オアフ島の東側。ローカルに愛され続けるポイ・ファクトリーが好き
先週土曜日のこと。久しぶりにノースショア方面に行きたくなって、ドライブしてきました。「仕事」や「取材」ではなく、ただ気ままに出かけるには、ちょっとだけ気合がいるノースショア。なぜなら、私はあんまり運転自体が得意じゃないから。
日本で運転免許を取得しないままハワイへ移住してしまった私は、正式なドライブ講習などを受けることなくハワイで免許を取得したため(ハワイのせいにするな)、未だにバック駐車がほぼできません。どんなに狭いパーキングでも頭から突っ込む私を、ダンナや息子は呆れ顔で見ている有様でして。あ、もちろん縦列駐車も苦手です。
でも、自分の行きたい場所に自力で行く!という、とてもベーシックな欲求を満たすために、ハワイで運転は必須項目なんだよね。大丈夫。パーキング以外の運転は基本問題なくなった。はずです(笑)。
というわけで、久々週末プロジェクト、発進です。
今回は、めずらしく「娘とドライブデート」で、目的は「美味しいものをさくっと食べる」こと。助手席の娘が主導権を握る車内BGMは流行りのJ-POPで、それもなんだか心地良い母。娘には気づかれないように、ちょびっと気合を入れながらアクセルを踏みます。
見える景色も、いつもと違うよ。
ハワイの食文化を伝え続ける、ワイアホレ・ポイ・ファクトリーへ
第一目的地は、ワイアホレ・ポイ・ファクトリー(Waiahole Poi Factory)。ここはノースというよりオアフ島の東側にあたる場所で、ザッツ・ローカルな雰囲気がたまらないお店。なんと1905年からこの地で「ポイファクトリー」を営んでいたという場所。一旦その工場は閉鎖されましたが、その後、別のオーナーに受け継がれ、現在はハワイの伝統料理をカジュアルに楽しめるプレートランチ店として営業しています。
で、とにかく食べたかった「Squid Luau」と「Beef Luau」のプレートランチをゲット。以前はプレートにどーんと注がれていたのですが、パンデミック以降はカップに入った形でサーブされるようになったみたい。ちょっとだけ風情が違うけど(そしてフォトジェニックでもないけれど)、まあこれはこれで食べやすいし良しとしよう(笑)。
付け合せは、ライスも選べますが、ここはやっぱり「ポイ」で。
あ、ポイとは古代ポリネシアの人々が主食としてきた、タロイモから作る薄紫のペースト状の食べ物のこと。ハワイのローカルフードとしてレストランやホテルのルアウなんかで食べることもできるのだけど、これがね。実は苦手っていう人も多い代物でして。なんかちょっと酸っぱいんだよね、普通。
でも、ここのポイはフレッシュだからか作り方が独特なのか、なめらかでほくほく。嫌な酸っぱさはなくて、私は好きなんです。Squid Luauと一緒に食べるのが、たまらない。ほんと、美味しい。唯一無二だなあとしみじみ思うのです。
ちなみに、ここでもう一つ忘れちゃいけないのが、ハウピア(ココナッツ)アイスクリーム。クロロと呼ばれるハワイ独特のお餅(これもタロイモベース)と合わせて食べるメニューもあるのだけど、私はアイスクリームだけの味わいも好きなんだよね。
以前はお店の前にテーブル席があって、そこで食べられたんだけど、このご時世だからからテーブルはなくなってしまって。テイクアウトして車の中で食べる…というスタイルになっちゃったんだけれど、それでも。ああ、なんて贅沢なランチタイム!
このハワイの素朴な恵みを「あー、めっちゃ美味しい」と、一緒に分かち合ってくれる22歳の娘よ。ありがとう。母は、嬉しいよ。
“チャイナマンズハット”を眺めて休憩
ランチのミッションをこなした後は、一路北上!次に目指すは、これまた久しぶりのカフクというエリアなんですが、その前にちょっと休憩をば。
有名なクアロア牧場(ジュラシックパークやLOSTなどの映画・ドラマのロケ地として知られる広大なテーマパーク)の目の前にある、クアロアビーチパークへ立ち寄りました。
ここからは「チャイナマンズハット」(正式にはモコリイ島といいます)と呼ばれる小さな無人島が見えて、ワイキキやアラモアナとはぜんぜん違う海の光景が広がっています。
この日は土曜日だったこともあり、地元の人たちがテントを持ち込んでBBQパーティーをしていたのもいい感じ。
穏やかで神聖な雰囲気の海を、ただ娘と見るだけの時間。これまたありがたすぎて、ちょっとうるっときちゃう…。涙腺がゆるゆるなのは、もう仕方ない。あきらめながらも、娘にはその感じを悟られたくなくて、意味もなく写真を撮ったりして。
誰もいなかったら、海に向かって「ありがとぉぉぉぉぉ!!」と叫んでしまいそうでした。やばい(笑)。
そしてこの先、カフクでのお目当ては、めっちゃ気になっていた台湾風シェイブアイスと新鮮野菜のスムージーなのですが、それは次の記事でご紹介しております。
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いや、ひっぱるほどのことじゃないんだけど、1つの記事があんまり長いと読むのも疲れちゃいますもんね。
美味しくて、楽しくて、幸せすぎて
そんなこんなで、ちょっぴり情緒不安定、でもこの上ない幸せを感じながらのドライブは、まだまだ続くのでした。