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【ベストアルバム】 2024年9月度


はじめに

昔話ばかり書いているのも何なので、毎月入手したアルバムの中からベストアルバムを紹介していきます。サブスクリプション&ストリーミングだと「毎月入手した」のはどういうことかという気もしますが、取りあえず「毎月ダウンロードした」を「毎月入手した」としています。

今月入手したアルバム

まず、今月入手したアルバムとEPのリストからです。サマーバケーションシーズが終わったのか、今月は先月までより多めの12枚。四半世紀ぶりとなったThe Theを初めとして、Mercury RevBright EyesEelsという2000年前後に活躍したメリカのバンドの新作がたくさんリリースされ、しかも内容的にも予想外に良い感じで、なかなか楽しめた1ヶ月でした。

  1. EELS TIME!(Eels)

  2. City Lights(The Waeve, Gtaham Coxon & Rose Elinor Dougall)

  3. Five Dice All Threes(Bright Eyes)

  4. Live Drug Again(The War on Drugs)

  5. In Camera(Clark)

  6. The Alexander Technique(Rex Orange Country)

  7. Extended Vol.1 - EP(スカート)

  8. Cascade(Floating Points)

  9. Ouch(Honne)

  10. Iris(Bump of Chicken)

  11. Born Horses(Mercury Rev)

  12. Ensoulment(The The)

今月のScrobble

過去30日間にMacとiPhoneで聴いた音楽をLast.fmにscrobbleした回数のチャートも載せておきます。

2024年9月に聴いた回数の多いアルバムトップ10

今月は 先月ベストアルバムに選んだJónsiが1位、およそ四半世紀ぶりのアルバムリリースとなったThe Theが2位でした。Eelsは月末ギリギリのリリースでしたが、集中的に聴き込んだので5位と短い期間ながらも大健闘です。それ以降は、Mercury Revの順位が下過ぎる気はしますが、順当な順位のような気がします。

今月のベストアルバム

そんな中、今月のベストは四半世紀ぶり(これを言うの何回目だ?)のアルバムとなったThe Theの"Ensoulment"をセレクト。前作"Nakedself"がリリースされたのが2000年で、そのアルバムリリースに合わせて2回目の来日公演が発表されたものの、チケット売れ行き不振(という噂)のためにあえなくキャンセル。その後は、たまーにサウンドトラックやシングル単発リリースをするくらいで、「趣味でやっとるんかい」と言いたくなるほど目立った活動がなかっただけに、新作とワールドツアーが発表されたときは文字通り「ひっくり返りそうに」なりました。

寡作のせいなのか、20年前と比べてもMatt Johnsonのボーカルの艶っぽさは衰えておらず、四半世紀ぶり(笑)とは思えないクオリティ。アルバムを通して筋の通ったこの内容を、一本調子と捉えるか、The Theらしいと捉えるかは人によるところではありますが、以前の「地獄の底からの呻き声」のような圧倒感は薄まったものの、いわゆる「ロック」とは少々違ったフォーマットのバックトラックに乗せられたMatt Johnsonの声は説得力に満ちあふれていて、相変わらずの迫力。

これだけ間が空いてしまうと前作との比較などは全く意味をなさない訳ですが、サウンド的にはストイックながらもリッチになり、開放感と緊迫感を同時に感じさせてくれる楽曲は唯一無二で、きっと次はない気がするので彼からの最後のプレゼントです。キャンセルになった単独公演の招聘元はスマッシュだったと思いますが、僕の年齢を考えると来年のサマソニに呼んでくれると非常に嬉しいです。

おわりに

例年だと、これから11月にかけてリリースが続く訳で、今月は既にColdplayThe SmileCaribouのアルバムがリリースされていて、既に聴き込んでいます。

あとは何と言っても11月にリリースされるThe Cureの16年ぶりとなる新作や、こちらも久々になるPrimal Scream、前作が素晴らしかったFather John MistySt. Vincentなどもリストに載っていますので、こちらも楽しみです。

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