無理ゲー社会って?
無理ゲーって言葉は聞いたことがありますか?私はゲームなどが難しすぎてクリアすることができないものだと思っていました。
今回は無理ゲー社会という本があったので、おもしろそうと思って読んでみましたので簡単な感想をシェアさせていただきます。
簡単な要約としては
・頑張っていても努力不足と責められる
・モテなくなる
・政府からも助けられない
となっています。
昔では有名な大学に入って大企業に就職すれば安泰というイメージがありましたが、最近ではよくも悪くも能力主義という流れになっていますよね。そのため、能力が高い人にとっては生活しやすいのかもしれませんが、能力が低いと思われている人にとっては理不尽な扱いをされる可能性があります。
そもそも人には個性があるように能力についても個人差があるのですが、能力が高い人にとっては能力の低いとされる人に対して、努力をしていないからできないんだと責められやすくなってしまいます。
努力することも個人差がありますし、努力できるかできないかも個人差があるのですが、そのようなことは無視されてダメな人間だと烙印を押されてしまう可能性もあります。
次のモテないについては、格差が広がるにつれて今までは親に言われて何となく結婚していた人などが結婚しないという選択をすることが増える傾向があります。特に女性がキャリアを目指したり、自分の仕事ややりたいことを犠牲にしてまで結婚しなくなることが予想されて、男性からすると女性にモテなくなってしまうのです。
最後の政府からも助けられないについてはよくも悪くも最近の多様性が原因と思っています。つい最近、政府が新型コロナの対策や生活に困っている人への支援として大型な財政支援を検討しているというニュースを見ました。これらの財政でも救えるのは一部の人で、すべての人をサポートできるのではありません。
ここまで聞くと、これからの社会に希望が持てないような気がしてしまいますが私としては能力主義である社会にあえて無関心であると気楽に過ごせるのではないかと思います。能力主義社会ではどうしても格差が広がるので、それを受け入れた上で気にしないという選択をしてみてはどうでしょうか?
無理ゲー社会と聞くと絶望ばかりするように思えてしまいますが、周りをあまり気にしすぎることなく、気楽に生活してみようと思えるとても参考になる本だと思います。