雷雨のワイキキで想う、10年前のこと
このところのハワイは、お天気が落ち着きません。昨日はオアフ島のノースショア、ハレイワというエリアで大雨の被害があったばかり。まだ心配な状況です。そして今日はホノルルでも夕方から激しい雨が降り続き、雷もゴロゴロ。けっこうな広範囲で停電の被害がでていました。
幸い我が家は停電にならずにすみましたが、まだこれからも雨の予想は続いています。なんだかんだ言って、こういう自然の力には為す術もないんだなあと思い知らされるばかりです。
そう。自然の力……。今日は東日本大震災から10年目にあたる特別な日ですよね。10年前のあの日、私はここワイキキの小さなコンドミニアムで、テレビのニュースに流れる津波の様子を信じられない思いで見ていました。たしか、ハワイにも津波が到達するかもしれないというニュースもあり、不安を感じながら日本やハワイの家族、友人と電話で連絡を取り合っていたのを覚えています。
あれから10年。今日はあらためて、黙祷をささげました。
それにしても、今でも忘れられないのが、あの頃に出会ったハワイのローカルの人たちの温かさです。「日本が大変なことになってるって聞いたけど、大丈夫なの?」「あなたのファミリーは無事?」「なにかできることはある?」と、声をかけてくれた人が本当にたくさんいて。ああ、この島の人達はなんてあったかいんだろうって感動したのを覚えています。
あの頃、多くのローカルアーティストが、日本のためにチャリティーライブやイベントを行ってくれたのも忘れられません。
ハワイと日本って、やっぱり特別な絆があるんだと強く感じたあの時。それから10年。いろいろなことがあったし、今はまた別のとんでもない状況になってしまっています。でも、だからこそ、今ここにいられる自分にできることをまっとうしたいと思います。私にできることなんて、たかが知れているかもしれないけど。
決して忘れずに。今に感謝して。今を大事にして。
そして大好きなジェイク・シマブクロさんの今日のFacebookにこれ…。泣けた。