【音楽遍歴】1994年に行ったライブ
はじめに
すっかりCDを買わなくなった1994年ですが、ライブは2本見に行ってました。今回はそのライブについて、ザックリした感想とその周辺の「出来事」を中心に書いていきます。
ちなみに2本のうちの1本については「初めてのライブ(邦楽編)」として書いているので、以下の記事をどうぞ(ライブに関する内容はほとんど書いていない気がしますが。。。)
L⇔R
3月16日に初めて彼らのライブを見てから、半年という短いインターバルで見に行った2回目のライブ。ただ、3月は前のアルバム"Land of Riches"のツアーで、今回は1994年のベストアルバムにも挙げた"Lack of Reason"のツアー。特に、今回はシングル"Hello, It's Me"がロングヒットを記録した後ということもあって、何か大きな変化があるような気がして、とても楽しみでした。
ライブ情報
アーティスト : L⇔R (Lack of Reason Tour)
開催日 : 1994年11月1日
開催場所 : サンケイホール
出来事もろもろ
振り返ってみると、L⇔Rのツアーで一番良かったのはこのツアーの翌年に行われた追加公演"Lack of Reason -Return-"ツアーだと思いますが、このツアーも「ブレイク前夜」を感じられたという点で、非常に良いツアーでした。
ステージの前面には天井から白い幕が吊り下げられていて、日常から区切られた「向こう側」を想像すると自然とワクワク感が高鳴ってきます。開演のブザーが鳴り、客席の照明が落とされると、ステージに立ったメンバーの後ろから照明が照らされ、そのシルエットが大きく映し出され、アコースティックギターのカッティングが印象的な"Society's Love"でライブはスタート。
そして、途中で幕が落とされ、メンバーが登場・・・するはずでしたが、幕が何かに引っかかって巧く外れないというハプニング。1曲目が終わったときの、「大阪でのライブだから何かボケないと思って」と照れくさそうに話す黒沢健一も「らしくて」良い感じ。
セットリストは前回のライブでも演奏された代表曲と新曲。中盤ではPhil Collinsのカバーで有名なThe Supremesの"You Can't Hurry Love"とPaul Youngのカバーで有名なHall & Oatesの"Everytime You Go Away"も演奏し、マニアックさとポップさのバランスを絶妙に取りつつ、自信とエネルギーに満ち溢れ、しかもそこにいる全員が笑顔になるようなライブでした。当時のメモに、「音のバランスがちょっと悪かった」とありましたが、それを差し引いても半年前のライブから大きな成長を目の当たりにできた充実の内容でした。
そして、前回は会社の同僚としてライブに行った女の子は、この日は彼女として一緒に行きました。前回はライブ中に突然手を握られてドギマギしましたり、門限に間に合わせるために少し早めに帰ったりしましたが、今回は堂々と手を繋いだり(ライブ中にそんなことするなよという気もする)、ライブも最後まで見たりと、二人の関係も成長した充実の内容(?)でした。
セットリスト
Society's Love
What 'P' Sez?
It's Only A Love Song
Bye Bye Popsicle 〜 一度だけのNO.1
Catch The Tube 〜 地下鉄で行こうよ
Package… I Missed My Natural
7 Voices
君に虹が降りた 〜 Raindrop Traces
(I Wanna) Be with You
Remember
You Can't Hurry Love(The Supremes cover)
Every Time You Go away(Hall & Oates cover)
君と僕と夏のブルージーン 〜 Now That Summer Is Here
Lazy Girl
恋のタンブリングダウン 〜 Tumblin' Down
Hello, It's Me
Encore1
Paranoiac Star
Crusin' 50-90's
I Love to Jam
Encore2
Land of Riches
Motion Picture
おわりに
今回は、L⇔Rのライブについて書きました。L⇔Rのライブは4年間で6回見に行っていて、Beck、Radiohead、Travisの4回を超えて単独トップです。
彼らはこの後、月9の主題歌になり、ミリオンヒットを記録した"Knockin' on Your Door"をリリースして、一気に知名度を拡げて行く訳ですが、それが色々な面に影響を与え始めて、結局1997年に活動停止することになります。メンバーそれぞれは音楽活動をやっていて、メンバーがユニットを組んでいたりもしたので、いつか活動再開すると思っていただけに、黒沢健一の死去は本当に残念です。
さらに、上に書いた彼女と別れたのも彼らの活動停止の時期と被っていることもあって、L⇔Rの音楽を聴くと何とも言えない甘酸っぱい気分になったりもします。当時はキツかったけど、今となっては良い思い出…かな?