妊娠第８週に第２子を稽留流産して、流産掻爬手術をした話、その１
おはようございます、鍼灸マッサージ師が教える、
心の温度を１℃上げるセルフケア×のびのび育児
子育てママセラピスト 元保育士 池田りこです。
今日は、タイトル通り、妊娠第８週に稽留流産したのですが、診断を受けて２日後、流産掻爬手術をすることになったのですが、
手術やその後の経過について、書いていこうと思ってます。
妊娠初期に流産する確率は、８～１５％と、６から７人に１人流産する方がいらっしゃる計算になるそうです。
第一子の妊娠中や、出産後育児をしているときに、よくSNSやGoogleで検索していたのですが、
第二子の流産掻爬手術が決まって、SNSやGoogleを検索しても、あまり情報がなくて、
妊娠初期の赤ちゃんが無事に育っている場合の情報が出てきたり、
当時、悲しみ、手術の不安、恐れ、色々な感情があったのですが、
当時フルタイムでワーキングマザーをしていて、
何日くらい休養が必要なのか、
いつから仕事に復帰できるのか、
流産掻爬手術の費用のこと、
当時年度末で、夫が土日出勤もあったので、長女の保育園の送り迎えのこと、
物理的に夫に家事をお願いするのは難しいので、
家事はどれくらいでできるようになるのか、
流産したことによる、４歳の娘のメンタル面のケアや感情的なもの、
特に仕事、家事、日用品の買い物、保育園の送迎、どれくらい動けるようになるのか、
子宮筋腫が６ｃｍのものが、子宮内膜粘膜の内側にあったので、全部取り除くことができるのか、万が一もあるとのことだったので、
もし、何かあった場合シュミレーションをしておきたい。
と悲しみながらも、大切な長女がいたので、心は、非常に現実的でした。
日中は保育園にいても、朝晩のご飯や、お風呂のこと、歯磨きや、心の安定は、規則正しい生活習慣が一番大事なのを、身をもって体感しているので、
親としては普段と変わらないように、可能な限りしてあげたい。
でも、ネットにも情報があまりなかった（それだけ初期流産したことというのは、心を痛める大きな出来事なのだと思います。）ので、
私は、手術後７日、タクシーで病院に行こうとして、雨で全くタクシー会社に何度も電話しても繋がらず、片っ端から、電話しても繋がらず、
仕方がないので、恐る恐る雨の中、痛むお腹のの中、休み休み最寄りの産婦人科に歩いていったあの日に、
いつかこの経験を文章にしっかり改めて記録しよう、と思ったのを、
４ヶ月後の今日、久しぶりに雨が降っているのをみて、思い出したので、
手術が決まった時に、もらった紙を取り出して、今文章を書いているところです。
もし今悲しみの中にいる方や、大切な奥様やパートナーが悲しい経験されている男性の方にも読んで頂きたいです。
流産掻爬手術体験談、私池田りこの場合
手術は９時半から１２時半の３時間（私は１４、１５時までかかりました。）と説明を受けました。
待合室は妊婦さんと一緒なので、確実にたまごクラブ、ひよこクラブを読む気分ではないので、Kindleに本を２冊入れていきました。
１冊目、ひかりんちょさんの「ありのままの私を受け入れず批判する奴には、心の中で中指をたてればいい。」
kindle モノクロだから、紙媒体で買ってもよかったなぁ。
２冊目、宮内幸治さんの「ケーキが切れない非行少年たち」
当日の７時にアマゾンのぽちったのですが、２冊とも普段読まないジャンルなので、
すごく面白かったですが、このタイトルの本を選ぶチョイスに、
悲しみのあまり、やさくれてしまった自分自身の心が現れている気がします。
今となっては、思い出して、吹き出しました。
特に一冊目の「マツコの知らない世界」で知ったカリスマ女子高生ひかりんちょさんの本は、すごく斬新で、面白かったです。
現実と異なる場所に連れて行ってくれる、本の力は偉大だと改めて思いました。
（余談ですが、ひかりんちょさんの本の感想をメッセしたら、返信がきてびっくりました。
すごく礼儀正しい子なのだなぁ、と思いました。あの日私は、確かに彼女の持つ明るさに救われました。感謝しかないです。）
前日は、入浴して、しっかり睡眠をとりましょう。（そんなことが、書いてありましたが、２、３時間しか寝れませんでした。）
当日は、絶飲食で、何も食べたり飲んだりせず、歯磨きやうがいは可能。
当日はお化粧やマニキュア禁止（顔色や爪を）見るので、コンタクトアクセサリーもなしで、とのことですが、
すっぴんの状態で、幸せそうな妊婦さんに朝からたくさん会うのは、メンタルがもっていかれました。
当日は、自転車や車の運転はしないように、子連れでの手術は不可、そして付き添いもなしでお願いします。
