塾を辞めたい 3/3
塾の卒業生の話をきいた翌日の4/26の朝、次女は、塾のことについてまだ迷っているようで、元気がありませんでした。あまりに元気がなかったのと、自分が辛いことについて話してくれたことに対して、「◯◯の気持ちを教えてくれてありがとう。大変だったね。」とキッチンで伝えました。
夕方、姉妹でテニススクールに行った後、小6の長女が受験まであと9ヶ月しかないにも関わらず、志望校に合格するために偏差値がどれくらい足りないか把握していないこと、いつまでに何をする必要があるか無計画であることに対して、それでいいのか、問いただしました。
一通り話をし、長女が勉強をするために子ども部屋に行ったあと、次女がぼそっと言いました。
「◯◯(自分の名前)、もうちょっとつづけてみようと思う」
夫はその言葉に「よく決断した」と喜びましたが、私は、なぜそのタイミングでそう言ったのか、不思議に思いました。
しばらくして、なぜもう少しつづけようと思ったか聞いてみると、卒業生が4年生のときは算数が28点だったにも関わらず、第一志望の難関校に合格できたため、自分もやればできると思ったからとのことでした。また、なぜ、あのタイミングだったかについては、長女のようになりたくなかったからとのことでした(「長女のように」が何を指すのかは確認できていませんが)。
中学受験の勉強をすることで、余白時間に自分の好きなことを見つけたり、好きなことを探究する時間が少なくなるため、私は、次女の現時点での決断に対して手放しで喜ぶことはできませんが、次女が、困難な状況に立ち向かう勇気をもてたことはよかったと思っています。
今のところ、次女は、気持ちを切り替えて、A先生の3クラスから2クラスに上がれるように、算数も頑張っています。
その困難(難関校と言われる学校に合格するために、塾でトラディショナルな方法で勉強をすること)が努力の価値ある困難かについては、まだもやもやしていますが、次女が、困難な状況でもやってみる勇気をもてたことは間違いなくよかったと思います。今後も、塾に通う次女を、冷静に見守っていきたいと思います。