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【音楽遍歴】高校1年生のときの出来事①
はじめに
前回、高校1年生のときに購入したアルバムについての記事を書きましたが、今回から何回かに分けて、これらのアルバムに関連する出来事を書いてみます。今回は高校での部活についてです。
放送部
小学校、中学校は運動部に入っていたのですが、高校では放送部に入りました。当時1時限目が始まる前の15分間、昼休みの50分間くらい校内放送で音楽が流れていたので、これを使って非メインストリームの音楽にスポットライトを当てて布教するというのが表向きの動機、そして、同じような音楽的趣味の友達、あわよくば彼女を作ってやろうというものが裏向きの動機(野望)でした。
そんな動機を秘めつつ、1年生の9月から毎週「朝の音楽」と「昼の音楽」を担当することになったのですが、どんな音楽を流していたのかを書いていきます。
朝の音楽
朝の音楽は大体、明るくて軽めの曲をかけることが慣習になっていて、他の人はカシオペアやThe Square等のフュージョン系やRichard Clayderman等のイージーリスニング系だったのですが、僕は何を思ったのか「インストゥルメンタルなら良いだろう」という独自の解釈の元、The Art of Noiseをかけたりしてました。
最初は遠慮気味に"Moments in Love"をかけていたのですが、段々かける曲がなくなってきたら"Beat Box"とか、しばらく後になってMr.マリックのテーマソングとして有名になった(?)"Legs"もかけたりしました。
昼の音楽
昼の音楽は毎日ジャンルが違っていて、僕の担当は「ロック&ポップス」でした。一番最初の回はDepeche Mode特集で、1曲目は"People Are People"。あの鉄パイプを叩くようなイントロが1曲目に相応しいだろうということで、随分前から決めていたものでした。
そして、これが何と反響があって、2年生と3年生の女子が「今日のお昼の1曲目の題名を教えて欲しい」と部室にやってきて、「おお、早くも野望達成か」と思ったのですが、残念ながら世の中はそんなに甘くありませんでした、はい。
昼の放送で何曲か「仕掛けた曲」があるので、覚えている範囲で書いてみます。
Shout (Tears For Fears)
ワールドワイドで大ヒットした2ndアルバム"Songs from The Big Chair"のリードトラック。当時、この曲は輸入盤の12インチシングルを入手して聴いた瞬間に「これは大ヒットするに違いない」と思った曲です。当時、輸入盤は日本盤よりも1ヶ月くらい早くリリースされることが多かったので、イギリスでリリースされた直後、結構先取りした感じで紹介することができました。
The Riddle (Nik Kershaw)
毎月プッシュする曲を決めて、1曲目はその曲をかけるというルールを自分で作っていたのですが、何回目かに取り上げたのがこの曲。Nik Kershawはイギリスではシングルもアルバムもすこそこヒットしていましたが、日本ではそれ程知名度があった訳ではなかったので、これも輸入盤を購入して紹介がてらにかけました。
Sexcrime (Eurythmics)
これは完全に悪乗り。出だしの"Sex sex sex….Crime Crime"のところのインパクトを共有したいがために流した曲。インパクトは大きかったようで、部内の女子からの視線がちょっと冷たくなった気が。ちょっと攻めすぎ。過ぎたるは及ばざるがごとし。
おわりに
今回は高校で放送部に入ったときのことについて書きました。
非メインストリームの、あまり知られていない、しかもジャンルが偏っている音楽を校内放送で流すという、誰得なことをよくやっていたなあと反省するばかりです。若気の至りということで、当時同じ学校だったみなさん、ごめんなさい。
ただ、上で書いたTears for FearsやNik Kershaw以外でも、「曲名を教えて欲しい」という問い合わせが結構あったので、一定数の人は聴いてくれていたようです。ただ、やっぱり、裏の動機=野望は達成することはできませんでした。無念。