どんなところに居たってちゃんと見つけるよ〜クリープハイプ『こんなところに居たのかやっと見つけたよ』を聴いて〜
はじめに
いつも書き出しにまず迷う。
約3年前に「夜にしがみついて、朝で溶かして」のリリース企画の記事を書いたときも迷いに迷った記憶がある。
思えばクリープハイプというバンドをしっかり認識したのは2014年頃で、2ndアルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』をレンタル屋で借りたのが最初だった。
特別な存在になったのは2018年。5thアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』もやっぱりレンタルだった。車の中で聴いていたうちの奥さんが食いついて、過去の音源をかき集め出したのだった。
日本のロックバンドなんてほぼほぼ興味の対象でなかった奥さんがこんなに夢中になって聴くなんてことは長い付き合いでも初めてで、私のバンドの昔話まで目を輝かせて聞いてくれるようになった(当時はそれほど興味なかったようだったのに)。私にとってというよりは奥さんにとって特別になったので「私たち」にとって特別なバンドになったのだった。
・・・と、話し出すと長くなるのは悪い癖だと自覚はしている。今回は3年振りの新作で、彼らの現体制15周年にリリースされた記念すべきアルバムとなっている。これまでの集大成でありこれからのクリープハイプの名刺となるだろう本作を勝手ながら解説していきたいと思う。
今回もまた長文の予感。みなさまご覚悟よろしいですか。いきますよ。
01.『ままごと』
アルバム一曲目はイントロなしのサビ歌い出し。「このままそのまま二人でいよう」と聴いた瞬間思い出したのは『2LDK』の始まりだった。
過去のアルバム一曲目を思い返してみると「さよなら」とか「おやすみ」とか、"出発前夜"を感じさせるようなこれからの期待と不安が同居する歌詞が多かったが、今作については「今」を大事にする「このままでいたい」という思いが伝わってくる。
サウンド面ではバンドの一体感がとにかく気持ち良い。裏メロをとる小川ギターが爽やかに色付けしている。
歌詞についての私の勝手な解釈だが、我が子を見守る母親の目線で描かれていて、成長してほしいような、可愛いからこのままでいてほしいようなワクワクしつつ微笑ましい空気が漂っている。ただ、「二人でいよう」と言っているのであれ?父親は?とかも思ったり。やっぱり違うかも。
02.『人と人と人と人』
アルバムリリース前のリードトラックとしては「ちょっとパンチが弱い?」というのが最初の印象だった。それが何度も聴いているうちに「よく出来た曲だなー」に変わり、ついに耳から離れなくなった、“噛むほどに味わい深い”一曲。
展開が細かく練られていて、たとえばイントロのカッティングギターからバンドインしてサビ歌い出しという構成、BメロなしのA→サビからサビ2(今日はどこへ行こうか…の部分)が来たかと思ったらカオナシさんボーカルのCメロを挟んでくるあたりとてもしっかりと構成を考えられているんだなと感心してしまった。たった3分10秒の中にギュウギュウ魅力を詰め込んでいるのだ。
FM802と大阪ステーションシティのコラボレーション企画として生まれた曲であり、歌詞の中でもたくさんの人が行き交う姿が時間ごとに場面を変えて描かれている。「雨も風も雪も晴れも」や「暑い寒いぬるい涼しい」は4つのワードで多様な景色や心情を表している。しかし最後のサビで「寂しい寂しい寂しい寂しい」と同じフレーズを繰り返しており、それぞれ違う生き方をしていても結局同じ『人』なのだと気付かされる。
03.『青梅』
四つ打ちのバスドラ、低音の効いたシンセベース、さわやかなピアノバッキング。ここまでだとどこぞのEDMかハウスミュージックかという感じだが、そこに独特のフレーズとサウンドメイキングの小川ギターが乗っかると一気にクリープハイプになるところがすごい。
