ハワイの老舗がまた一つ…約170年の歴史に幕を閉じるLove's
昨日のnoteにもちらっと書いたのですが、ハワイの老舗パンメーカー「Love's Bakery」が、約170年の歴史に幕を閉じるというニュースがありました。パンデミックの影響だということです。
※昨日のnoteはこちら↓
たぶん、ハワイ好きの方なら誰もが知っている、あのパッケージ&かわいいロゴ。どんなスーパーマーケットでも、コンビニでも、小さな売店みたいなお店でも、Love'sのパンやベーグルを扱っていないところはないんじゃないか、と思うくらいハワイの民に馴染みの深いパンでした。
食パンももちろんよく食べたのですが、私にとってのLove'sの思い出は、丸いハンバーガーのバンズやホットドッグ用の細長いタイプのパンなんですよね。子どもたちが小さかった頃、よく食べたなあと。
子どもたちが集まるパーティーには欠かせなかった!
当時住んでいたコンドミニアムにちょっとしたレクリエーションデッキがあって、BBQエリアやプールがあったんです。ご近所のお友達が集まって、ちょっとしたBBQやお誕生日パーティーをすることが多かったんですが、そのときに活躍するのがLove'sのパン。ハンバーグやソーセージをコンロで焼いて、パンに挟んでケチャップかけてばくばく食べる、ただそれだけの簡単なバーガーやホットドッグが、子どもたちの大好物でした。
お手頃価格で一袋にどっさり入ったパンは、庶民にやさしい思い出の味。アメリカンな雰囲気も味わえて、日本から家族や友達が遊びに来たときも大活躍してくれました。ほんと、お世話になりました。
ニュースによれば、このコロナ禍、一般家庭でのパンの消費は普段より増えていたそうです。ローカルにとっては、こんな時だからこそいつもに増してお世話になっていた味のはず。でも、ホテルやレストランなどでの消費が大幅に減少した影響が大きかったとのこと。
つらい。つらすぎる……。
よく考えたら江戸時代から続いてたんだ、Love's Bakery!
だって、創業したのは1851年ですよ。今年の7月に、創業170年の記念を迎えるはずだったブランドです。1851年って、日本では江戸時代後期ですよ!教科書に出てくる、ペリーが浦賀に来航っていうのが1853年ですからね。その前から、ハワイの地で営業していたって考えたら…なんという老舗感。
世界大戦も、様々な苦境も乗り越えてきた、そんな歴史のあるLove'sが廃業の決断をするって。コロナって何なのよ……。
正式にクローズとなるのは3月末。それまでに、どれくらい食べられるかな。今はみんなと集まってパーティとかはできないけど、久しぶりにホットドッグでも作って、今はすっかり大きくなってしまった子どもたちと、感謝を込めて食べようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?