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限りある世界の片隅で


人と接することで色んな化学反応が生まれる。
良くもなるし悪くもなる。


今日みた映画のおはなし

『にがくてあまい』

『インスタントファミリー〜本当の家族見つけました』


Talk 1 /にがくてあまい

両極端の感情や表現は側からみたら異質なもの。

この映画を観るまでは私はそう思っていた。

嫌いなものは嫌いだし、好きになることなんてそうそうない。けど、よく考えてみたら嫌いから始まり好きになったものほど長く好きだ。

今まで気にかけなかったことだけど、その理由が判明した。それは、嫌いという感情の中には自分に免疫のないものへの拒絶がありどう反応して良いか判らないから遠ざけたくて嫌いと表しているということだった。

確かに嫌いの中にも色んなタイプはある。劣等感だったり自分の想いと相反してるからだったり…。そんな中で少しずつ触れてくうちに自分に近いものがあれば共感して好きになってく。人間味に触れて好きになると、大抵ずっと好きだ。

ということは、嫌いの中にもほんの少し好きの感情があって認知するのに時間がかかってるだけかもしれない。好きと嫌いは異質の存在ではなく表裏一体、共存してるのだ。

例えば、人生において辛い出来事があったとする。確かに辛い苦しい出来事と最初は捉えていたとしてもその中に幸せという感情があるのではないか、そう思う。その感情を認知できるようになればもっと世界が広がるはずだ。

捉え方のバリエーションが増えたら認知できるのか。はたまた仮説を立てて様々な方向から物事を見れば認知できるのか。まだ未知の世界だけど、そこにチャレンジしていこうと思う。

映画の話、ひとつもしてなくて笑う。ちょっとだけしておこう笑。この映画は唯一観る前後で感情の変化が無かった作品。ほんとに珍しい。

心に残ったセリフは『ちゃんとみててよ!』。これは共感した。誰かに認めて欲しくて生きてないけど、認めてほしいそんな気持ちは少なからずある。くじけたとき、落ち込んだときに自分の取り巻く環境を心地よいものにする。これって生きてく上で結構重要。人は1人では生きていけないように出来てるんだな。だからこそ、普段から種をまいて自分で環境を育てていかねばならない。そこを意識できると、無敵になれる。頑張ろうっと。


Talk 2/インスタントファミリー〜本当の家族見つけました

映画を見終わって鳥肌がたったのに驚いた。

世界には愛が必要

愛が足りないと、満たされない気持ちから思考が心とは違う方へ進んでしまう。本心とは違う方へ進んでしまう。

そして、厄介なことに、愛は伝わりにくい。

行動で示しても相手に届かないことがある。言葉に乗せ、全身全霊で伝える努力が必要。

幼少期に受け取った愛が
人格形成につながる。
私はそう思う。

SNSの誹謗中傷問題が議論されているけど
全て愛が不足してるところからきてる。
その人が貰えなかった愛の分、
人に冷たくあたってしまうんだ。

SNSの向こう側にいる人の気持ちも考えることができないくらいに攻撃してしまう。対面ではない分、その人の愛が伝わらない分、きっと攻撃しやすいんだろうな。

人種差別も同様のことが言える。肌の色や生まれた場所、目の色なんて関係ないよ、そう教わってきたはずなのに、いつの間にか自分とは違う生き物と認識して攻撃する。コロナのときはアジア人、アメリカでは黒人が標的。愛が足りないと、心の余裕が無くなって力で優位に立とうとする。自分が相手より優れた人間だと示すために力をつかう。

そもそも優劣なんてないよ。1人の人間だから。社会背景も経験したこともすべてが違うから違う人間で当たり前。これが多様性なんだ。

すべてのコトに愛をもって接することができれば、幸せだな。愛があれば受け入れられる。受け入れるためには愛が必要。

でも、嬉しいことに愛には限りがない。つまり、無限に愛を捧ぐことが可能。つまり、世界をいくらでもピースフルにできるってこと。

愛を与え続けられる人で在りたい。
たとえ血の繋がりがなくても
家族になれる。愛がそこに在る限り。

そう教えてくれた映画だった。


最後に

コロナの自粛が医療者はまだまだ続いてて、家にいると気が滅入ることもある。マスクが手に入らなくて病院でも貰えなくてもう嫌だと思う日もある。

でも、生きてる。

今を生きてる。

この感覚はモザンビークで過ごしたあの夜から変わらない。私は今を生きると決めたあの夜から。ポジティブなことを言葉にする、愛の在る心で接する、そうやってそこに在るものを想い、行動することが優しさであり
自分を取り巻く環境を変えていくチカラとなる。


さぁ、今日会った幸せを数えながら眠りにつこう。限りない愛を育てながら。

おやすみ。





Ricky.



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