飛行機の話をしようか
元旅行業に従事していた人間として、憧れの航空会社といえば、
シンガポール航空
SQと呼ぶことが多いですが、特に、SQといえば、
ビジネスクラス
ですね!!
個人的にはエアバスよりボーイングの方がシルエットが好みですが、
ど~~~~~~~~しても乗ってみたかった、
SQのA380ビジネスクラスです。
ワタクシ、この度、実に10年ぶりに海外旅行をして参りました。
驚き・・・
29歳の時にバスケットボール持ってひとりで台湾に行ったっきり
転職してから海外旅行なんて・・・
(仕事では行きましたけどね)
10年間、海外旅行してなかったんだから、10年分の金を使っていいだろう。
まったくもって安易な発想で(笑)
10年間、海外旅行はしていないが、国内旅行はしまくっている。
お金は散々使ってきたというのに、
「10ねんぶり」というパワーワードのもと、
よし!!SQビジネスで行くぞ!!
という発想に至ってしまったのである。
ということで、今回は飛行機のビジネスクラスについて語りたい
ビジネスクラスの紹介
まず、チェックインカウンターだが、ご存知のとおり、ビジネスクラスはチェックインカウンターも専用のレーンがある。
ほぼ並ぶことなくチェックインが終わるのと、預け荷物に「優先タグ」をつけてもらうことができる。
次に、保安検査上を通過したあとの過ごし方だが、
ビジネスクラスのチケットでラウンジを利用することができる。
今回はSQのチケットなので同じアライアンスであるANAのラウンジを使うことができた。
ラウンジ内ではお酒もドリンクも食べ物もフリーで提供されている。(チケット代に含まれていると考える)
今回、23時過ぎのナイトラン(夜行便)のためすでに夕食を済ませていたので、軽く一杯とおつまみを頂いて、シャワーの順番待ちをしていた。
(シャワーブースがある)
ところが、この日はシャワーが激混みでとうとう順番は回ってこず、
指定時間に搭乗ゲートへ。
ここでも優先搭乗になり、ほぼ待つことなく、機内へと案内された。
機内を最初に通されるので、離陸までの時間が長い。
ここでまず、おしぼりとウェルカムドリンクが振舞われる。
離陸をし、安定飛行に入ったら、ナイトランでやることはただ一つ。
寝床作り。
身長162センチの自分は足を伸ばしてもまだ余るくらいのスペースが確保されているし、プライバシーも確保されているような作り。
この機材の座席配列はスタッガードといって、少し隣とずれている。
さらには、座席につけられた壁をあげることで、視界が遮れるようになっていた。
ちなみに、機内食も有名なSQ
事前に予約のできるbook the cookというシステムがある。
私はここで、ノーミールを選択した。
寝たい。とにかく寝たい。
もったいないな、と思うかもしれないが、体調が一番大事、それを選べることも対価だと思う。
ところが、残念ながら、この日、私は持病のアレルギー性鼻炎が爆発し、
ほとんど寝られなかった・・・涙
(でも横になれたからいいよねと思うことにしよう)
早朝にシンガポールに到着。
乗り継ぎ時間は2時間弱、もちろんバゲッジスルーなので入国審査もしないし、荷物のピックアップ、チェックインもない。
(すべての空港がそうではないので、必ず確認が必要です)
冬の日本から一気に常夏の東南アジアへ。
空港内は空調管理されているので気にはなりませんが、
ここで着替えておかないと。てか。シャワー。歯磨きもしたい。(←フライト内のトイレにも歯磨きや洗面ができる場所があるが)
ここではSQのラウンジが使える。
シャワーブースには必要なものがすべて揃っている。
バスタオルはもちろん、歯ブラシもあるし、ブラシもあるし、ドライヤーも使える。
最高の準備ができた。
早朝すぎてお腹はすいていなかったが、目覚めのコーヒーだけ飲んで
乗り継ぎ時間ジャストでゲートに到着
ここでも待つことなく機内へ。
そうして、2時間後、バリに到着した。
座席がアッパークラスから前の方に配置されているので、一番最初に降りることができる。
長蛇の列が出来る前にアライバルビザの手続きと、入国審査を終えると、
荷物はすでに出ていた。
A380の紹介
帰りのフライトは憧れのA380に乗ることができた。
ちなみに、当たり前だけど、機材を選ぶことは不可能。
もちろん、いつの何便にどの機材が飛ぶか、予め調べることは可能だが、機材を変更しての運行を行うことだってあるので、乗客として機材を選ぶのは超上級者とでも言おうか、乗り鉄ならぬ、乗りフライトかな、と思う。
A380は2階建ての旅客機で、2階が全てアッパークラス(ビジネス&ファースト)の座席となる。
すなわち、エコノミークラスと住み分けがされていて、乗り口も違う。
帰りの便もナイトランだったため、夕飯はSQラウンジで済ましたのと、
シャワーも浴びることができた。そして冬の日本へ帰る着替えもできた。
帰りこそ。寝るだけだ。
そして何を隠そう、帰宅後出勤予定だった。
寝床を作っておやすみなさい。
帰りはだいぶ寝れたと思うが、睡眠デバイスでは3時間睡眠が記録されていた。
行きは睡眠の記録すらなかったのでだいぶいいのでは??