楽曲全体のサウンドメイキングがクラブミュージックを意識しているかのようなこれまでにないミックスになっていて、バンドの新しい一面を楽しませてくれる。
マッチングアプリのCMに起用されただけあって(?)刹那的な恋愛模様が連想されるのだけど、青い梅干しが赤くなったのは関係性が成熟したからか、それとも夏の暑さに浮かされていつの間にか時が経っていただけなのか。
04.『生レバ』
「いただきます」の一言からドライブのかかったベースが入ってきて、ギターリフを一節だけ聴かせ、重いドラムのフィルインでバンド全体が襲いかかってくるイントロがまずたまらない。
サビ部分で歌詞が無いという斬新な構成はバンドとしても新境地ではないか。トリビュートアルバムでWurtsアレンジの『キケンナアソビ』を聞いたとき、洋楽的なアプローチで同じ曲でも新たな扉が開かれたと思ったのだけど、そのときの感覚を今度は本家が新曲でぶつけてきたようであった。
とかく歌詞が注目されがちなクリープハイプだがこの曲では全員主役級。アラフォーのおじさんたち(失礼すぎ)とは思えない熱量で、同世代の私の心臓が叩き起こされた気分。ああ、バンドやりたい!と衝動的に叫びたくなる。
青梅のキラキラした空気から一変してギラギラしたところに放り込まれるギャップもこの曲の良さを際立たせている。
05.『I』
叶わない恋にも色々あって、およそ想像のつく理想像との乖離だけでなく、当事者どうしだけでは埋められない溝もきっとある。そんなどうしようもない気持ちを歌ってくれているのがこの一曲だと思う。
空音とのコラボ曲である『どうせ、愛だ』の自己解釈曲に位置付けられるこの曲はラップで伝えたあの想いをバンドサウンドとメロディーの新たな展開により表現することを余儀なくされる。そういう期待を認識しながらこんなに自然に自分たちの曲に仕上げてしまうところにベテランの実力を感じる。
一人称を使わずに進行していく歌でありつつもタイトルは『I』であり、それは呼称を特定しないことにより性別などの人物像を特定しないように配慮されているからだと思う。
「神様お前ちょっと来い」「君じゃないのに君だった」「君の好きな人になりたい」などの歌詞は『どうせ、愛だ』の世界をよりシンプルな言葉でより深く表現している。「何から何まで違うのにこんなところだけ同じだ」とは歌詞だけじゃなく楽曲そのもののことかもしれない。
06.『インタビュー』
一言で言って名曲。今回のアルバム全体に通じて言えることだがメロディーがとにかく良い。"良いものを届けたい"というシンプルな思いがまっすぐ突き刺さってくる。アレンジも凝りすぎていないので耳にスッと馴染む。ファズっぽいゲイン強めの音作りで粘り強く弾くギターが90年代UKロックみたいで、オアシス世代の私の心をがっつり掴んでくる。
トップアスリートたちが挫折から立ち上がり輝かしい記録を打ち立てるまでの軌跡を本人が語る『NumberTV」の番組に書き下ろされた本楽曲は、泥臭くて恥ずかしい人には見せたくない部分を見せるという観点で非常にマッチしている。
バンド、ミュージシャンとしてもそれは近いものがあって、ライブやアルバムで観客に聴かせるところに至るまでの様々な葛藤、膨大なトライ&エラーの積み重ねについては見せず、輝かしい部分だけを切り取ってできた作品をリスナーに届けるものである。本当は知って欲しい、でも見せたら恥ずかしい。そんな部分を広く観客に届けるものがインタビューなのだ。
ライブでも、競技本番でも、一度きり。その時を迎えてしまえばもう引き返せない。気を衒わないシンプルな良曲はクリープハイプからリスナーへの真剣勝負の挑戦状だと私は受け取った。
07.『べつに有名人でもないのに』
アルバムの真ん中に位置する本楽曲は美しいピアノのフレーズで始まる8分の6拍子でミドルテンポのブルースで、時間経過による心情の変化を描いたバラードである。アルバムの前後半を分ける幕間のような一曲だ。
