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【ベストアルバム】 2023年7月度
はじめに
昔話ばかり書いているのも何なので、毎月入手したアルバムの中からベストアルバムを紹介していきます。サブスクリプション&ストリーミングだと「毎月入手した」のはどういうことかという気もしますが、取りあえず「毎月ダウンロードした」を「毎月入手した」としています。
今月入手したアルバム
まずは、今月入手したアルバムとEPのリストからです。今月はEP3枚とアルバム5枚とやや少なめでした。目玉は8年ぶりのBlurの新作"The Ballad of Darren"。個人的には、Mull Historical Societyは先行公開されていた曲が結構良かったので期待していたのですが、後半が地味目で、もうひと押し欲しかったところ。
Blackbox Life Recorder 21f/In A Room7 F760 EP(Aphex Twin)
The High Life EP(Bloc Party)
In My Mind There's A Room(Mull Historical Society)
Alchemy(Disclosure)
The Ballad of Darren(Blur)
1STST(TESTSET)
Inside The Old Year Dying(PJ Harvey)
Heavenly Heavenly(polly)
今月のScrobble
過去30日間にMacとiPhoneで聴いた音楽をLast.fmにscrobbleした回数のチャートも載せておきます。
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今月はBlurの"The Ballad of Darren"が1位、Disclosureの"Alchemy"が2位でした。先月7位だったCorneliusの"夢中夢"は今月も回数を伸ばして4位にランクイン。1年の回数だと結構な上位に行きそうな感じです。
今月のベストアルバム
突然公開された"The Narcissist"での肩の力の抜け具合が良い感じだったので期待はしていましたが、その期待に応えてくれたBlurの8年ぶりの新作"The Ballad of Darren"が今月のベスト。イギリスの音楽が好きとか言いながら、社会人になった1993年から数年間は人生で一番音楽を聴いていなかったので、実はブリットポップはリアルタイムで体験していません。Blurをリアルタイムで聴き始めたブリットポップの熱狂も一段落した"13"からなので、彼らへの想い出補正抜きの評価です。
リードトラックの"Tha Ballad"を聴いたときは、その落ち着き具合にさすがに違和感を感じたものの、Graham CoxonのノイジーなギターとDamon Albarnの吐き捨てるようなボーカルが往年のBlurを感じさせる"St. Charles Square"で「おっ」と思わせ、アッケラカンとしたポップナンバー"Barbaric"あたりからは最初の違和感もなくなり、それ以降は安心して楽しめる流れ。
全体で30分少しとコンパクトですが、さすがに"Song2"のような爆発的なポップ感を持った曲だある訳ではないので、今の彼らの曲調を考えるとこれくらいのボリュームが良いのかも。「現役感」と「現在感」はGorillazの新作に任せて、全体的に「夏の終わり」を感じさせるような物憂げな、それでいて斜に構えつつ、瑞々しさもを併せ持つという充実の内容。
おわりに
BlurはSummer Sonicでも来日します。見に行けない方はWowowのオンデマンド配信があることを祈りつつ、8月を過ごしましょう。