尾崎豊の世代
自由っていったいなんだい?どうすりゃ自由になるかい?
尾崎豊のフレーズで始まるこの文章、そう、私は同世代。
自由でいたい、自分を表現したい。身の内に溢れそうな何かを!
という典型的な80年代キッズの私。
そんなことを考え始めたのは10代の終わり。
高2の春休みに一家の大黒柱だった父が亡くなりました。葬儀で親戚が口々に
「これからは4人兄弟の長女として働いて支えなきゃね」
私がずっと泣いていたのは父が急逝したからだけではない。
そんな私を母が励ましてくれた。
「上の学校には行かせてあげるから資格が取れる学科に進学して頂戴ね」
のんびりと短大のデザイン科に進学してアートの方面で働く~…なんて緩い脳みそがいっぺんではじけた。
なんとか図画工作コースのある地元の短大の初等教育科に入学。二年かけてミュージカルを作ったり、マンガを描いたり、それは脳みそ、お花畑であっという間に短大の2年は終了。え?!来年から働かなきゃならないじゃん!と気が付いたときには遅し。コネofコネで小さな幼稚園の先生になっていた。
自由っていったいなんだ~い♪
幾ら尾崎をが鳴っても、いちご白書の時代からモラトリアムは何時か終わる。奨学金という大金を背負った私は就職するしかなかった。(当時、教職や看護職に就職すると数年で返還免除という年季奉公みたいな制度があったんだyo!)
芝居は?マンガは?アートは?自己表現は?
かくして20歳のモラトリアム教師、rico先生爆誕です(続く