過去の恋愛遍歴を思い返すとヤバいものばかりの人は少なからずいるだろう。ろくでもない思い出に対して、臭いものに蓋をしてきたけれど、時間が経ってみるとそれも懐かしくて愛おしい気持ちになるもの。
かつてキラキラ輝いていたものはやがて恥ずかしい過去になり、ほとぼりが冷めれば懐かしくて愛おしくなる。最後に「ってことが嬉しい」と歌っているのは気持ちの変化そのものに対しての「嬉しい」なんだなと思う。
08.『星にでも願ってろ』
バンドにおける長谷川カオナシの存在。立ち位置。毎回驚かされるのだが、今回も例外ではなかった。彼らのことをよく知らない人々からは”クリープハイプといえば尾崎世界観”と思われることも多いだろうが、長谷川カオナシという存在はもはやクリープハイプそのものと言って良いほど強い光を放っている。
メロディーラインが圧倒的に尾崎作品と異なり、アレンジの随所に長谷川のカラーが散りばめられていて、恐らくプリプロの段階でかなり細かい要求をしているんだろうなと感じる。バッキングギターにリバーブが効いているだけでも普段のそれとは全然違う。
しかしすごいのはその細かな要求を叶えられるメンバーと、その上でクリープハイプとしての色を失わないところ。歌詞のストーリーや言葉選びも尾崎とは違うはずなのにしっかりと馴染むのである。これまでのいくつもの作品を経てこの境地に辿り着いたすごさというのは筆舌尽くし難い。
09.『dmrks』
令和の課題といえばSNSの取り扱い。昭和や平成と最も隔てる部分がそれなんじゃないかと思う。個人が個人のことを裏付けもなく発信できる世の中になり、果てはゾンビもうろつくバイオハザード状態だ。
実際、誰でも発信できるからこうやってライナーノーツを書いているのだけど。いいことも悪いことも本当も嘘も願いも呪いも何もかも出てきてしまうのがインターネットのすごいところでもあるからやめられない。
さておき、本楽曲はそんなSNSモンスターの跋扈する現世を歌っており、尾崎さんもエゴサーチのアンテナがすごくて太客からさえも恐れられているくらい(本当か)だから、きっと見たくもないものばかり見てしまっているのだろう。
そしてここでもキャッチーなメロディーが耳から離れない。歌詞の繰り返しフレーズが多いため余計にメロディーが聴こえてくるのだけど、曲の短さもあるが全く飽きさせず楽しむことができる。小川ギターも今回のアルバムを通して冴え渡っているが、フレーズが機械的のようで細部にこだわりが感じられる仕上がり。リズム隊も短い曲中に様々な要素を封じ込めていて、そんなメンバー個々の緻密さがダイナミックな一曲に化けたような、海鮮丼のような一曲である。
10.『喉仏』
小川ギター博物館みたいな一曲。彼のギタープレイのすごいところは色々バリエーションを持っているのにすべて親しみやすく聴ける上に実は理論に忠実なところ。フレーズと音色の選択肢は無限と言っても良いのではないか。本楽曲はブラスセクションが曲全体のゴージャスさを際立たせているが、それでもしっかり聴けてなお歌を邪魔しない、歌ものギターロックにおけるリードギターのお手本のよう。
歌としては、キャッチーなメロディとテンポよく進む言葉遊びのオンパレードで聴いていて楽しく思わず口ずさんでしまう。Cメロの活用と転調の使い方がバランス良くて一曲のまとまりを産んでいる。
本人も言っていた気がするが『イト』とのシンパシーをどうしても感じてしまう。ブラスと四つ打ち、印象的なギターリフなど共通点が多いがテンポ感や演奏力などアップデートされた感じ。あえて『イト』に寄せてきてるのも”意図”的か。なんてね。お粗末様です。
11.『本屋の』
読みかけの本が進まないまま、ついつい新しい本が欲しくなって本屋に行ってしまう気持ち。長い時間迷った挙句一冊を決められずに手ぶらで帰る気持ち。何度も読んだものばかりついまた手に取ってしまう気持ち。あんなに欲しかったのに買った途端どうでもよくなるあの気持ち。