ここもまったく待つことなくスムーズに降機。
入国審査は日本人はもともと並ばない。
荷物もあっという間にターンテーブルの上に並べられている。
最速で成田エクスプレスに乗り込むことができた。
ビジネスクラスは何のために乗るのか?そのメリットは?
ビジネスクラスといえば、何という贅沢でしょう!!と思っていた。
いいなぁ~いいなぁ~とずっと憧れ続けていたビジネスクラス
今回乗ってみて、そのメリットを整理しておくことで、
人生における本当の豊かさとは何かを解きたい。
サービスとしてはもちろんいいことづくしだが、正直料金は3倍している。
4本の飛行機に乗ったが、ちょっとした裏技があって、
デンパサールからシンガポールへの便をスクート航空の共同運行便にすることでかなり経費削減した。
ちなみにスクート便はプレエコ。
せっかくシンガポールを経由するから、と、途中降機(ストップオーバーと言って、シンガポールに入国する)も考えたが、それが可能なチケットはもはや買う気も失せる金額だった。
なんとか出してもいい限界の金額で今回ビジネスクラスに搭乗している。
その価値観(金額)は自分の中では30万であったこと。
まずそれを知ることができたのは、でかい。
なぜかと言うと、もし、今後ビジネスクラスを利用するときに、
自分が30万円を生み出す機会が伴っているかどうかを考えることができるから。
さて、ビジネスクラスの対価(メリット)は何か。
これはあくまでも私にとってのメリットだが、
1番は、待つ時間がないということ。時間を浪費することがないということ。
今回は自分の旅行(バカンス)だったため、正直、待っている時間で空港内を遊んでも良かったと思う。
次に、空港内でお金が必要にならないこと。
これは旅行としても相当楽なことではあった。
日本から用意したインドネシアルピーは持っていたが、シンガポールドルは持ってないし、米ドルも持ってない私にとっては、空港でちょっと水飲みたい、ということがストレスなくできたことはとても大きい。
しっかりと身なりを整えることができること
旅行の場合、まず最初にホテルのチェックインなので、はて?その必要があったのか?と言われれば、トイレで着替えを済ませればいいだけのことである。
機内での過ごし方に最大限ストレスが排除されている。
飛行機は自由に歩き回れるものではない。
故に、座席に座りっぱなしだが、自分のスペースがしっかりと確保されていることにより、自分自身ができることも増える。
PCで仕事をしたり、書き物もできるし、いろんな作業が可能になってくる。
スペースがあるということだけで、こんなにもできることが増えるのか!と感動した。
身なりも髪をとかすなど、ちょっとした作業は鏡がついていて可能。
何よりも、隣の人を気にしなくて済む。
音や、密着度、そういったことを何時間も気にしながら過ごさなければいけないフライトとは雲泥の差。
まとめ
もし、仕事で海外へ行くのであれば、ビジネスクラスの利用価値は高い。
無駄な時間がなく、待ち時間は全て生産活動がしっかりできる環境が整っている。
一日前倒しで行く必要もないので、1泊分は浮くのかもしれない。
きちんと身なり整った状態で、到着後から仕事に向かうことが可能。
では、旅行はどうなのか?
それがどんな旅行なのかにはよるだろうと思うが、
恐らく私は今後の旅行でビジネスクラスは使わなくていいだろうなと、今回の経験で結論づけた。
現地で使えるお金に回すことのほうが、旅行は満足度が上がると思う。
今回この経験をしたことにより、
「いいなぁ~ビジネスクラス、いいなぁ~」
と思うことがなくなったと思う。
それが最大の今回の価値となった。
私にはそのサービスは必要ないかな。
そう思えたから。
必要だと判断したら潔くお金を払って乗ればいい。
一つ自分で考えて決められることが増えた。選択肢が一つ増えた。
お金がないから乗れないのではなく、
一生懸命労働して貯めたお金をここに注ぎ込む価値が自分にはないと思える。だから、乗れないのではなくて、乗らない。
これが人生における豊かさだと私は思う。
ということで、
何はともあれ、
SQのビジネスクラス
最高でした!!!!!!!
ありがとう~!
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