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徒然草 〜教育エッセイ〜

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日々、教育について感じたことや考えたこと、よりよく生きるためのヒントなどを徒然なるままに書いたエッセイです。
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#指導

もしかして、それ、かくれたカリキュラム教えちゃってるかも

もしかして、それ、かくれたカリキュラム教えちゃってるかも

ゴールデンウィーク明けの勤務。みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?4日間なのにしんどかった〜という方も多いのではないでしょうか?なんだか仕事モードに体がなれず、しんどい毎日でした。ようやくぐっすり寝れる〜と昨夜は早めにお布団に入りましたが、不吉な夢で5時半に目覚めました。

校内研修中、異変に気づいた校長先生と廊下に出ると火事が発生。避難しないと!と思った瞬間、「あ!MacBookが燃えちゃう

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心の声がだだ漏れの子に②

心の声がだだ漏れの子に②

行きつけの地元のバーではお客さんがいっぱいいると、いつもマスターからほって置かれます。あとでマスターから、「リッケン君はさ〜、ほかっといても、知らないお客さんとしゃべってくれるじゃない。だから助かるんだわ〜」と言われました。小さい頃から変わらず、今もおしゃべりなリッケンです。

前回の記事では、おしゃべりが止まらない子どもたちの衝動性について、わたしの小さかった頃の経験を交えて書いてみました。まだ

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心の声がだだ漏れの子に①

心の声がだだ漏れの子に①

教室でよくこんな場面に出合いませんか?日々教室で子どもたちと関わっていると、こんな場面に出合いませんか?

実は、小学生の時の自分もこんな子でした。今日は、小学生時代の自分のことも振り返りながら、「心の声がだだ漏れの子」について考えてみます。

幼い頃の私幼い頃は目にしたもの全てに対して「これ何?」と質問しまくるので、母からは、「これ男ちゃん(これおちゃん)」というあだ名で呼ばれていました。さらに

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心のバンドエイド

心のバンドエイド

先生方は、子どもたちがちょっとしたけがをしたときどんな風に声をかけられていますか。

学校生活の中で、日々子どもたちが「頭がいたい」「ケガした〜」などと話にきます。中には、1日何回も訴えに来る子もいます。

今日は、子どもたちの「ケガした〜」の対応方について考えていきます。

子どもたちがなぜ先生のところに訴えに来るのか全然わかっていない私は、こんな風に対応していました。

若いころの自分こんな風

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自立とは依存先を増やすこと

自立とは依存先を増やすこと

「自立した子どもたちを育てよう」という言葉が学校教育の中ではよく語られます。自治体の目指す子ども像の中にも登場することが多いのではないでしょうか。

では、「自立している」とはどんな状態だと思いますか?広辞苑によると、自立の意味は

とされていますが、本当にそうなのでしょうか?一方で、

という言葉があります。本来の意味でいえば『自立』と『依存』は対義語にあたります。依存するのに自立とはどういうこ

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職員室で子どもをほめるといいことがあるよ

職員室で子どもをほめるといいことがあるよ

これはクラスの気になる子に特に有効な手段です。

これを職員室で聞いた先生は、その子をこっそり呼びます。

こんな風に伝えられたら、ほめられた子はとってもうれしくなります。伝えてくれた先生のことも好意的に見ますし、担任の先生への信頼も厚くなります。三者にとってwin win win となります。

クラスで気になる子は、どうしても担任の先生から注意されることが多くなりがちです。場合によっては、注意

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