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「花の枯らし方」 出演者インタビューvol.1

みなさま、お世話になっております。創作ユニット「りこりた」の海牛です。
今回はりこりた1st『花の枯らし方』の出演者のうち、泉田風香さん、菊地陽哉さん、渋谷颯飛さん、武長慧介さんにお話を伺いました。
ぜひご覧いただけますと幸いです。

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竹仲晴香 役 泉田風香(A Ladybird Theater Company)
竹仲晴香役の泉田風香です。好きな花は向日葵と紫陽花。夏の散歩で遭遇すると嬉しい。向日葵は元気が出るし、紫陽花は散歩ルートによって色んな形に会えてワクワクします。チューリップも楽しい。どんな花が咲くか分からないランダム球根を植えて、咲くまでソワソワし続けるんです。結構色んな植物が好きですね。
菊)人見知り。慣れてくると奇怪な行動を出してくる。足の筋肉がすごいのに柔らかいから、この子はきっと無限に走り回れる。良く言えば元気、悪く言えばうるさい子です。
渋)カッコいいです。本当にカッコいいんです。これに尽きます。あ、いつも僕のおふざけにのってくれてありがとうございます。
武)稽古場でよく菊地さんと組み手をしています。

稽古中の泉田さん

日比野紘一 役 菊地陽哉(A Ladybird Theater Company /劇団かげろう)
A Ladybird Theater Company、劇団かげろう所属の菊地陽哉です。サッカー、チョコレートが大好きです。最近猫を2匹飼い始めました。とてもかわいいです。好きな花は、所属劇団と繋がりが深いので「彼岸花」。あとは、春生まれなのでなんだかんだ桜が好きです。
泉)兄です。
渋)今回も大きいです。身長が。
武)稽古場でよく泉田さんと組み手をしています。

稽古中の菊地さん

芳原司 役 渋谷颯飛(劇団かげろう)
皆様はじめまして。渋谷 颯飛です。仙台で活動しております劇団かげろうで役者をしてます!今回の公演も目一杯楽しくやらせていただいております。皆様も公演をご覧に来た際には是非お楽しみいただければと思います!
1番好きな花はピンク色のスイートピーです。これにはほっこりする思い出がありまして、僕が小さい頃から小学4年の頃まで僕の誕生日の日の食卓に一輪のピンクのスイートピーがあったんです。当時僕がかなり気に入って両親が毎年用意してくれたんです。今でもたまに花屋さんで見かけると目に止まります。
泉)吉田さんです。ご本人がそう呼んで欲しいとの事です。
菊)人見知り。パーソナルスペースの広さが異常に広い。知識が広く程よく深くだから、どんな話題を振っても答えてくれます。良く言えばムードメーカー、悪く言えばムードフィニッシャー。
武)話しかけやすいオーラ全開のステキなお兄さんです。

稽古中の渋谷さん

飯田大哉 役 武長慧介(コメディアス /劇団 短距離男道ミサイル)
山形市出身です。作・演出の名塚さんとは大学の演劇部で同期でした。好きな花はラベンダー。富良野のラベンダー畑がいい感じでした。
泉)長距離移動もなんのその。フットワークがとても軽い。作中で一番やり取りがあるので、置いていかれないように頑張ります。
菊)NOT人見知り。先輩なのに接しやすい雰囲気を出せるコミュ力お化け。そして心が優しいです。はい。自分がいかに醜いかが浮き彫りになります。演劇部で初共演した際に、お母さん役をされていたんですけど、アンケートでお母さん綺麗!って書かれてました。
渋)要所要所をキュッと締めてくれて、常々胸をお借りしてます。武長さんが演じる役の声聞くと笑っちゃうぐらいに自分の中できてます。

稽古中の武長さん

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-出演を決めたきっかけを教えてください。
武)これまでの名塚さんの作品は何本か見てたんですけど、今作は彼っぽさがありつつも違うものを取り入れようとしているというか、もっと広い人に見せたいっていう気持ちがベースにあるような感じがして、作家さんとしての変化を感じました。それってすごいモチベーションだなって思って、飛び込んでみようと思い参加しました。
菊)名塚さんとは演劇部の先輩後輩の関係でして、最初は劇団の稽古に参加してみないかというお誘いからでした。そのうちに旗揚げ公演に参加する流れになっていましたね、いつの間にか笑。でも演劇部で一緒にはなっていたんですけど、名塚さんの脚本・演出の作品に出演したことが無かったので、出てみたかったっていうのはあります!作品の感想は、かなり辛いというかアンハッピーっていうのが正直なところです。ただそれはトータルでって感じで、それぞれを切り取るとそうでもないってところが面白いかなと思いました。
渋)名塚さんが僕の出演作を観に来てくれたのと、菊地さんと同じ劇団に所属していることをきっかけにお声がけいただきました。初めて今作の読み合わせに参加したときに、こういう面白さの作り方もあるんだなと思って。暗いという印象もありましたが、身近だけどそんなにない物語で、独特な世界観が面白いなと思いました。でも、読み終わった後に無性に甘いものが食べたくなったので、たぶん苦しかったんだと思います笑。
泉)途中からお声がけいただいて、なぜ私?って思いました。ただ、これまで自分の劇団でしかやったことがなかったので、外に出るチャンスだと思い参加しました。そのあとに脚本を読んだのですが、会話調で暗い感じで終わっていくのが普段触っている作品とは真逆なので、どうやっていくか迷いました。あと初めての方ばかりなので、人見知り大丈夫かとか。でも受けたからには頑張ろうと思いました。

