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徒然草 〜教育エッセイ〜

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日々、教育について感じたことや考えたこと、よりよく生きるためのヒントなどを徒然なるままに書いたエッセイです。
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2024年3月の記事一覧

一億総消費者感覚社会をどう生きるか?

一億総消費者感覚社会をどう生きるか?

修了式を終えほっと一息。今年も誰も倒れることなく走り切ることができました。その健闘をたたえ合い祝杯を🍺楽しいひと時を過ごしました。昨日は安定の二日酔い💦ようやく復活したリッケンです。

今日は、最近読んでドキリとした堀裕嗣先生の『みかんとブラック』の紹介です。堀先生は記事の中で、『一億層消費者感覚がすべての仕事を「ブラック」にしている』と指摘されています。

教員の仕事はブラックだとよく言われ

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子どもの前で担当の先生を労おう

子どもの前で担当の先生を労おう

3月も、もう中盤。たてわり活動、委員会活動などの終わりが近づいています。

小学校で教務主任として働くリッケンです。立場上、さまざまな先生方の相談に乗ることも多いので、先生方の悩みやがんばりについては痛いほどよくわかります。

1年間担当として子どもたちと共に走り続けてきた先生にはぜひ労いの言葉をかけていきたい時期です。

先生方も、それぞれの担当の仕事が終わった時には、その先生に直接、「お疲れ様

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あふれたコップ 着目するのは最後の一滴?それとも中身?

あふれたコップ 着目するのは最後の一滴?それとも中身?

3月に入りましたね。春、別れの季節。そして、私にとっては辛い辛い花粉の季節の到来。くしゃみが止まらず、目の周りは真っ赤っか。目と鼻を取り外して洗いたいくらいの、小学校教務主任のリッケンです。

子どもたちが行動を変えたり、行動を起こしたりした時のことは、よくあふれ出たコップに例えられます。

子どもたちが行動を起こしたとき、私たちは、きっかけとなった最後の言葉かけや出来事に注目しがちです。もちろん

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