次女がピアノを続けることにした理由
次女は、半年ほど前からピアノを辞めたいと言っていました。小4の11月に塾の進級テストがあり、進級テストに向けて頑張らないことと、塾の宿題が多いから練習の時間やピアノのレッスンの時間がないとのことです。
長女が進級テストに合格できずに退塾させられたのをみて、優等生思考の次女は、「私は絶対にあんな惨めなことにはなりたくない」と思っているようです。親としては、頭の中がアートな長女にとってはこの塾はあっていなかったので、辞めることを強制してくれた塾に心から感謝しています。
私は、子どもも、自分のことは自分で決めることを大事にしていますが、考慮ポイントはすべて提示して、できれば続けてほしいと思っていました。何故なら、私が先生をとても尊敬していることと、次女は、最近、やっと楽譜が読めるようになったのに、今、辞めると、大人になって弾きたくなったときに楽譜の読み方を忘れてしまっていると思っているからです。
長女、次女とスーパーて買い物をしながら、次女に、ピアノを続けたほうがよいと私が思う理由を説明しました。
①やっと楽譜が読めるようになったのに、今、辞めると、大人になって弾きたくなったときに忘れてしまっている
②ピアノを弾ける人は頭がいい。麻布中・高の男子は7割ピアノが弾ける
次女が大好きな稲庭うどんを見て、「続けるならうどん買ってあげるよ」と、モノでつるという、最後の手段も試してみましたが、「やーだね、そんなの引っかからないよ」と言われました。
しばらくして、長女が、「フルーチェと、黄身が真ん中にのったうどん買ってくれたら続けるって」と言いに来ました。
「えーーー、そんなでいいの???」
おそらく、次女としては、「ピアノをすると頭がよくなる」で、既に心がグラグラ揺れており、単に最後の一押しがフルーチェと黄身のうどんだっただけです。
先日、外的衝動と内的衝動について、子育て中のパパ、ママと話をしていたので、次女と話をしながらこの2つがぐるぐるしていました。内的衝動がないものは一流になるのは難しいと思いますが、外的衝動が起点になって、世界が広がることは多いと思います。次女にとっては、ピアノがそんな存在になるとよいと思っています。
次女がなぜ「頭がいい」にそれほどこだわるのかは理解できませんが、それが多様性ということなのだと理解しています。