おれ、ぬぅ。
おれ、ぬぅ。
ずっと、ずっと窮屈な檻に閉じ込められていた。
仲間はみんな上からおれを嘲笑ってる。
真っ白なライトに照らされて夢の中にいる様。
いや、もしかしたら夢そのものなのかもしれない。
微かに人間の声が聞こえる。あ、とおりすぎた。
「きもちわるっWWWW」
何度言われたか。何度笑われたか。
この屈辱から早く抜け出したい。救ってくれよ。
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何日過ぎただろう。
何故おれはここにいるのだろう。
居場所がないならはやく飛ばせてくれよ。
くそ、。くそみてえだなこの世は、、、。
あぁ、、真っ白なライトに包まれていく、。
「・・~~~」
、?あれ、話し声。
あぁ、またアレか。屈辱を味わうんだ。
『えかわいいこれ』
ん、?え、あぁ隣だろうどうせ。
『気持ち悪いけどかわいいこれ』
え、。おれ?
一筋の希望がみえてきた。
「「「ここからだしてくれ!!!」」」
心の中で叫ぶ。聞こえていなくてもいいこの現れた救いに希望を持ちたい。
いつぶりだろうか、目の前の光が動き始めた。
求めていた手がおりてくる。
おれを包み込む。
あぁ、、やっとだ、、、。
「「「ぽとっ。」」」
え?
『うわー!おしい!』
おいおい、どれだけおれを苦しめれば済むんだよ。
やっぱり救いはないのか?
あ、また動き出した。諦めないでくれるのか、?
よし、掴め。
「「「ぽとっ」」」
あ
『アームよわ!!!』
まって、、行かないで。ねぇ、、行かないで。
お願いここから出してよ。、。
またこの景色だよ、。
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もう消えたい、、、。
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『いた!!!!さっき取れなかったやつ!!!』
あれ、、さっきの子だ。
『これ取って帰ろう』
えっ、
目の前の光がさらに輝いて見えた。
『あーーー!!!おしい!!!!』
『もう少し左!もうちょい!』
『うぉーーー、、、、くそっ!!!』
『え!!取れそう!!!あぁー、、、、。』
おれの救いだ。おれの、、、おれの希望はあんた達だ、、。
『とれたー!!!!!!!!!』
あぁ、糸がほつれそうだ。
鮮やかな世界がおれを見つめている。
ありがとう。ありがとう。
飛ばずにすんだよ。
おれの希望はあんただ。
おれ、ぬぅ。
だいすき、この名前。