とあり、娘は私の母親にお願いして（ちょうど、この日みんなで晩御飯たべることになっていました。）
送り迎えは、会社を休んでもらって、夫にお願いしました。
手術に持っていくもの
手術同意書１通（署名、捺印は必ず夫、または相手の男性の直筆で）
（もし手術で取り切れないものがあった場合、再手術をすることになった際は、無償で手術します、という同意書にもサインをしました。）
問診表（事前に記入すること。）
生理用ショーツ１枚（ドラックストアで新しいものを買いにいきました。
看護師さんに手術後パンツを履かせてもらう想定をして、実際そうでした。）
ナイト用ナプキン３枚 （１枚しかつかわなかったですが。）
手術費 （私の場合ですが）１５０００円位と事前にありました。
（堕胎は治療に当たらないので、高額なようですが、流産掻爬手術は、治療にあたるからだそうです。前日ネットで調べました。
実際（私の場合ですが）１３０００円でした。手術前に一端お金を預けて、１０００円札がなかったので、
２万円預けて、術後におつりが戻ってくるシステムでした。）
手術後３日は絶対安静で、
１週間後必ず診察に来ること、出血が７日から１０日で止まり、異常がなければ、
シャワーは翌日、
軽い家事は４日
勤務は７日後、
入浴は７日目から
性生活は１４日目からとありました。
次の生理が手術後３０日から４０日くらいで始まるのが通常で、
（生理が来ないまま妊娠することもあるので、５０日経過しても来ない場合は診察に来て下さい、とのこと。）
手術後は、頭痛、頭重感、めまい、肩こり、下腹の張り、気分の不安定などの症状が出やすいので、無理はしないようにお願いします。とのこと。
絶対安静の時期の３日の家事をどうしていくか、
保育園の送り迎えをどうしていくか、
職場に手術の日と１週間後の診察で、勤務ができる日取りが決まる旨を報告、とお休みを頂く旨を伝えること。
こうして改めて見ると、自分の身に起こってみないと、知らないことばかりでした。
もう３ヶ月くらい後のことなので、冷静に文字にすることができました。
私の話になりますが、お腹の赤ちゃんが育っておらず、稽留流産しているかもしれないと、
１週間様子をみましょう。と医師告げられて、その時平日に祝日がある週は日曜と祝日しか休めないので、近所の産婦人科が空いておらず、
電車に乗って少し離れたところの産婦人科に通院していたのですが、
手術するなら、術後１人で通院するのに、長女の時に通った近くの産婦人科がいいなというのと、
その時の先生が気を遣い優しすぎる方で、妊娠した時から、赤ちゃんが小さいので、様子を見ましょう。
予定日もはっきりしないまま、８週まできたので、
まず妊娠の週数を計測するたまひよアプリを、アンインストールして、
（残していると、今正常に妊娠していたら、今これくらいで、とどうしても考えてしまうのと、
もし、心拍があるならまた、ダウンロードすればいいと思いました。）
思い切って、見て頂いた先生には申し訳ないですが、セカンドオピニオンがてら、病院に行ったら、
赤ちゃんを包む袋の中に、この前までいた小さな赤ちゃんが全く見えなくなっているのを、
その時みて、私の場合は諦めて手術にのぞむことができました。
無理に気持ちを切り替えたり、無理に明るく振舞おうとするのは、自分にはできないと思い、
気持ちを切り替えなきゃ、明るくしてなきゃ、
こうしなきゃ、ああしなきゃ、という思考は捨てました。
今何が悲しくて、今何が不安で、今どういう気持ちなのか、
体調は、心は、コンデイションは、生活のことへの不安は、
手術前後も、泣きたい時は泣いて、手術終わって、心ゆくまで（と表現していかわかりませんが）情緒不安定になり、
妊娠の時には食べられなかった、お刺身や、大好物のナチュラルチーズを食べて、カフェインも摂って、
お腹を下に、うつ伏せで安静期間にまんがを読んで布団で休んだり、
あんなに食べられないと思っても食べたかったのに、できないと思ってたことをしても、
それなりに美味しかったり、やりたいことをしていた感は、あるけれど、満たされない感覚ははじめてでした。
もしあの時の私に伝えたいことがあるなら、あせらずゆっくり休んでね。と伝えたいです。
手術の様子も書く予定でしたが、長くなってしまったので、また今度にしようと思います。
今悲しみの中にある方、私と同じように、まだどこかに心のにチクンと刺す痛みのようにどうしても残っている方の参考になりましたら、うれしいです。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。