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まさか○○くんのことじゃないよね?

教務主任をしているリッケンです。
立場上、おやすみの先生のクラスに飛び込みで入ることがよくあります。

低学年のクラスに入ると、

先生!〇〇くんがトイレでスリッパをそろえてなかったよ!
先生!〇〇くんが、ぶつかったのに謝ってくれない!

なんて、しょっちゅう言いつけにくる子がいます。

人のことを言いつけに来る割に、自分のことができていないパターンがとても多いです。

いちいち間に受けて全部指導していたら、疲れますし、クラスの雰囲気も悪くなります。ましてや、飛び込みで入っている関係性の薄い先生に言われても伝わりにくいです。

そんな時はこんなふうにユーモアをもって声かけをするのもおすすめです。


帰りの用意をする場面での話

ある時、帰りの準備になっても一向に準備をせずに黒板付近で遊んでいる2人がいました。

三郎:先生、次郎くんが黒板にチョークで落書きしてたよ。

先生:(クールポコのように大袈裟に面白がって演技をしながら次郎くんに近寄る)な〜に〜!次郎くん!帰りの用意をしなきゃいけない時間なのに、黒板にチョークで落書きをしている子がいるなんてうわさが出てるけど、まさか、次郎くんのことじゃないよね?

次郎:ぼ、ぼくのことじゃないです。た、太郎くんだって、黒板消しで遊んでいました。

先生:(同じく大袈裟に面白がって演技をしながら太郎くんに近寄る)な〜に〜!太郎くん!帰りの用意をしなきゃいけない時間なのに、人のことを言いつけにきて、黒板消しで遊んでいる子がいるってうわさが出てるけど、まさか太郎くんのことじゃないよね?

太郎:ぼ、ぼくのことじゃないです・・よ。

先生:あれ?2人ともランドセルは?

太郎・次郎:今すぐ持ってきます!

みんな:(にこにこ)


こんな風に、こっちが面白がって対応すると、嫌な雰囲気になりませんし、案外伝わります。周りのみんなも面白がってにこにこしながら見守ってくれます。


ポイント

ポイントは、教師が面白がって本気で演技をすることです。先生は恥ずかしがらずに、大袈裟に楽しみながら演技してください。きっと楽しい雰囲気のまま、想いが伝わりますよ。

ぜひ、こんな風に子どもたちとのやりとりを楽しんでみてくださいね〜!

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