習したらマシにはなってきました。これから誰かと話す時、「こんな風に話そう」とある程度意識してみるといいかもしれません。

さて、話すのが上手くなりたいという人、ぜひ自分と一緒に訓練しましょう。連絡お待ちしています。


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