-泉田さん、渋谷さんは菊地さんとそれぞれ同じ劇団に所属されていますが、りこりたで創作している中で、新たな一面など発見はありましたか。
渋)劇団かげろうにいると陽哉さんは年上の方なんですけど、うちにいる年上の人との絡み方とは違うというか。
泉)うちだと下の方だから、お兄さんしているなって感じがします。
菊)そんな風に見られてるんだな。泉田については外に出てるの初めて見るんですけど、これまで一人の脚本でしかやってなかったから言い回しとか慣れてしまってたと思うので、名塚さんの脚本に苦戦してるなって思いました。普段は感情表現が大きいものが多いのでそこも違うかと。でも、泉田カラーがにじみ出てきてると思います。渋谷くんに関しては最近いろんな舞台に出てるんで、対応力を身に着けてきているなと思います。もともと渋谷君の役は自分がやるかもだったんですけど、渋谷君が読んだときに「これは渋谷君だな」って思って。役を取られたってイメージですね。
渋)本番前にぎすぎすしちゃダメだって笑。
武)読み合わせでは結構いろんな役やってたんだ。
菊)飯田も読んだことがあったので、たけさん(※武長さん)うまいな、面白いなって。渋谷くんもうまいことはまるなって思って。
-確かに、稽古動画を拝見して皆さんはまってるなと思いました。武長さんはこれまで刑事の役をされたことありますか。
武)初めてです。稽古動画見てくの楽しいですよね。取り調べで見てる質感とちょっぴり似てるなというか、みんなのログをたどってる感じがして面白いです。後から伝聞で聞くのと動画で見るの、感覚として少し似てるなと思って。割と稽古に行けない時間が多いんですけど、こういう雰囲気で積みあがっていってるのかって。

-初めましての役者さんが多いですが、役者同士の仲の良さがお芝居の関係性にも出ているように思います。稽古ではどんなことをされているのですか。
菊)稽古では話し合いをよくしてて、それがいい方向に作用していると思います。作中でも初めましての人だったり、昔から知ってたりと関係性がばらばらなんですけど、それぞれと打ち解けていくっていうのが舞台上で出てこなきゃいけない。そういう意味でも話し合いしてよかったと思います。稽古場の雰囲気が良くなったのも話し合いのおかげかなと。
渋)僕はほぼ全員初めましてで、稽古でコミュニケーションの時間を設けてもらったのは助かりました。考えが違う部分は話し合いで決めて、そしたらまとまりがでたり、他の人の考え方がわかって、劇以外でも距離が縮まったり。自分の考え方を発する時間にもなったので有意義でした。
泉)途中参加ということもあって、参加したときには稽古場の雰囲気が出来上がっていて。どう入っていけばいいのかと思っていましたが、話し合いの場があって良かったです。
武)自分も初めて現地に行けたのが泉田さんとほぼ同じタイミングだったので、気持ちわかるな。

-今回の役で挑戦したことを教えてください。
泉)私は慣れてる人にはずばずばいくタイプの人見知りなんですが、竹仲はどうなんだろうっていうのを探っていました。また時系列を行き来する役でもあるので、演じ分けとか切り替えをしっかりしていこうと思っています。
-武長さんの注目してほしいシーンも竹仲さんの演じ分けだと伺ってます笑。
武)期待大だと思います笑!
渋)僕はボディランゲージと台詞のかけ方ですかね。それぞれの役に対しての距離感の違いって、触る/触らないとかのボディランゲージに出てくるのかなと思ってるんですけど、難しい。あと僕は人見知りなんですけど、芳原さんは話しづらさを感じさせない人だなと感じていて、新しい感覚だなって思ってやってます。
菊)二日酔いになってるシーンがあるものの経験がなくて、そこら辺をどうやって表現しようかっていうのが挑戦になっていますね。
武)台本を早めに覚えるっていうのが半年くらいのトレンドで頑張っていることで。書いてる言葉に引っ張られると飯田はただへらへらした人になってしまうので、早く台本を覚えて、竹仲さんの話を聞いたりみんなの様子を見るときの彼の目的は何なのかを考えるための準備をしておきたいです。あと、名塚さんとは好きなタイプとか違うんだろうなって思ってるんですけど、そこに変に距離を置かずに、一緒に名塚さんの追い求めるものを追っていけたらと思います。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回も引き続き出演者へのインタビューです。ぜひご覧ください。



海牛
創作ユニット「りこりた」所属。

りこりた 1st 『花の枯らし方』
ご予約はこちら。
https://t.co/mKGBzUbNv0

【日時】
2023年2月25日(土)・26日(日)
2月25日(土) 14:00/18:00
2月26日(日) 11:00/15:00
※開場は開演の30分前。
※上演時間は100分程度を予定しております。



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