365ページある一年という物語の中の、なんてことない1ページ。そんな情景がずっと心に引っかかって新たな一歩を踏み出せずにいる心情が描かれている。
もどかしい気持ちや焦燥感とか寂寥感とかがビートの速さに表されているかのようで、テンポは速いのに前に進んでいないような感覚を覚える。こういうメロディーだとゆったりとしたバラードが似合いそうだが、あえてそうせずリズム隊のテクニカルな要素を聴かせた上に前述の感覚を呼び起こさせるロジックによるものだとすれば恐れ入るところだ。
12.『センチメンタルママ』
同世代に刺さる言葉遊びが楽しい。とろけそうな日が挫けそうな日だったり、炎天下の中が氷点下の中だったり、相変わらずよく思いつくものだなと感心する。電話してくれるママはいないけど悪寒(オカン)だけは嫌ってほどある。クリープハイプから楽曲イメージ使用について鈴木アキノリさんに許可を申請して、本人が快諾したというエピソードも微笑ましい。
具合が悪くなるとき、当たり前に行っていた色んなことがひとつも出来なくなって、当たり前のありがたみに気づいたりする。色んな欲望が普段からあるけど、とにかく健康が欲しくなる。平熱が恋しくなるのはよくわかる。
かわいくて、楽しい楽曲でありながらここでもまたメロディーが良い。これぞというバンドアレンジもまた一周回って”待ってました!”という感じ。そしてこれもアルバム全体にも言えることなのだが一曲が3分程度の仕上がりになっていて、非常に聴きやすい。
「あぁクソ」のところはみんなで選手権みたいにやりあって、いつものように爆笑しながら録ったのかなとか勝手に想像してみたり。
13.『もうおしまいだよさようなら』
トム・ブラウンのラジオ番組のエンディングテーマのために書き下ろされた本楽曲は尾崎の得意技である音頭調の優しくて可愛くてちょっと切ない歌。『大丈夫』を彷彿とさせるバンドと音頭のマッチングはクリープハイプならではという感じであり、聴いていて安心する。
トム・ブラウンのふたりのクリープハイプ愛も見ていて微笑ましいもので、テレビ出演時に私服で出る時のクリープハイプグッズ着用率の高さは異常なほど。
前作でダイアンのために書き下ろされた『二人の間』が収録されたが、今作もトム・ブラウンのために書き下ろすあたり相当芸人さんが好きなんだなと思う。2024年M-1グランプリ決勝でトム・ブラウンがあのカオスなネタで会場の雰囲気を一気に和やかにさせたとき、思わず尾崎君ちゃんと見られたかな?とよぎってしまった。
誰かを思って作られた歌がみんな優しくて、それを良い作品にするためバンドメンバーが真剣に向き合ったのを想像すると胸がじんわり暖かくなる。
14.『あと5秒』
最初に聴いたとき、メロディーは良いけれど”つかみどころのない曲”だなと感じたのが率直な感想だった。しかしこのアルバムの14曲目に聴くと印象が全然違う。満を持して主役が登場したような気持ちにさせられるから不思議だ。
歪み強めのギターで構成され、どっしりとしたベースとドラムは威風堂々といったところで、しつこいようだけど美メロ全開で淡い片想いの情景を歌っている。これだからアラフォーのバンドのくせに10〜20代のファンが増えるのだ。
ギターソロをしっかり聴かせた後、大サビに入る前のドラムフィルがとても心地よくて、欲しかったものがやっと手に入った時の感情に近いと思った。それはまさに広告が終わった後に本編の動画が再生されたときさながらだった。バンド全体が歌に寄り添っているのを顕著に感じられる一節である。
片想いの熱量で鼓動が速くなったりすると時間感覚がバグってくるし、ライブでは緊張で鼓動が速くなるとリズムが走ってしまいそうになるけど、恋している時間やステージ上の時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
