『三十九糎』採譜公開しました&音楽的所感
お久しぶりです。
イントロ
7月頭頃、私は衝動的にいよわさんの三十九糎について呟きました。
あれからしばらく経ち、一通り最後まで形に出来たので、先日Flatに公開しました。
よければ聴いてみてください
今回は、この譜面を起こす際に感じた点やコードの話(と格好つけつつ、音楽理論は初心者なので曖昧なところが多々あります)をしたいと思います。
なお、ここで話す「Aメロ」「Bメロ」等のメロディーパートは、譜面中のA,B,C,…の記号とは関係ありません。これはリハーサルと呼ばれるものです。Bメロが存在するか怪しいですが、今回は
「先立つ幸せをお許しください 逃げ続けた〜〜ことなのでしょう」
の部分とします。
4分の4?4分の3?え?どっち?
耳コピをしようとするとき、まず初めに拍子から始めると思うのですが、明らかにこの曲、Cメロで拍子が変わっている感じがするんですよね。
「さーきだーつしあわせーを」(Aメロ)
(太字が拍を打つ箇所)
だったのが、
「やがてぜんぶ すなにかえって」(Cメロ)
となっているのですが、伴奏を聴いていると怪しかったので8分の12拍子という形を取りました。というのは建前で、本当は自信が無かったのでどちらでも通用する拍子を採用しました。それと後からの変更が大変だったから。[追記
「やがて」から該当部分までを全て四分音符の三連符で通す方法もありましたね。
そうしたらテンポは綺麗にBPM139になります。]Cメロ以降転調しているのは確かだと思われます。
ハイハットの音どうやって出してる?
次にドラムのハイハット(シャーンて鳴るやつ)について。
AメロBメロで比較的聞こえやすいですが、ドラムにリズムとして2小節ごとにハイハットが特殊な鳴り方をしており、これを再現するのに困りました。ドラマーの方だったら鳴らし方が分かるのかもしれません。
シャーーッと言った音色で、クレシェンドが付いたような、音が蓄積されて大きくなっている様な音です。
イメージ:
ドッドバン、ドッドバン、ドッドバン、ドッドシャーーッ
(字面だけ見ると阿呆みたいですが)
譜面では、ハイハットを高速連打して余韻を蓄積させ、それっぽくしていますが、この音色は私自身あまり納得していません。
コード進行について
転回形を駆使することでなるべく本家に近い進行にしました。
(いよわ曲なんだから本当にエグいコード進行かもしれないじゃん!)
AメロBメロのメインの進行は
C/D Em/G C Am7 | C/D Em/G Caug Dbaug
C/D Em/G C Am7 | C/D Em/G Dm7 Fb5 C
(C major key)
で、ディグリー表示すると
I / ii iii / V I vi7 | I / ii iii / V Iaug IIbaug
I / ii iii / V I vi7 | I / ii iii / V ii7 IVb5 I
ルート音だけ見ると2516?
一応そういう進行も無くはないみたいなのですが…ここは本当にほとんど間違っている可能性もあります。
というより、正直なところピアノがモニョモニョした音で聞き取りづらかった!(言い訳)
エモいメロディー
この記事を読んでいる方は原曲を聴いている方だと思うので、共感して頂けるかと思いますが、AメロBメロの
「聞いてください」「掬ってください」
などの半音上がるところ、個人的にかなり好きです。
C|C CCC C#
す|くっ てくだ さい
さらに、私が聴いているときには感じなかったのですが、サビの
「流れていく光に手を振って」
のところも半音上昇があります。
C D|EFF#G EFF#G E|D C
な が|れていく ひかりにて を|ふっ て
アウトロ
こんなところでしょうか。
さらに見つかったら追記するかもしれません。
久々にいよわ新曲で燃えていた意欲も、火加減が落ち着いてきてしまったのでこの時期まで伸びてしまいました。本当は7月中旬までに終わらせたかったのですが…
現在進行中の曲もいくつかあります。それらが完成し次第、またこういった記事を書くかもしれません。その時もよろしくお願いします。
では。
貴方の気持ちが1000年生きられます。