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日帰りにする? 一泊する?~訪問 (visit)と滞在 (stay) の違い~
皆さんこんにちは!
皆さんはどれくらいの頻度で遠出して遊びに行くことがあるでしょうか。
遠出して遊びに行くというのは私の感覚では、電車や車の下道で2時間くらいかかる 大体が他県へ行くイメージです。
旅行でもないけど、休みの日にちょっと出かけるよりは少しだけ大きなイベント、というくらいです。
本日は遠出して遊びに行く際に私が感じる不思議な感覚について共有します。
当たり前のことですし、大した話ではありません。最近は以前と比較して遠出をすることが難しくなっていると思うので、 コロナ過前で想像してみましょう。
私の場合、
月に1回程度で遠出して遊びに行っていました。
当日の何時にどこで何をするかなど考えることはいっぱいありますが、 その中でも最も重要な要素の一つが、日帰りにするか一泊するかです。
私の感覚だとここで言う日帰りは英語の visit が、 一泊は stay のニュアンスが合うので、ここでは日帰りを『訪問』 、一泊を『滞在』と呼びます。
実際は次の日の予定と費用の関係により ほとんどが訪問になるのですが、 年に数回は滞在することもあります。 その数少ない滞在の際に感じたことは、 訪問と滞在では街の見え方が全然違うということです。
特に、以前訪問で行ったことがある場所に滞在すると、同じ街でも別のものに見えてきます。
これは意識の違いによって目に入って認識するものが変わるからだと思っています。
訪問の場合、その日の目的をクリアすることと予定の時間に帰宅できるようにすることを主に意識して過ごしています。 滞在の場合はその日の目的がクリアできるようにすることは同じですが、帰宅することを考える代わりに、その日の夜の過ごし方もその日の目的に組み込まれていきます。
例えば、
大きな国立公園でお花見することをその日の当初の目的として例を挙げます。
訪問の場合は、当初の目的をクリアしつつも帰りの渋滞を考えると 16時くらいには帰路につき始めたいところです。
一方滞在の場合は、 当初の目的をクリアし、 帰りの渋滞のことは考えずに、 さらに夜の過ごし方 (街で遊んだり、 ドミトリーのようなところならば宿自体が遊ぶ場所になったり) も目的に加えることができます。
実際にこの意識の違いによって、『以前訪問でお花見用のテイクアウトをした KFC』の前を滞在で通った際に、以前は気づかなかったとなりの居酒屋の存在に気づきました。その時の私は、『今夜は飲める』と潜在的に意識していたのでしょうか。
以前来たことがあって、 知っているつもりだった街の違う顔を見ることができて、とても新鮮に、不思議に感じました。
ここからは余談ですが、
この意識の違いにより認識が変わる、気づく気づけないということは、こういった旅関係のこと以外でも当てはまることは多いと思います。
「店舗側の立場だと気づかなかったが、 利用するお客様の立場でサービスを受けてみて不便なところを見つけられた。」
「隣の部屋の生活音が気になるようになってから、 自分もドライヤーの音に気を使うようになった。」
「自分が育休を取得してから、社内での育休取得率を向上させることに興味を持ち始めた。」
「ずっと伸ばしていたロングヘアを思い切ってショートにしてから、髪の長い男性を見ると懐かしく感じるようになった。」
そういえば手品なども意識を誘導しているのでしょうか。
なんでもかんでも気づけば良いというわけではないと思いますが、意識が原因で認識できている部分(できていない部分も含む)があることを覚えておくと視野が広がるかもしれませんね。
とりとめのない日常の記事を読んでいただきありがとうございます。