子どもの初めての眼鏡、眼鏡店での説明に感動する
小学5年の息子の初めての眼鏡が完成した。
青い縁のスポーティな眼鏡は、バスケットボールが好きな彼の顔立ちに似合っている。
値段は25,000円。
JINSやZoffといった眼鏡店ではなく、眼科に勧められた、より専門知識がありそうな眼鏡店で購入したので、それなりの金額になったのかなと思う。
息子はかけた瞬間
「よく見える!」
と驚いたような嬉しそうな声をあげた。
いざ眼鏡を納入するとなったとき、店員さんは息子に対して姿勢を正してこう話を始めた。
「初めての眼鏡だよね。小学5年生なんだね。じゃあこの眼鏡の扱いを説明するよ。」
「来週、学校にこの眼鏡をかけていったら、『あ、眼鏡だ。いいなぁ』と友だちが言ってくると思う。だけど、決して友だちにこの眼鏡を渡してはいけないよ。壊れてしまうことがあるからね」
「ずっと眼鏡をかけずに時々眼鏡をかける、そういうやり方をするかもしれない。そういうときはこの眼鏡を机の上に出しっぱなしにしてはいけないよ。誰かが触って遊ぶかもしれないからね。机の引き出しのお道具箱の中に入れることもできれば避けてほしい。取り出すことができてしまうからね。面倒かもしれないけど、使わないときはランドセルにその都度保管するんだよ」
「眼鏡を外すときは必ず両手で、このように(下から斜め上へ)持ち上げて、そっと机に置くんだよ。レンズは傷つきやすいから丁寧に扱うんだよ。眼鏡ケースに入れるときだけ、保護する布が下に敷いてあるからレンズを下にしても大丈夫だよ」
小学生の初めての眼鏡にあたって、日常の生活を想定したこんなに丁寧な説明をもらって、私は小さく感動した。
(眼鏡をかけている小学生が少なくないなか、友だちがそんなに眼鏡を触ってこようとするかな??という疑問はもったけど)
おしゃれ重視、価格重視の眼鏡店だったら、ここまでの説明はなかったんじゃないかな、と想像する。
世の中、安ければいいというものではないな、体のために、そして長期的に見てサービス含めて打倒な価格、許容できる価格は何か、ということを改めて考える機会になった。
息子の眼鏡をこの眼鏡店にしてよかったと思った日だった。