待ちきれないあと5秒、あっという間のもう5秒、気付かぬうちのたった5秒、どんな気持ちでも5秒。同じ「5秒」でもそれぞれ違うのだ。
15.『天の声』
ひとつのバンドがメンバーチェンジをせずに15年続けて活動するってことがどれだけ難しくて、大変なことなのかはバンド活動をしていた私でも想像も及ばないくらいなのだけど、15年やり続けてきたから見える景色、聴こえる音、届けられる歌があるということはこの曲を聴いたらしっかり伝わってきた。
お茶の間と徒歩3秒の距離にある部屋とでは空気が全く違って、バラエティ番組の賑やかな音だとかそれを見て笑う家族の声だとか、決して敵ではないのに仲間でもないような感覚に陥る。誰もが一人で、自分を見つめて過ごしてきた時間を誰かと分かち合いたくて、でも曝け出すのは恥ずかしくて、自分を曲げるのはいやで、みんなに笑われるのもいやで、でも笑って欲しくて、笑いたくて、こんなまとまらない気持ちと、15年歩んできたバンドの出す音が重なってひとつの大きな塊になって押し寄せてくる。
「閉店セール」と窓に貼った紙が日焼けして色褪せるほどずっとやっている店は結局”売れるまでやめる気はない”のだ。それなりに売れてくると有る事無い事勝手に名前が使われるようになり、ましてこのご時世だから味方だと思ってた人まで無意識に攻撃してきたりすることだってある。これまでもたくさん壁を超えてきたから、そんなことで壊れないってわかってる。でも簡単なことで壊れちゃうこともわかってる。だからこそちゃんと守って、ちゃんと反撃する。クリープハイプはそういうバンドであって欲しいと思っているリスナーはきっと私だけではないと思う。
「クリープハイプ」を見つけたリスナーは、クリープハイプに見つけてもらったから、まだ見ぬリスナーにクリープハイプを見つけてもらう。彼らの名前が全国のお茶の間で飛び交うまであとちょっとだと思っているのも、きっと私だけではないはずだ。そして言う。
「こんなところに居たのか、やっと見つけたよ」
おわりに
正直もう書くことがない。いや言いすぎた。というのも『天の声』があまりにも集大成すぎて、書きたい言葉が「一曲」から「アルバム」「バンド」「人」まで広がってしまうので、言い尽くしてしまっているなと思ったからで。かつて『バンド』を聴いた時に思ったこの集大成、人生の概要図のような感覚、もう味わえないだろうと勝手に思っていました。本当にすみませんでした。
各曲解説でも都度書いてきたけれど、今回のアルバムは全体的にメロディーがこれまで以上にとても良くてどの曲をとってもシングルカットできそうな出来栄えに驚かされた。バンドの演奏力、アレンジ力が底上げされていたのもさることながらより強く感じたのは「一体感」や「まとまり」だった。
15周年にリリースされた15曲がこの15年間の答え合わせのようで、聴きながら”うんうん”とうなずいたりしてたけど、いったいどういう立場なんだ、私は。
さて、クリープハイプが今のメンバーと歩んできた15年、私と奥さんからしてみれば長女が産まれた年から今までにあたるのだけど、子どもが三人に増えたり、マイホームを建てたりと、うちとしても色々あったなと思うし、その各シーンにおいて我が家では至る所でクリープハイプが共にあった(もっとも、私たちにとって特別なバンドとなったのは2018年頃のことなのだけど)。
クリープハイプと出会ったおかげでフェスの楽しさを知ることができたし、奥さんには太客仲間ができたりして、我が家の茶の間には当たり前の存在となっている。もちろんうちだけじゃなく、お茶の間で響くクリープハイプの音は今後さらに全国的に増えていくことと信じているし、今回のアルバムがそのきっかけとなることを祈っている。
これから全国各地で聴こえるクリープハイプの音、どんなところに居たってちゃんと見つけるよ。
結びに、またしても長文になってしまったけど
最後まで読んでくれてありがとう。
2024.12.31 とあるお茶の間より