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短文バトル13「泣いた日」投稿

身内で不幸があった。
そのことで泣いた記憶はほぼないが、唯一覚えているのが葬儀に来てくれた友人に「かわいそう」と言われた瞬間に涙が出たこと。安心してようやく泣けたということではなく、驚き、惨め、悔しいなど、不幸そのものでない何かに対する感情があふれ出たように思う。

それから何年も経ったが、誰かの訃報を聞いたときにかける言葉がいつも見つからない。浮かんだどんな言葉も軽く感じるのは、あの時自分がかけて欲しかった言葉が存在しないからなのかもしれない。


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りっきー
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