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徒然草 〜教育エッセイ〜

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日々、教育について感じたことや考えたこと、よりよく生きるためのヒントなどを徒然なるままに書いたエッセイです。
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#教師

もしかして、それ、かくれたカリキュラム教えちゃってるかも

もしかして、それ、かくれたカリキュラム教えちゃってるかも

ゴールデンウィーク明けの勤務。みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?4日間なのにしんどかった〜という方も多いのではないでしょうか?なんだか仕事モードに体がなれず、しんどい毎日でした。ようやくぐっすり寝れる〜と昨夜は早めにお布団に入りましたが、不吉な夢で5時半に目覚めました。

校内研修中、異変に気づいた校長先生と廊下に出ると火事が発生。避難しないと!と思った瞬間、「あ!MacBookが燃えちゃう

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子どもの前で担当の先生を労おう

子どもの前で担当の先生を労おう

3月も、もう中盤。たてわり活動、委員会活動などの終わりが近づいています。

小学校で教務主任として働くリッケンです。立場上、さまざまな先生方の相談に乗ることも多いので、先生方の悩みやがんばりについては痛いほどよくわかります。

1年間担当として子どもたちと共に走り続けてきた先生にはぜひ労いの言葉をかけていきたい時期です。

先生方も、それぞれの担当の仕事が終わった時には、その先生に直接、「お疲れ様

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あふれたコップ 着目するのは最後の一滴?それとも中身?

あふれたコップ 着目するのは最後の一滴?それとも中身?

3月に入りましたね。春、別れの季節。そして、私にとっては辛い辛い花粉の季節の到来。くしゃみが止まらず、目の周りは真っ赤っか。目と鼻を取り外して洗いたいくらいの、小学校教務主任のリッケンです。

子どもたちが行動を変えたり、行動を起こしたりした時のことは、よくあふれ出たコップに例えられます。

子どもたちが行動を起こしたとき、私たちは、きっかけとなった最後の言葉かけや出来事に注目しがちです。もちろん

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ラーメンとチャーハンを意識したら初対面の人に喜んでもらえた話

ラーメンとチャーハンを意識したら初対面の人に喜んでもらえた話

先週、サブスク複合機プリンターの営業の方がメンテナンスにいらっしゃった時のこと。何気ない会話の中で話した私の言葉を、その方がとても喜んでくださったのです。自分の話した言葉で初対面の人がこんなに喜んでくれるなんて、私はとても感激しました。

昔の私ならこんなふうに人を喜ばせる事なんて出来なかったはず。

何がきっかけなんだろう?と振り返ってみると、「そうだ、渡辺道治先生のラーメンとチャーハンの話を聞

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心の声がだだ漏れの子に②

心の声がだだ漏れの子に②

行きつけの地元のバーではお客さんがいっぱいいると、いつもマスターからほって置かれます。あとでマスターから、「リッケン君はさ〜、ほかっといても、知らないお客さんとしゃべってくれるじゃない。だから助かるんだわ〜」と言われました。小さい頃から変わらず、今もおしゃべりなリッケンです。

前回の記事では、おしゃべりが止まらない子どもたちの衝動性について、わたしの小さかった頃の経験を交えて書いてみました。まだ

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だってあの子ほめるところがないんだもん 〜 5つの承認レベルの話 〜

だってあの子ほめるところがないんだもん 〜 5つの承認レベルの話 〜

前回の記事の更新から2週間ほど空いてしまいました。

インフルエンザ・新型コロナの流行などの影響を受け、お休みの先生のクラスに入ったり、校内研修や学校公開の準備をしたりと文字通り目の回るような忙しさでした。ふ〜ようやく一息です。

今回は、「承認」の話です。

認めるのが大切、ほめるのが大切そんなことがよく話題に上がります。よし!やってみよう!とその気になってがんばってみたことがある人も多いのでは

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カウントダウンカレンダー?カウントアップカレンダー?

カウントダウンカレンダー?カウントアップカレンダー?

2024年1月4日、昨日で三が日も終わり、今日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか。私は明日からがんばります。

年末年始にご馳走をたらふく食べで心は満タン、お腹はパンパンのリッケンです。

3学期が始まると、多くのクラスではカウントダウンカレンダーをつくります。

ゴールを見つめることで残り少なくなった日々を意識し、1日1日をより大切に過ごしていこうという意図があると思います。

です

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心の声がだだ漏れの子に①

心の声がだだ漏れの子に①

教室でよくこんな場面に出合いませんか?日々教室で子どもたちと関わっていると、こんな場面に出合いませんか?

実は、小学生の時の自分もこんな子でした。今日は、小学生時代の自分のことも振り返りながら、「心の声がだだ漏れの子」について考えてみます。

幼い頃の私幼い頃は目にしたもの全てに対して「これ何?」と質問しまくるので、母からは、「これ男ちゃん(これおちゃん)」というあだ名で呼ばれていました。さらに

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