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妄想日記ー四万十川 川遊び編 第一章~夏の始まり
こんにちは、今回は幼少期に家の近くに流れていたある川との思い出を紹介しましょう。
四万十川の上流には、僕たちだけの秘密基地がある。山道を抜け、川沿いを歩いてたどり着くその場所は、大きな岩と倒れた古い木がちょうどいい日陰を作っていて、川のせせらぎが心地よく響く。幼い頃からの親友、太郎と僕は、毎年夏が来るたびにこの場所に集まっていた。
今年も待ちに待った夏休みが始まった。僕は朝からリュックにおにぎりと虫取り網を詰め、太郎の家に駆け込む。「早く行こうぜ!」と急かすと、太郎は麦わら帽子をかぶりながら「待てよ、網が引っかかってるんだ!」と笑って答える。こうして僕たちの夏の冒険が始まった。